331■ヒョウタンは古代から世界中で栽培されたユウガオと同種の植物
    /ウリ科ヒョウタン属/小さい旅101/パラレル法

一つ前の画像に戻る
次の画像に進む
番号順リストへ
アイウエオ順リストへ
HP表紙に戻る


【解説】
ヒョウタン(瓢箪) はウリ科ヒョウタン(=ラゲナリア)属のつる性1年草。
 別名はヒサゴ(学名Lagenaria siceraria)。
  原産地は西アフリカ。

7−8月に白い花を咲かせる。雄花と雌花があるが、雌雄同株である。
 9−10月に果実が成熟する。形は典型的なものもあるが、変化に富む。
  果実は、中身を抜いた後、外部を容器や装飾品として使う。

世界最古の栽培植物の一つで、世界に広く栽培の痕跡がある。
 たとえば、1万3000年前にはペルーで栽培されたという。
  日本でも縄文時代早期には伝わっていたという(1万年前頃の遺跡にあり)。

ヒョウタンとユウガオは植物としては同種で、境界がなく明確には区別できない。
 ただし、一般にはヒョウタンは実が細長く、ユウガオは実が球形のものを指す。
  一般には、ヒョウタンは苦いが、ユウガオは苦みがなく干瓢の原料にする。

源氏物語の夕顔もヒョウタンのこと(ヒョウタン属=ユウガオ属=ラゲナリア属)。
 ヒョウタンは(したがってユウガオも)夕方開花し、朝にはしぼむ性質を持つ。
  ユウガオの果実観賞用のものがヒョウタンだと考えよう。

     [パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]

メッセージ「子供の頃、
       自宅で実ったヒョウタンを、
        裏庭の小池に浸して中身を腐らせ、
         中身をくりぬいて遊んでいた。
          何事も工夫と技術が要るものだと感じたが、
           あの頃の無心さがなつかしい」。
    
     ---小さな旅は発見の旅、心の旅---
    ---SRSは美しい地球の能力開発---
     -----内なる自然を育てよう-----

    撮影・解説:栗田昌裕 (050730撮影050731記)
    3D植物園の画像の無断複製・無断使用を禁じます。



一つ前の画像に戻る
次の画像に進む
番号順リストへ
アイウエオ順リストへ
HP表紙に戻る