【今週のちょっといい話】 第1311話−第1314話

      
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第1311話(読者)■立体視で頭痛が取れ楽になった
   「3D写真で目がどんどん良くなる本 水族館編」
   (三笠書房刊。栗田昌裕著。04年5月初版)の感想文。
「3Dの写真がとてもきれいだった。
 すごく目が楽になった。
 勉強の途中に立体視を見ると、頭痛が取れたりして、とてもリラックスできた」。
     (TS。15歳。男性。千葉県佐倉市。050221受け取り)。 


第1312話(初級)■TOEFLで従来の最高を取り、夢に知らない主人公が出て来た
  (初級速読法の4テップの前に書かれたチェックリストより)
「◆ 9/26:全く知らない人が主人公の夢を見た。今まで見てきた夢はみんな私が主人公だったので、大きな変化が起こったことに驚いている[栗田注:主人公の変革は、表面意識から、潜在意識へのウエイトの移行を示唆する重要な出来事です]。
【今週のちょっといい話】
 ◆9/21:ダンスの練習をすると一日がとても気持ちよくすごせることに改めて気が付いた。やっぱり私は踊ることが好きなんだなあということを再確認した。またバイトで失敗した。パニックになっておどおどしていたら、先輩がフォローしてくれた。私は周囲の人々に恵まれている。
 ◆9/22:往復4時間かけてマウンテンバイクで東京を走った。友人宅から大学までの距離、いつもは地下鉄で見えない景色を見ることができたので、発見がたくさんあった。特に、進むに従って変わってゆく街の特徴(駅の周辺)を眺めるのがとても面白かった。
 ◆9/23:友人の所属するサークルのライブを見に行った。久々に友人とたくさん話ができたし、演奏も本格的でとても楽しかった。
 ◆9/24:今日で、今通っているダンススクールでレッスンを受けるのは最後だった。来月から他のダンススクールへ移籍する予定だ。お世話になった先生に、『また連絡してね』と言われて嬉しかった。別れのあいさつは悲しいけれど、先生や他の生徒たちの優しさに触れる瞬間でもあるのだなあと思った。
 ◆9/25:9月に受けたTOEFLのスコアが返ってきた。今までの最高点だったので嬉しかった[栗田注:点数が具体的に分からないのが残念ですが、SRSを受講することで、英語の試験の点数が上がるというのはよく聞く話です]。
 ◆9/26:今日で長かった夏休みも終わりだ。今年の夏休みは自分なりに有意義に過ごせたと思う。明日から出される大量の課題は速読で対応していこうと思う。
 ◆9/27:久しぶりに大学で授業を受けた。疲れたけど、友達にたくさん会えて楽しかった。また忙しい日々が始まったが、頑張って乗り切ろうと思う」。
  (RN。19歳。女性。SRS速読法初級第442クラス受講者。040928受け取り)
[スタッフ注:RN氏さんの読書速度は、初速が830字/分でしたが、
初級講習で、44900字/分以上(54.1倍)に到達しました。
第442初級クラス全体の最終回の平均は21003字/分(26.6倍)でした]。


