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【解説】
トカラ列島の悪石島以南の南西諸島と中国南部、台湾に分布する植物。
つる植物で、つるはやや細く、長さは2〜5mになる。
7〜8月に黄色い花が密に咲く。
山地の林縁の日当たりのよいところに生える。
ソメモノカズラという名前は葉から藍色の染料が取れることに由来する。
これと関連して、葉を乾燥させると青黒く変色することが特徴である。
写真の中央に示すような形(=披針形)をした長さ5cm内外の「袋果」を作る。
その幅は1cm程度で、中には長い毛を持った種子がはいっている。
袋果の柄を切ると白い乳液が出る。これは仲間のキジョランでも同様だ。
葉は長卵状披針形と呼ぶ形で、先は鋭く、基部はやや広くなっている。
写真は沖縄本島の国頭村の石灰岩の多い地域で撮影した。
同じガガイモ科で肉厚の葉を持ったサクラランと一緒に生えていた。
沖縄ではこの植物がアサギマダラという蝶の食草になり得るという情報がある。
国頭村のこの植物でその幼虫を見出せるかどうかは興味深い課題だ。
サクラランもアサギマダラの食草になるので併せて調査する価値がある。
実際、国頭村では04年9月19日に私が長野県で放蝶した個体が再捕獲された。
29日で1414kmの旅をしたのだ(→アサギマダラの特別コーナー31参照)。
旅の途中で産卵をする可能性もあるので機会を得て詳しく再調査したい。
【パラレル法で立体視ができるのでやってみよう】
---SRSは地球の能力開発---
-----内なる自然を育てよう-----
撮影・解説:栗田昌裕 (050123撮影050205記)
画像の無断複製・無断使用を禁じます。
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