【今週のちょっといい話】 第1271話−第1274話

      
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第1271話(読者)■最初は疑ったが、少しの訓練で速く読めるようになった
   「本がいままでの10倍速く読める方法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著、02年3月初版)の感想文。
「最初本書を見た時は効果があるかどうか疑いましたが、読んで少し訓練して見ると前よりも速く読めるようになりました。もっと速く読めるようにがんばりたいです」。
   (JI。17歳。男性。茨城県麻生町。050207受け取り)。 


第1272話(中級)■体調が改善し、書き出し量が増加。周辺視野人の例について。
 (中級速読法5日間集中クラスの15、16ステップの体験談より)
「<ステップ15> 【KW】「活用・活性」
【柔軟度】元々背中と首にこりがあるが、今日前屈が大幅に延びたら、少し楽になった。とても気持ちがいい。
【意識が深まる】視野が一様に均一な印象になり、ただし集中力もまんべんなく行き届く。呼吸が落ち着いて、気持も澄む[栗田注:分かりやすい表現です]。
【銀河法】昔見た星空を思いがけず想起できた。どういう状況で見ていたかまで思い出した。
【ブラインドウォーク】歩き方だけで、ここまで個性が表れるとは思わなかった。自分ではまえだ試していないが、普段から歩き方を注意される方なので、あまり上手くはいかないと思う。靴の減りも考えてみると、片足外側だけ減りが早い。
【総合感想】昨日と変わって、今日は体調が良かった。と思っていたら、今までにないほどに、書き出しを行うことができた。何が違っていたのか。文字結合では、迷路と同じ感触があった。よく復習したい。
<ステップ16> 【KW】「活力の維持」
【柔軟】前屈で手の平がつき、肋が曲がって、気づいたが、脚の内側の筋力がとても固い。ここが軟らかくなれば更に曲がりそう[栗田注:ここはハムストリングスと呼ばれる筋肉があり、前屈に縛りを入れています]。
【動的眼球訓練】前後に動かすと、焦点の変化も併せて行わなくてはならないので、難しかった。気を抜くと、焦点がずれてしまう。
【10分間閉眼指回し】3指→1指と、はっきり青く見えた。青い部分は暗く、そうでない部分は明るい。スキューバダイビングで潜った時の海のよう。
【過呼吸】三十図の中央あたりが動いているように見えはじめた。
【総合感想】体調は大切。昨日と今日で、講義が終わった後の感覚がまったく違う。立体視は、テキストのものは難しく感じるが、それは風景がないせい?ではと思う。朝、背中にこりがあった分、今はすっきりしている。書き出しの量が増えてきた[栗田注:これは中級でのさまざまな訓練による効果です]。速読は最後、カタカナなど一部の文字が3Dのように浮かんだ気がした[栗田注:これは、視覚の変容の一例ですが、そうなることを目指して指導しているわけではありませんので、他の読者は誤解しないように]。
<チェックリスト>【気づき】
◆12/8〜14:・周辺視野人としてようやく思いついたのは、画家の山下清。彼は写生など行わず、旅行中に見た風景を、ずいぶん後に細かく絵で再現したそう。正に周辺視野でとらえて帰ったのでは[栗田注:このコメントは、周辺視野民族に関する『講習での宿題』に対するリアクションとして書かれたものです。山下清氏の生き方自体は、SRSの言う『周辺視野民族』と考えてもよい可能性があります。ただし、SU氏のコメントの後半部には解釈の余地が複数あるために(=多義性を含んでいる)、このままの文章では、HPの読者の誤解を招く可能性があります。山下氏が、風景を覚えるプロセスでは、私の推測では中心視野を繰り返し用いていたはずと思います。SU氏が言うように、周辺視野で細部をぱっと覚えて帰ったわけではありません。詳細は省きますが、そのことは彼の絵の特性を見ると分かるのです。周辺視野の用い方に関して、SU氏自体がまだ誤解をしている可能性があります。SU氏は、山下清氏が、『カメラで写真をとらえるように、周辺視野で風景をとらえていた』と推測しているのではないでしょうか。そこが間違いなのです。ものごとを知らない人は、そのような誤解をしがちです。一般に、サヴァン症候群、またはそれに近い状態にある人(山下清氏もその可能性があります)では、脳の障害が基礎にあるために、中心視野から入ったものが、通常人のメモリスペースとは別な領域に行くのです(行かざるを得ないというべきかもしれません)。ここにはケースバイケースのデリケートな状況が存在していますから、一般人とサヴァンとを同列で論じてはいけません。SRSは健全な社会人のための技術体系ですから、サヴァンの真似をしているのではない(サヴァンの真似をする必要がない)ことを誤解せずに理解しておきましょう。講習の宿題の周辺視野民族の話題に戻ると、『この課題では、通常の社会人の中から該当者を選んでほしい』のです]。
◆12/15〜19:目覚めの指回しだけは必ずやっています[栗田注:目覚めの指回しは、起きあがりを爽やかにします]。
   (SU。30歳。男性。SRS速読法初級第426クラス受講者。031221受け取り)
[スタッフ注: SU氏の読書速度は、初速が600字/分でしたが、
中級講習の最後で、73900字/分以上(123.1倍)に到達しました。
第426中級クラス全体の最終回の平均は82116字/分(90.9倍)でした]。


