【今週のちょっといい話】 第415話−第418話

      
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第415話 ■沼田市でカントウタンポポの群れを発見
(以下はe−メールによる投稿です。040430受け取り)。
「季節だより
 学生時代からの習慣で毎年この時期になるとカントウタンポポを探し歩きますが、
めったに目にすることができません。
 今、全国的にはどのくらい残っているのでしょうか?
 今年は、4月28日、群馬県沼田市上沼須町の小途の端に、
広がり1uあまりのカントウタンポポの群れを見つけました。
 周りはことごとくセイヨウタンポポでしたので、雑種かもしれませんし、
来年はもうないかもしれません・・・。KN。女性。(群馬県高崎市)」


第416話(栗田) ■カントウタンポポを探してみよう
上記(第415話)に記載された「カントウタンポポの発見」は貴重ですね。
私も群馬県で眺める機会が多いのですが、ほとんどはセイヨウタンポポです。
セイヨウタンポポはヨーロッパ原産で、その特徴は総苞(花の下にあるガク
のように見える緑色の箇所)が、反り返っていることです。花も少し黄色みが
強く、大きめで、よりふくらみがある形をしています。
皆さんの周囲でもタンポポを見たら、総苞が反っているかどうか観察して
メールで教えてください。外来のセイヨウタンポポやアカミタンポポが
在来のタンポポの生育地を侵略する現象を「タンポポ戦争」と呼びます。
セイヨウタンポポの強さは、単為生殖をすること、乾燥に耐える力が強い
こと(従って都市化に強いこと)、踏みつけに強いこと、アルカリ性・
窒素土壌に強いことなどが挙げられます。
みかけはカントウタンポポでも、遺伝子をみると雑種になりつつ例が多く
なっていることも指摘されています。のどかな春〜初夏の風景の背後にも
生き残りの多様なドラマが繰り広げられています。
環境変化をダイナミックに理解してとらえる目を持ちましょう。
                                   (栗田昌裕。SRS提唱者)

第417話(読者)■異次元の世界を見せて頂き楽しかった
   「楽しく遊んでみるみる目が良くなるマジック・アイ」
   (ワニブックス、監修・栗田昌裕)の感想文。
「異次元の世界を見せて頂きました。とても楽しかったです」。
                   (NK。男性。64歳。広島市南区。040419受け取り)。

第418話(読者)■早くこの本に出会っていれば
   「本がいままでの10倍速く読める方法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著)の感想文。
「早くこの本に出会っていれば・・・。でもこれを機に自分の発達を広げられればと考えております」。
                           (IK。女性。藤枝市。040416受け取り)