【今週のちょっといい話】 第19話

      
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韮○健○さん(男性32歳)
SRS速読法中級5回講習(第338クラス)、上級5回講習(第344クラス)を受講。

 SRS受講とお子さんの誕生が重なった韮○さんの体験談を「今週のちょっといい話」
としてリストアップしましょう。
 自分自身が成長することと、自分の子供が成長していく様子とを重ね合わせた際に、ど
のような気付きや感動や発見が生まれるのかを知ることができる貴重な体験談です。何よ
りも彼のいいお父さんぶりに注目しましょう。

19■「子供の誕生」
@【中級、ステップ13で提出】
 <今週のちょっといい話> 11/17。今日は僕の街にも初雪が降りました。僕は新潟か
ら千駄木教室に通っています。僕の家は新幹線の駅から10分程の所にあるのですが、そ
れでも山の中であることには変わりません。先日中級1回目の講義から家に帰る途中、た
ぬきを車でひきそうになりました。まさか栗田先生も他の受講生の皆さんも講義の返りに
たぬきをよけて家に帰る者がいるとは思ってもいなかったでしょう。栗田先生、僕のこと
すこしうらやましくないですか。
 僕の妻は現在妊娠9ヶ月です。大きなスイカを丸ごと飲みこんでしまったようなおなか
をしています。先日妻が買ってきた「新潟の巨樹 名木100選」という本をガイドに二人
で(いや三人で)とても大きな木を見に行ってきました。樹齢何百年という大きな木の下
で深呼吸すると物質や空間はもちろんその木が生きてきた長い長い時間までも共有できた
ような気がしてとても不思議な気持ちになりました。妻の手のひらの感覚や、吸い込んだ
空気などを通じて、おなかの中の子供も僕と同じような気持ちを感じることができたので
しょうか。ひょっとしたら、僕より上手にスーパーリードできたのかもしれないと考えた
りしている親バカな僕です。

A【中級、ステップ15で提出】
 <発見> 妊娠中の妻と仲良く指回し。妻はおなかがはらなくなったと喜んでいる。
 <コメント> 今週は妊娠9ヶ月の妻が急に激痛を訴え、意識を失い、救急車で病院へ。
以後妻につきそい病院で寝泊まり。ほとんど訓練できず。
 それでも今までの僕ならすべてを中断して何もやらなくなっていたであろうが、少しず
つでも前に進もうとして前向きに努力。できることだけは続けた。
 僕が持っているものすべてを失っていいから妻とおなかの子供だけは失いたくないと強
く実感。
 あれも大切、これも大切と思っていたけれど、本当に大切なものなんてひとつしかない
んだな。
 幸い、おなかの子供は元気で妻も回復に向かうとのこと。妻と子供のためにもSRSで
学んだことを活かしてもっともっと強い夫、強い父になろうと再び決意。がんばろう。

B【中級、ステップ17で提出】
 <チェックリスト> 1/3〜1/8。気付き:風邪をひいたので、薬を飲んだらとたんに
指が動かなくなってしまった。
 1月4日午後2時4分、無事に妻が元気な男の子を出産してくれた。
 これはちょっといい話どころか僕にとってはものすごくいい話である。
 今まで以上に訓練にはげむぞ。

C【中級、ステップ19で提出】
<今週のちょっといい話> 1月4日に妻が元気な男の子を生んでくれました。ベビーベ
ッドを購入して僕達のベッドの隣に組み立てて並べたのですが、やっぱりどうしてもやっ
てみたくて、畳の部屋に布団を3つ並べて敷いて、仲良く「川」の字になって寝ています。
 おかげで3時間に1回は息子の大きな泣き声で起こされていますが、妻と息子の寝顔を
見ているとがんばるぞーという気になってきます。

D【上級、ステップ23で提出】
<今週のちょっといい話> ちょっといい話は沢山あるのですが、息子が生まれたことが
あまりにもうれしすぎるのでいきおい今週の育児ニュースになってしまいます。親バカで
すいません。今週は初めてベビーバスを卒業して、僕と一緒におふろに入りました。口を
すぼめて気持ち良さそうにためいきをついて、みんなを笑わせてくれました。
 1ヶ月検診では、体重が生まれた時の1.5倍になっていました。1ヶ月で1.5倍になる
というのは、どんな気分なのか本人に聞いてみたいものです。

