【今週のちょっといい話】 第58話−第61話

      
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赤○敏○さん(男性51歳)
SRSインストラクター、インストラクター会議で提出。
58■「介護犬」
 体の不自由な少年の家に小さな介護犬がやってきた様子をテレビで観ました。動かない
少年の腕をテーブルの上に持ち上げる等の訓練を少年自身が犬に教える日々が続きます。
 介護犬が訓練通りに行動できるようになると、少年の顔が明るくなってきました。教え
る喜びと、自分の行動が他のものに良い影響を及ぼしているという実感を伴うと、生き生
きとした新たな世界が開けるようです。介護犬は肉体的な介護だけでなく、心の介護にと
ても大切な役割を果たしていることを教えられました。

59■「時代遅れ」
 茶の間で母親同士が「・・・そういう時代よね・・・」と会話していると、お絵かきを
していた5歳の男の子が「ジダイってなあに?」と質問。
 返事に窮する親に向かって、「ジダイオクレのジダイのこと?」と男の子。
 「そうそう。よく知っているわね。エライ。エライ」との母親の言に「ふーん。そーか」
と子供は納得した様子で、お絵かきを続けた。
 子供が納得するのは長い説明ではないようだ。

片○大○さん(男性24歳)
SRSインストラクター、インストラクター会議で提出。
60■「本の大量処分」
 2、3ヶ月前に本を大量に処分したのだが、それに踏み切ったのは電車の中でうとうと
している時に聞こえた隣の席の男性達の話であった。
 話の内容はほとんど聞こえなかったのだが、部屋や本棚を見せると頭の中が見られるよ
うで…という言い回しだけがよく聞こえてきた。
 部屋・本棚=頭の中、と考えれば、少し情報がオーバーフローしていた状態に余裕を作
るには、これしかないと思い踏ん切りがついた。
 今になって思えば、うとうととしていたので、隣の人が本当に会話していたのを聞いた
のか怪しい所もあるので、夢の中で本音というかアドバイスの声を聞いたのかもしれない。
 自分で自分の背中を押したのかもしれない。

早○○○さん(男性52歳)
SRSインストラクター、インストラクター会議で提出。
61■「折れた歯」
 「ハナシにならなかったちょっといい話」。小学生のM君は、元気いっぱいで学校の休
み時間に、はめをはずして、永久歯の前歯を折ってしまった。クラスのみんなも担任の先
生も大慌て。
 とそのとき、誰かが「この折れた歯は、牛乳につけて持っていけば治るんだよね」。
 別の何人かも、「そーだ、そーだ。牛乳、牛乳!!」。
 仕事場から駆けつけたお母さんが、言われたとおりに歯を牛乳につけて病院まで持って
いったところ、折れた歯は見事に接着剤でついてしまったとか。翌日、ニィーと笑ったM
君の口には、前歯がちゃんとそろっていたという。
 永久歯は、折れたらもう入れ歯か差し歯にするしか手がないと信じていた私は、医学の
進歩のすごさと、そういうことを小学校の低学年の子供達までが知っているという、我が
国の情報事情のすごさに驚嘆しました。


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