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渡○三○さん(男性51歳)
SRS速読法中級5回講習(第338クラス)、ステップ13-14で提出。
78■「盗み」
先日アルバイトで雇った学生が小さな盗みをやらかした事件がありました。
ある従業員の机の中の小銭を盗み、取られた本人が気付いた訳ですが、本当にアルバイ
ト学生がやったという確証もなく、目撃した者もいません。
社長がアルバイト全員(5名)を呼んで状況を伝え、ほんの出来心と思うので、もした
っているのであれば許すから、すぐ名のり出るように言いました。
しかしその場で名のり出る者はありません。
社長は「君らを疑って悪かった」と頭を下げました。
その後、暫くしてから一人が社長の所へ来てこう告げました。
彼は友達が盗んだのを見て、本人に名のり出る様勧めましたが、当人は叱られるのが恐
いので行きたくないと突張ねたので、代わりに彼が言いに来たのでした。
社長は当人を連れてくる様言い、連れて来られた当人をしっかり叱った後、いやな役を
やってくれた友人を大事にするように話しました。本来はクビにするのですが、改心の気
持も強かったので、今も二人で仲良く働きに来ています。
後日談ですが、アルバイトを集めてそんな話をするのをやめたらとか、学校に任せた方
が良いとの若い人の意見もありましたが、社長いわく「見て見ぬふりをする大人が多いの
で、今の日本がこんなに悪くなるのだ」と、勇気を持って事を対処したのでした。
土○敏○さん(女性52歳)
SRS速読法中級5回講習(第338クラス)、ステップ13-14で提出。
79■「息子の手紙」
11/14。中級第1回目の講習を終え、東京には不慣れな私を心配してわざわざ東京駅ま
でついて来て下さった友達と別れ、最終の新幹線に乗りました。京都の自宅についたのが
15日午前0時10分、玄関の鍵をあけ、そっと家の中に入りました。
明かりをつけて、ふと机の上のメモに気付きました。
「11月15日お母さんへ、今日11月14日に僕がお母さんのふとんひきました。お
つかれでした。ふろにはいってね。ごくろうさま。ねてください」
障害を持った息子の手紙である。
友達や家族の暖かさがずっしりと胸にしみた一時でした。
80■「リハビリと自信」
毎週月曜日、お友達のお母さん(81歳)の歩行リハビリ訓練に、お友達と共に京都の
障害者スポーツセンターへ行っております。
お母さんは2年程前、後の腰あたりを悪くされ、再び歩くどころか命さえあぶない、と
言われる中で手術されました。幸運にも手術はとてもうまく行き、順調に回復されました。
でもリハビリが充分にできない中では歩行は困難だったようです。
昨年の8月お友達は家を移転し、バリアフリーに改造してから、福島におられたお母さ
んを引き取りました。ちょうど私もSRSを始め、自分の体を柔軟にしたいと思い、スポ
ーツセンターに通い始めており、本当にいろいろな方々がリハビリに励んでおられる様子
にかえって励まされておりました。
お母さんの様子を見て少しずつ歩く訓練でもしてみたらと誘ってみました。
はじめは何をするにも彼女はおっかなびっくりで、自分の足さえ自分でどのように動か
していいのかわかりません。筋肉が衰えていますし、力を入れてふんばるコツがわからな
いのです。その時、人間の機能は使わないと本当に衰えるものだとつくづく思いました。
ところが、それから1年3ヶ月ばかりして、先週ついに、手すりも何もつかまらずに200m
がかり歩けました。すごい!何事もあきらめずにやってみるものです。
彼女は「自分に自信が持てた」と言って目を輝かせていました。
栗田先生の「まわひねりき健康法」、大いに役立たせております。
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