第1273話(初級)■協力する人たちの姿に感動、木の折れた部分の美しさに感動
  (初級速読法の3テップの前に書かれたチェックリストより)
「【気づき】
◆9/14:講習の帰りに途中の信号機や車のライトなどの光がとてもまぶしく感じられた。電車の車内の空間がとても広くなったように感じられた。
[栗田注:これは眼力の変化を物語っています。前半は光への感受性の鋭敏化。後半は◆空間が広がったのです]。
◆9/16:自然と木や植物に目がいくようになった。
◆9/17:夢に会いたかった有名人が登場した。
◆9/18:職場の同僚に電車の中でバッタリ会った。
◆9/20:知人に2年ぶりぐらいに電車の中で偶然会った。
[栗田注:以上の4項目はいずれも、潜在意識領域の変革によって生ずる体験の典型例です]。
【今週のちょっといい話】
◆9/19:天気がよかったのでカメラを持って外に出た。公園に行くといろいろな人達が思い思いのことをしていた。5〜6人のグループが演劇の練習をしていたが、協力しあって楽しそうに練習している姿を見て感動した。
◆9/19:森に行ってみると台風で倒れた木が沢山あった。折れた木の写真をとっている人がいたが、確かに折れた部分の模様は自然が造る美といった感じがして感動した。
[栗田注:この体験は、審美眼がレベルアップしたことを示唆しています]。
  (HM。30歳。男性。SRS速読法初級第442クラス受講者。040921受け取り)
[スタッフ注:HM氏さんの読書速度は、初速が840字/分でしたが、
初級講習で、30300字/分以上(36.1倍)に到達しました。
第442初級クラス全体の最終回の平均は21003字/分(26.6倍)でした]。


第1278話 ■外国のコインPART1
 (第117回定例会[2005.3.14]で提出された「ちょっといい話」。
  以下は、第1274話「外国のコインPARTII」よりも先に書かれたものです)。
「我が国のコインと非常によく似ている外国のコインがよく見つかると聞いた。自宅にあったコインを調べてみた。500円45枚、100円93枚、50円22枚、全て日本のものだった。外国のものが見つからなかったのは少し残念だったが、500円硬貨で昭和58年のものがあった。500円は平成に入ってからと思い込んでいたので驚いた。何かを調べていく過程でその調査の目的とは別の事柄を発見することがある。“もうけもの”をした気分だ」[栗田注:このエピソードの発端が、我が家の出来事であることは、第1274話の注に示しました]。
    (高橋和夫。SRSインストラクター。050314受け取り)。

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