340■アマミアラカシは奄美〜与那国島に分布する葉の細い常緑高木
     /ブナ科コナラ属/小さい旅140/パラレル法

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【3D植物図鑑 解説】
アマミアラカシはブナ科コナラ属の植物(学名はQuercus glauca var.amamiana)。
 奄美大島から与那国島の固有種。低地〜山地の常緑高木で高さ15m以上に達する。
  いわゆるドングリがなる木のひとつである。

本州のアラカシに比べると葉が細長いことが特徴だ(葉は互生し、倒卵状長楕円形)。
 葉の長さは10センチ内外。表面がすべすべしているのはアラカシと同様である。
  ムラサキシジミの食草になっており、写真に写っているのがその蝶である。

例として1億5千万年前に形成された奄美大島の最高峰・湯湾岳(694m)では、
 その標高430〜600mの地域にはスダジイ、オキナワウラジロガシ、タブノキ、
  アマミアラカシ、イジュ、イスノキ等が優占する亜熱帯常緑広葉樹林をなす。

湯湾岳山頂の標高600m以上の部分はアマミアラカシ、スダジイ、ホルトノキ等を
 優占種とする風衝低木林を呈している。
  画像は龍郷町の海岸近くで撮影した[参考:→3D昆虫園131ムラサキシジミ(2)]。

    [パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]

メッセージ「樹木は地域によって顔つきが変わる。
       一箇所で見慣れておくと、
        他の場所でも違いがよく分かる。
         私は小さい頃からアラカシになじんでいたので、
          奄美でのその仲間にも親近感を感ずる」 
    
     ---小さな旅は発見の旅、心の旅---
    ---SRSは美しい地球の能力開発---
     -----内なる自然を育てよう-----

    撮影・解説:栗田昌裕 (060330撮影060406記)
    3D植物園の画像の無断複製・無断使用を禁じます。



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