E【上級、ステップ25で提出】
<今週のちょっといい話> 今週も育児ニュースです。生後47日になった息子はどうや
ら妻よりも僕の方が好きらしい。これは希望的推測といったものではなく、@妻がお風呂
に入れると大泣きするが、僕が入れると楽しそうに笑う。A哺乳ビンでミルクを飲ませる
時、僕が飲ませた方がよく飲む。B夜中に目を覚ますと息子も目を覚ましており、よく目
が合う。といった3つの事実を確認することができたからである。この事実を控え目にだ
が、しかし自信を持って妻に話した。妻はこの事実を受け入れる心の準備ができていなか
ったらしく怖い顔をして息子に「違うよねぇ、パパよりもママの方が好きよねぇ。好きだ
といって頂戴。好きだと言えよ。コラッ」などと言っていたが、それから2日と4時間僕
とは口をきいてくれなかった。気のせいか、ごはんのおかずも僕のきらいなものが続いて
いる。

F【上級、ステップ29で提出】
<今週のちょっといい話> @3月20日に父の一回忌の法要をします。案内状の作成か
ら式場の決定、引出物も手配まですべて僕がひとりでやりました。そうすることでなんだ
か死んだ父にほめてもらえそうな気がしたからです。
 でも、僕はもう32歳です。今年初めに息子も生まれました。それにもう父はいないの
です。なのにまだ父にほめてもらいたいなんて変ですよね。
 A育児ニュースをひとつ。生後2ヶ月をすぎた息子は1日1日成長しているのが目に見
える程です。今ではもう目が合うと声を出して話しかけてきます。よく笑うようになった
のと同時によく怒るようにもなりました。パパに似て怒りんぼねぇなどといわれ僕はこま
っています。息子が生まれた記念にと僕はビームスFでビスポークのスーツを作りました。
仮縫いを2回した後できあがるのは1年後だそうです。妻に「なんで子供が生まれた記念
にあなたが馬鹿高いスーツを作らなければならないの(ごもっとも)。父親になったんだ
からもう少し利口になりなさい(ごもっとも)。」と怒られてしまいました。妻よ、君は
かわいい女の子から強い母になったんだね。
 B今回、中級に続いて上級と全部で10回、現時点で9回休むことなく新潟から通わせ
ていただきました。遠くから通うということについては、実際に通ってみて初めてそれは
不利な点ではなく数々の良い点があることに気付きました。たとえば講義が終わって帰る
新幹線の中はとても良い想起確認の場になりました。講義が終わってから早い時間に集中
した復習の場を持てたことは大きな効果につながったと思います。中級の始めのころは1
回復習することで精一杯だったのが、上級の終わりごろは同じ時間で3、4時間も繰り返
し復習できることに自分の進歩を知りびっくりしています。たとえば普段の生活の場から
遠く離れた場での学びの時間を持つということも心を知り心を磨くという上で大変良かっ
たのではないかと思っています。時間に余裕のある時には前日に東京に宿泊し、全人会ニ
ュースに度々登場する須藤公園を散歩したり、東京に住んでいた時以上に積極的に今まで
足を向けなかった場所に行ってみたりもしました。僕は速読法を学ぶと同時に旅行法、散
歩法も実践していたのではないかと思えるのです。機会があれば、いえ機会を自ら作りだ
してまた新潟から千駄木教室まで通わせていただきたいと思っています。栗田先生、スタ
ッフの皆さん、一緒に学んでくださるクラスの皆さんこれからもよろしくお願いします。

G【第59回定例会で提出】
<ちょっといい話> 「身近な成長」中級受講中に生まれた僕の息子は生まれて4ヶ月が
過ぎました。昨日できなかったことが今日はもうできるようになったなんてことばかりで、
本当に一日一日成長しているようです。息子の成長の波動を受けるのか、息子が生まれて
から、僕自身の成長もずいぶん加速されてきたような気がしてしかたありません。
 これは単に息子が生まれたよろこびでいつもよりがんばっているだけではないようで
す。そういえば以前、全人会ニュースで、植物などの生長する物を身近に置くとよい、と
いう話を読ませてもらいました。本当に不思議です。
 僕だけではなく、家族みんながそうなのです。

<ちょっといい話> 「かたくりの里」僕の住んでいる新潟の町にも遅い春が来ました。
 山を歩くと、まるでうすむらさきのじゅうたんをしきつめたようにかたくりの花が咲い
ています。自治体ではわが町をかたくりの里と名付けて観光PRをしているそうです。
 かたくりの花の近くにはまだとけていない雪が積もっており、その景色は僕に子供の頃
の楽しい思い出を呼び起こしてくれます。
 今、4ヶ月の息子が大人になっても、この景色が残っていますように。


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