【今週のちょっといい話】 第1691話−第1694話

   
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第1691話(読者)■速読に興味あり、本以外必要な物もなく、安い価格でよかった
   「本がいままでの10倍速く読める法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著、02年3月初版)の感想文。
「前からけっこう本を読むので、速読に興味があったが、講習会などはなかなか参加できないので、この本があってとてもよかった。
 この本以外に必要な物もこれといってなく、思ったより安い価格だったのでとてもよかった」。
   (YU。15歳。男性。横浜市保土ヶ谷区。050509受け取り)。


第1692話(栗田)■TBSの番組「はなまるマーケット」に出演
「2005年7月15日(金曜日)、TBSの番組『はなまるマーケット』に出演した。
 月曜日から金曜日まで毎朝8:30から9:55まで放映されている番組で、司会は、岡江久美子さん、薬丸裕英さん、海保知里さん。
 今回で実に第2256回目という大変に息の長い番組である。
 この番組には、過去にもSRS研究所で取材を受けたことがある。
 2000年2月28日放映の際には、『物忘れのメカニズムと記憶力アップの裏技』として、指回し体操などを紹介した。これは私にとっては83回目のテレビ出演であった(今回は110回目にあたる)。
 今回は、『はなまるカフェ』というコーナーで、俳優の成宮寛貴さんが速読法に興味がある、というので、速読法の指導のために出演したものだ。
 情報の入力装置である『眼球』を活性化するための眼球運動と、情報の出力装置である手の機能を高める『指回し体操』を、司会者も含めて行った。
 出演時間は5分程度であったが、視聴者のごく一部にでも何らかのインパクトが与えられたならば、出演は有意義だったことになると思う」。
    (栗田昌裕。SRS提唱者。050713記)。


第1693話 ■潜在意識の働きを実感し、その働きを信頼し、場を整えようと思った
 (2005年7月定例会「決断法」での「今月のちょっとよい話」として)
「[メールにて寄稿 1690話の続き]【2】
 ◆ 6/28 6月は仕事の〆切りが2件重なった上に、はかどらずウンウンうなりながら過ごしていた。
 ◆ 6/21に最初の仕事の報告会が行われたのだが、発表を聴いている内に、もう一つの仕事の手掛かりが頭に浮かんできた。それをきっかけに本を数冊読み、ネットで検索して、もう一つの方も考えがまとまってきた。今回は朝起きる時に、まどろみながら色々考えると良い考えが浮かぶという体験が何回かあり、それをメモしておいて昼間考えるとまた色々打開策が見出せるという体験もした。その体験で自分の内の『お魚さんたち』の働きを実感し、彼らを信頼して活躍できるように場を整えてやらないといけないなと反省もしたのであった」[栗田注:『お魚さんたち』とは、潜在意識の働きを象徴的に述べた表現です。潜在意識の場を整え、その機能を信頼することは、SRS能力開発法の重要な側面です]。
  (KH。50歳。SRS受講者[速読法初・中級など]、050714受け取り)
 

第1694話 ■レモングラス、バラ、ベリー、グールドクエスト、ネコヤナギの栽培
 (2005年7月定例会「決断法」での「今月のちょっとよい話」として)
「 草丈120センチ、直径1メートルほどの群生を作っている花壇のレモングラスは、3年前に5号鉢2つを地植えしたものだ。4年前は、ハーブ講師の指南どおりに霜が下りる前に鉢上げしたが、水やりがうまくできずに春が来る前に枯らしてしまった。翌年からは、温暖化のためかならずしも鉢上げする必要はないのではと考えて地植えのまま越冬することにした。

植物はすべて原産地の環境を再現してやるとうまくいく、と思う。一度具合が悪くなると回復が難しいのが、動物を育てる場合との大きな違いだと思う。

レモングラスは熱帯原産から高温多湿を好む。そこで、ブロックの石垣の際に植えた。道路の照り返しが強く、日差しをさえぎるものは何もない。かすかに下り坂になっているから、背後から流れてくる雨水の行き止まりでもあり水分がたまりやすい。