第1313話(中級)■情報との出会いに「巡り合わせ」があることを実感した
 (中級速読法5日間集中クラスの3日目に書かれたチェックリストと、
    15、16ステップの体験談より)
「<チェックリスト>
【気づき】
 ◆ 12/8〜14:学生時代の夢を見ることが多い。今度の夢はどこか南の島に修学旅行に行き、バスで移動しているような場面だった。隣の友人(全然見知らぬ人)が『バスのなかから見る風景が、どこかの美術館で絵画を見ているかのようだ』などと気どったことを言う。なるほど美しい風景だ。私は『もう、ここには来ないかもしれないし、この瞬間に一度しかみられないからそう思うんだろうね』とつぶやいていた。会話の内容まで覚えている夢は、私にとっては珍しい経験だった。
 ◆ 12/15〜21:よく行く図書館で小さな発見があった。ふと上を見上げると、きれいなステンドグラスが飾ってある。何度も訪れる場所にもかかわらず、このことに気づいたのは今が初めてだった。ふだん、いかに見ていないかということを思い知らされた。
【今週のちょっといい話】
 ◆ 12/8〜14:朝の通勤電車のなかで読んだ何気ない新聞記事が、その日の仕事に大いに役立った。人との出会いと同様に、情報との出会いにも巡り合わせというものがあることを改めて知った[栗田注:『情報との出会い』をとらえる上で、これはとても大事なセンスですね]。
 ◆ 12/15〜21:『たのしい不便』という本を読んだ。ウンザリするような現代の消費社会を『中毒』と見立てる一人の新聞記者が、モノやエネルギーに頼らない消費を求めてさまざまな不便を実践した体験をつづったルポだ。自転車通勤や自販機でモノを買わないといったことから始めて一家での野菜づくり、コメづくりへと発展していく過程に著者は生きることの実感を取り戻していく。私も、妻といっしょに梅の実を買ってきて、梅干しを作ったことを思いだした。いまでは3年梅干しとなっているが、その味は市販のものでは出せないと思う。手を使ってモノを生み出すということには、何か本能的な楽しみがあるのかもしれない。
<ステップ15>
【気づき】自分が傾斜共鳴していることがわかり、おどろいた。自分のオリジナルだと思っていることが、実は誰かの心の中にあったということに、面白さがあると思う。
【KW】「愉快」
【柔軟度】著しい変化のあったものとして、一連のチェックを終えたあと、前屈がかなり伸びたことだった。光のイメージの効果が大きかったと思う。イメージにより、からだをコントロールすることをもっと意識してみたい。
【意識が深まる】美しい景色を前にして、言葉を失った時など、心が深まるというような感動を覚えることがある。
【銀河法】きらびやかな星々が自分に迫り、お互いにボコボコとぶつかりながらも、壮麗な姿を楽しませてくれた。息を吐くと、たちまちものすごい速さで宇宙に帰り、いつも夜空に見るような位置におさまった。
【立体視】右に傾けたとき、スプリットしやすいことがわかった[栗田注:立体視における左右差に気づくことは、レベルアップを図る上で重要です]。
【樹木法】ビーチにやしの樹が立った。育っていくプロセスで何万回もの夕日に染まり、人々の目を楽しませた情景が浮かんだ。サーファーたちがその木を待ち合わせスポットにしたり、すずんだり、ビーチの名物となるような存在、海辺の風を感じて、気持ちがよかった。
【ブラインドウォーク】人によってさまざまなバリエーションの歩き方があることがわかったが、それぞれの違いを具体的に表現することはできなかった。観察力を磨くことによって、より特徴がわかってくるのだと思う。人ごみにいても、いつでも歩き方の観察ができるため、さっそく実行してみよう。
【総合感想】眼力が鍛えられてきたことを実感している。表面意識と潜在意識の領分を整理し、潜在意識にもっと仕事を配分することが必要だ。
<ステップ16>
【KW】「傾聴」
【動的眼球訓練】ランダムに動かした指を追うのは、空間のなかで自在に視線を動かすことに気持ちのよさを味わうことができた。
【総合感想】“カーテンの原理“のたとえがわかりやすかった。社長と従業員のよりよい関係を築いていきたい。少しずつであるが、毎ステップで向上していることが実感できている。年末年始は新しいことをするチャンスでもあるため最善を尽くしたい」。
  (TM。36歳。男性。SRS速読法中級第426クラス受講者。031221受け取り)
[スタッフ注: TM氏の読書速度は、初速が1200字/分でしたが、中級講習の最後で、43400字/分(36.2倍)に到達しました。
第426中級クラス全体の最終回の平均は82116字/分(90.9倍)でした]。


第1314話(栗田)■台風の被害が次第に克服されつつある
「南の島々に調査に来るようになって2年目。新たに発見することが後を絶たない。
 2004年の秋にはとりわけ大きな被害が台風によって奄美諸島にもたらされた。
 それは海岸の多数の樹木が暴風と塩害によって損なわれたことだった。特に台風23号は大きな影響を及ぼした。
 つぶさに観察していると、そのダメージも、2005年の春になって、少しずつ回復していることが伺われる。喜界島の百之台周辺の樹木も、ほとんどの葉が落ち、枝がずたずたにされてしまったのが、徐々に若葉を出してその悲惨さをカバーし始めている。その回復率は、樹種によっても異なる。奄美大島でも類似の現象が観察できる。
 自然には予想外の大きな災害が生ずるが、時の流れとともに次第にまた回復していくものだ。その過程をよく見ておくことで、他の災いからの回復を推測するヒントも得られる。
 体験的な学習が人間を少し賢くしてくれるとすれば、ダメージを受けた様子を知ることも、そこからの回復を観察して記憶に留めておくことも、ちょっとよい話の一例となるこことだろう」。 
   (栗田昌裕。SRS提唱者。050404記)。

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