324■コイケマはイケマよりやや小さいつる植物
      /ガガイモ科カモメヅル属/小さい旅88/パラレル法



【解説】
コイケマはガガイモ科カモメヅル属のつる性多年草(学名 Cynanchum wilfordii )。
 分布は関東以西から九州。太い根茎を持つ。茎を切ると白い乳液が出る。
  7−8月に花が咲く。花のつき方は散形花序をなす。

イケマとの違いは、花序の柄がイケマでは葉柄より長いが、本種は短いか同長。
 花冠が5裂するが、イケマではそり返るのに、本種はそり返らない。

写真の株は7月20日に、上毛高原での水田脇で撮影した。
 蕾があるのでイケマとの区別がしやすい。葉の雰囲気も異なっている。
  チズモンアオシャクという蛾はコイケマやガガイモを食すという。
  
     [パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]

メッセージ「イケマを見慣れると、
       コイケマがそれと違う種であることはよく分かる。
        同様に、一般論として、
         一つ何かがよく分かると、
          類似したものとの違いがよく分かるものだ」。
    
     ---小さな旅は発見の旅、心の旅---
    ---SRSは美しい地球の能力開発---
     -----内なる自然を育てよう-----

    撮影・解説:栗田昌裕 (050720撮影050722記)
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