【今週のちょっといい話】 第72話−第77話

      
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土○敏○さん(女性52歳)
SRS速読法中級5回講習(第338クラス)、ステップ15-16で提出。
72■「鴨川沿い」
 朝からとてもおだやかな天気の良い日、鴨川沿いに自転車を走らせ、市役所へ行きまし
た。川には都鳥といわれるユリカモメがたわむれ、空にはトンビの群れがピーヒョロロー
と鳴きながら円を描き、川の土手には若いカップルが寝そべり、何とゆったりした時間だ
ろうと思いながらふと気づくと急いで用事を済ませてこようと思っていた気持ちはどこへ
やら、私の足はのんびりペダルを踏み、いつの間にか私もそのゆったりした時間の流れの
中に同化していました。

73■「ミュージカル」
 先日息子と共に劇団四季のミュージカル、ライオンキングを観てまいりました。劇団員
の方々の演技はさることながら、舞台装置、小道具、大道具、衣装、場面展開、どれをと
ってもすばらしいの一言で、このミュージカルに携わったスタッフの方々全員の熱の入れ
ようがひしひしと伝わってきました。そしていつの間にかミュージカルの世界と一体にな
っていたように思います。呪術師ラフィキの言葉も印象に残りました。「過去はどうでも
いいのだ。大切なのは過去から逃げるのか、学ぶのかということだ。」とても大きな感動
と学びの一時でした。丸ごとインプットできればと思います。

74■「前進」
 前回ちょっといい話に紹介した、お友達のお母さん(栗田注:2年ほど前に命さえあぶ
ないと言われる中で手術され歩行困難でリハビリ中の81歳の方)、かってからの念願であ
った四国の松山をご家族と共に旅行してみえました。松山の大学にお孫さんが行ってみえ
る為、是非一度訪れたいと思っておられたわけです。3000年という歴史ある道後温泉に
入ったり、坊ちゃんのからくり時計を見たり、少し前のお母さんの状態ではとても考えら
れないことでした。旅行はいうまでもなく、とても楽しかったようで、今度はお母さんの
ふるさとの福島へ帰って、知り合いの方々に元気になった様子を見せたいとのこと、人間
一つ自信がつくと、どんどん前進するものです。お母さんに前進するすばらしさを見せつ
けられている思いです。

大○政○さん(女性51歳)
SRS速読法中級5回講習(第338クラス)、ステップ15-16で提出。
75■「むかしみち」
 12/11。奥多摩湖から奥多摩駅まで「むかしみち」を歩いた。(10km程)まだ、少し紅
葉したもみじが残っていて、お日様の光で輝いていた。風が吹くと、枯れ葉がはらはらと
散る様がきれい。川の青さや踏みしめる落葉の音にも心洗われる一日だった。
 12/12。きのう山歩きで取って来たつると、今日大学の庭でひろったまつぼっくりでク
リスマスツリーを作った。友達のもらった赤い実がリースを引き立ててくれた。

渡○三○さん(男性51歳)
SRS速読法中級5回講習(第338クラス)、ステップ15-16で提出。
76■「500円のよい事」
 今一緒に働いている22歳の若者の話です。
 先日池袋に遊びに行った帰り、駐車場で見知らぬおじさんから声をかけられ、500円を
貸してくれと言われました。何でも飲み屋でぼられて1円もなくなってしまい駐車場にと
めた車が出せないとの事。若者は友達に嘘だからやめておけと言われたが、彼も同様の経
験があったので迷わず500円を貸すと言うより上げた訳です。暫くするとそのおじさんが
又来て1000円を渡すのです。車の中に1000円あったので有難うと言って去って行きまし
た。若者は500円が1000円になったと喜んでおりますが、彼は人にいい事をすればいつ
かは返ってくると信じていると言っていました。

栗○美○○さん(女性50歳)
SRS速読法中級5回講習(第338クラス)、ステップ15-16で提出。
77■「霧の村」
 11/29。岡山県の村に泊まった朝、外に出たら、辺り一面霧で、目の前の家が浮いてい
る様な感じでした。とても幻想的ですがすがしい気分でした。夜は夜で、外灯がありませ
ん。もし私が一人で夜歩いたら川やドブに落ちてしまうと思いますが、村の人は平気で歩
いています。慣れているとはいっても、すごいものです。


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