【今週のちょっといい話】 第1907話−第1910話

      
一つ前のいい話に戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
HP表紙に戻る


<お知らせ>
「10月3日の肩のこらない会では押圧健康法が指導されます(講師は栗田)」。
「9月29日の定例会のテーマは『予感形成活動法(予感法)』(講師は栗田)」。
「次回の初級速読法の一泊研修は10月22日・23日です(講師は栗田)」。    
「次回の初級速読法の半月集中講習は12月3日が初日です(講師は栗田)」。    


第1907話(読者)■いろいろ面白いトレーニングがあってよかった
   「本がいままでの10倍速く読める法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著、02年3月初版)の感想文。
「いろいろ面白いトレーニングがあってよかったです。
 特に指回しはお気に入りになりました」。
   (TY。19歳。男性。京都市。050531受け取り)。 


第1908話(栗田)■滋賀県びわ湖バレイ→長野県大町市へ233km移動したアサギマダラを再捕獲(滋賀県→長野県の初記録)(SRT1516)
「05年9月19日に、長野県大町市の中綱湖畔の『のっぺ山荘』で、私が再捕獲をしたアサギマダラが、『滋賀県から長野県への移動が確認された初記録』であることが分かりました。
 05年の7月24日に、滋賀県大津市葛川木戸口町のびわ湖バレイで、大友正生氏が、MO 223 BVと標識したアサギマダラを放蝶しました。
 その個体は、57日後の9月19日に、長野県大町市の『のっぺ山荘』のフジバカマの庭園で、私によって再捕獲されました。私はSRT1516と追記して放蝶しました。
 移動距離は約233km。移動方向は北東です。
 一般には、秋口には、南下移動が始まっているので、移動方向は南西方向になることが普通ですが、これは逆方向になります。どうしてこのようなことが起きたのでしょうか。
 びわ湖バレイで放蝶された時には、翅の鮮度は新鮮であったことから、以下のように考えられます。
 1)9月になって北上したとは考えにくいので、7月から8月上旬にかけて北上し、どこかで滞在し、9月になって、南下し始めたのではないかとまず推測されます。
 2)のっぺ山荘は、標高約850mであり、8月上旬〜中旬にはこのあたりには多くの吸蜜植物はなさそうなので、山荘のすぐ近くで夏を過ごした可能性はないと考えられます。
 3)そこで、おそらく、7月中・下旬にびわ湖バレイ近辺で成虫になって、のっぺ山荘より北方に移動して涼しいところで夏を過ごして後、南下を開始した個体なのであろうと考えられます。
 このような例は、『小さいUターン現象』を示すとみなせます。
 このような現象の詳細はまだ分かっていないので、本例のような貴重な例が蓄積されることを通じて、次第に事実が解明されていくことが期待されます」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。050923記載)。
[標識のSRTは、super reading technology、を意味する略語です]。


第1909話 ■駅の近くでの心温まるシーン
 (第121回定例会「決断法」で提出された、「今月のちょっといい話」)
「◆ 電車内で、1才に満たない赤ちゃんを抱っこした母と、その夫が楽しそうにしていたのを見た。赤ちゃんが母に密着し、その赤ちゃんを父がなでていた。心があたたまる。
 ◆ 電車内で、母につれられた4才位の子供が数人いた。各々が母につきそわれながらも、子供同士の交流をしている様子を見た。
 ◆ 丸刈りの剣道部とおぼしき中学生が、5人程駅にいた。それぞれが対等な存在として、会話している様子を見た」。
    (中○亮○郎。31歳。SRS受講者。050707提出)。


第1910話 ■はっと気付いたらアオスジアゲハの蛹が自宅にいた
「2005年9月22日、SRS研究所のスタッフの一人が、通勤途上で、近くの須藤公園を歩いて通過する際に、蝶の幼虫を『拾った』という。
 研究所で検討した結果、それはアオスジアゲハの幼虫であろうということになったという。このあたりの事情は、後に報告がされるかと思うが、群馬県にいた私は携帯でその報告を受けた。そこで、蛹になる可能性があるが、まだ葉を食する可能性もあるので、楠の葉と枝を入手するように指示した。
 夜、研究所に戻って見ると、見事な飼育箱が作られ、そこにアオスジアゲハの終齢幼虫がいるのを確認した。
 翌日、研究所のスタッフが祭日で休むので、家内が、自宅で世話をするために、幼虫を枝についたまま持ち帰った。
 そこで、『とんでもないことが起きた』と家内が私に言った。
 何と、『研究所を出るときは、幼虫が、葉から葉へ動き回っていたのに、自宅に持ち帰ったときは、すでに蛹になっていた』というのだ。
 数分もかからないのに、そんなことが起きるわけはない。
 その直後に、家内が笑い出した。
 実は、一枚の葉の表には幼虫がおり、その同じ葉の裏には蛹がついていることを自分で発見したのだ。どうしてこんなことが起きたのだろう。
 幼虫は、スタッフが偶然に道路で『拾った』のだが、その後、改めて枝を入手した際に、枝の一つの一枚の葉裏に蛹がついていることを知らずに、研究所に持ち帰ったのだ。
 それ以後、誰も枝に蛹がいることを知らないで、飼育箱を作成し、幼虫だけを観察し続け、最後に、『一枚の葉の表に幼虫、裏に蛹』という極めて稀な出来事が起きたときに、初めて、『実は2匹いた』ことが認識できた、ということだ。
 それにしても、道で拾われた『幼虫』といい、気付かれないまま、持ち込まれた『蛹』といい、それが一枚の葉の表裏に止まったことといい、不思議な偶然が重なるものだ」。
  (栗田昌裕。SRS提唱者。050923記載)

一つ前のいい話に戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
HP表紙に戻る