312■ガクアジサイは周囲に顎片の変化した装飾花を持つ日本原産の樹木
     /ユキノシタ科ハイドランジア属/小さい旅71/パラレル法

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【解説】
ガクアジサイはユキノシタ科ハイドランジア属の植物(学名Hydrangea macrophylla)。
 所属する科をアジサイ科とする分類もある。ハイドランジア属=アジサイ属。
  日本原産の落葉低木で、6−7月が花期。日本の梅雨を彩る代表的な花の一つだ。
 
中心部には雄しべと雌しべをもった中心花がある。これを両性花と呼ぶ。
 周辺には、顎が発達して花びらのように見える装飾花がある。 
  装飾花の本来の花弁は、中心部にあり、小さい。

花の色は青紫〜赤紫である。土壌のpHで色が変わるので、七変化とも呼ぶ。
 セイヨウアジサイはガクアジサイを西洋の園芸家が変化させたものだ。
  セイヨウアジサイはすべてが装飾花になっている。

ドイツ人の医師シーボルトはオランダから派遣されて幕末に日本に来たが、
 日本の植物を詳しく調べた。中でもアジサイの仲間には大きな興味を持ち、
  愛人の名前「お滝」にちなんで、一品種をオタクサと名付けた。  

  [パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]

メッセージ「アジサイは日本の植物が西洋世界に知られて
          品種改良される先駆けとなった記念すべき植物だ」
    
     ---小さな旅は発見の旅、心の旅---
    ---SRSは美しい地球の能力開発---
    -----内なる自然を育てよう-----

    撮影・解説:栗田昌裕 (050629撮影050713記)
    3D植物園の画像の無断複製・無断使用を禁じます。


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