3年の間には霜も降りたし、積雪もあったが、レモングラスは増殖する一方だった。

栽培者が植物のためにできることは、植物の故郷の環境を再現することだけ。季節の移ろいとともに植物が見せてくれる相の変化は、心を解きほぐしてくれる。花が満開のときだけ見所ではない(SRSを学ぶみなさんには言うまでもないことでしたね)。

今年はバラが『豊作』だった。花を食用にするので豊作という言葉が出る。蓋つきビンにバラの花弁、スプーン1杯の葡萄糖、水を入れて、酵母を培養する。2、3日ほどでぶくぶくと空気のつぶが水中にできはじめる。お、生きてる。生きてる。酵母水は1週間で完成する。本には『冷蔵庫で1ヶ月ほど保存できる』とあるが、私は何でもそうするようにくんくんと匂いをかいで安全を確かめつつ、もっと時間をかけて飲みきるだろう。冷蔵庫で冷えた酵母は、1日室温に出しておくと再び活発に活動しはじめる。

6月はじめにバラは最後の花を落とし、いまはやつれはてた姿をしている。それでも、バラの香り高い酵母水を飲むと、咲き誇っていた時の美しい姿が浮かぶ。香りはタイムカプセルだ。

バラが『食物』のカテゴリーに入ってからというもの、他家の庭先の花を見るたび『どんな味がするんだろう』『おいしそうだな』と思ってしまう。認識のバラエティがまた一つ増えた。

レモングラスの後ろでラズベリーが実をつけている。毎日10個程度完熟したところを摘果していただく。私のために実をつけたわけではないのに。ネコババ。気の毒だ。けれど、止められない。色から、味がぴたりと分かるようになってきた。

一方、台所の窓の前に植えたブラックベリーは、半日陰のせいか、なかなか熟さない。小さな窓で視界の利かないのを逆手にとって、、台所の外に一面のグリーンがあると錯覚できるように植物を増やしていった。1年、2年と年単位の時間が経過するうちに、狙い通りにちょっと見、うっそうとしてきた。

成長にいちばん驚かされるのは、4年前の正月の生け花のネコヤナギだ。水盤の中で発根していたので、土にずぶっと差しておいた。1年目は大した変化はなかった。2年目からぐんぐんとすごい勢いで成長を始めた。1年目は地下で同じようにぐんぐんと根を張っていたのだろう…。4年経った今、途方にくれるような大木になった。たった1本の小枝が。遺伝子ってすごい。

5年前に地植えしたときは数十センチ高だったゴールドクエストは、平屋のわが家の屋根の高さにまで成長してしまった。幹は、ネコヤナギの丸く広がる枝が自分のほうに伸びてくるほどに、のけぞるように避けて平行に伸びた。その結果、屋根に向かった。

家に突き刺さるのではと本気でヤキモキしていたが、『彼』はもっと賢かった。ネコヤナギと4、50センチの間隔をキープしたのと同じように、家の4、50センチ手前でくっきりと曲がって天を目指し始めた! なんという能力。

鉢にいる間は鉢の大きさにあわせたサイズで成長をやめ、地に戻されれば大木になる。

家にぶつかる前に、直角に曲がったのはなぜだろう。自分の周りに障害物のあることをどうして知るのか。障害物があっても目に入らずぶつかる人間より賢いのではないか。目測したり手を伸ばして間隔を知ることができないというのに。教えてくれる本を探してみたい。

毎朝、台所に立って窓を開け、伸び放題ぼさぼさに延びたネコヤナギやバラやブラックベリーを見ながら、イメージ力を巻きこんでここが『高原の木立にポツンと建つ家』と思おうとする。すると、本当にそんな気がしてくる。はじめて泊まって調度も壁も何もかも新鮮に見える高原のペンションで目覚めた・・・気分を味わう。

台所の窓のすぐ下には、2年前までジャスミンがあった。5月の1ヶ月間、ジャスミンの香りを乗せた風が窓から吹き込みひんやりと頬をなでたものだ。今はないジャスミンも香りともども心象法で再現する。

智性を磨くことは、日常に発見できる楽しみが増えること」。
   (MN。44。女性。SRS受講者[速読法など受講]。050707記)


<付記> 「夏休みの前期子供クラス」(初級速読法)が、
     7/26−31に開講されます。
     子供クラスは、平均50倍速読を超えるのが通例です。
     現在、受付中です。

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