【今週のちょっといい話】 第2011話−第2014話

     
一つ前のいい話に
戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る

<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
「遠隔者のための記憶法、心象法の1日集中講習を11月26・27日開講
                                  (講師は栗田)」

「次回の初級速読法の半月集中講習は12月3日が開始日です(講師は栗田)」。   
「第125回定例会は11/28(月)開催で『結念法(結念心玉操作法)』です」。


第2011話 ■立体視で集中力が上がり、本書のおかげでオール5を取ることができた
「見ているだけで頭が良くなる脳活性3Dトレーニング・ドリル」
     (栗田昌裕著。学習研究社[Gakken Mook]。2005年6月初版)の感想文。
「立体視をやって、目の疲れが一気にとれて驚いた。集中力があがって能力が上がった。オール5を取ることができた。この本のおかげです」。
   (AW。18歳。女性。岡崎市。050817受け取り)。


第2012話(栗田)■グランデコから鹿児島県奄美大島にアサギマダラが1432km移動した(SRS4571。8/13。05年)<奄美大島1例目>
「福島県のグランデコスキー場で放蝶したアサギマダラが、奄美大島(=鹿児島県大島郡龍郷町)で、SRSマークの奄美大島での1例目として、74日後に再捕獲されました。
 以下、その概略を説明します。
 2005年8月13日に、福島県のグランデコスキー場で、『SRS4571』とマーキングをしたアサギマダラを放蝶しました。
 それから74日後の10月26日に、奄美大島のやや北部に位置する名瀬市の本茶峠〜朝戸峠を結ぶ林道で、宮山修さんが、上記のSRS4571を再捕獲されました。その情報は複数の人を経由して私に届きました。
 グランデコから、奄美大島までの距離は、約1432kmです。移動方向は南西になります。 
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、奄美大島まで飛んで再捕獲されたもののうちの第1番目の例となりました。
 昨年、私は奄美大島を1年かかって調べ上げ、一年のどの季節にもアサギマダラがいることを証明しました(いつも多いわけではない)。
 しかし、本州から、アサギマダラが渡るのは秋から冬にかけての時期だけです。
 昨年は、SRSのマークをつけた個体で奄美大島に渡ったのは愛知県の三ヶ根山からのもので、私自身が再捕獲をしました。しかし、グランデコからのSRSマーク個体が飛んだのが確認されたのはこれが初めてです。
 実は、上記の宮山さんとは、10月28日に、全くの偶然で出逢って、再捕獲時の状況を伺うことができました。
 世の中の出逢いには、常に理性を超えた不思議が伴うものだと私は思っています。
 アサギマダラは数多くの出逢いの不思議を生み出す不思議な生命体です」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051026記載)。

追記:SRSと呼ぶ体系は、出逢いの不思議を直観によって察知し、行動に活かしていく技術を持っています。それは『予感法』という分野で学びます。


第2013話(栗田)■徳島県由岐町から鹿児島県奄美大島に765km移動したアサギマダラを再捕獲した(SRA 156。10/28。05年)<奄美での再捕獲4例目>
「徳島県由岐町で放蝶したアサギマダラを、奄美大島(=鹿児島県大島郡龍郷町)で、15日後に再捕獲しました。
 以下、その概略を説明します。
 2005年10月13日に、徳島県海部郡由岐町の明神山で、神野清司さんが、『トク下1013』とマーキングをしたアサギマダラを放蝶しました。
 それから15日後の10月28日に、奄美大島の北部に位置する龍郷町の長雲峠近くの林道で、その個体を私が再捕獲しました。私はその個体にSRA156と追記して、放蝶しました。
 明神山から、奄美大島のその林道までの距離は、約765kmです。移動方向は南西になります。 
 この個体は、2005年に、奄美大島で私が再捕獲したアサギマダラの第4例目となりました。
 徳島県の明神山は四国の南東部の海岸に近い位置にあります。ここでは和歌山県から移動して来るアサギマダラが再捕獲されることが少なくありません。
 1昨年には、愛知県の知多半島で私が放蝶した個体が、明神山に来ました。
 10月27日には、奄美大島の隣の喜界島で、同じ神野さんが10月6日に明神山で標識した『トク 下 106』が再捕獲されています。
 10月28日は、上の『トク 下 1013』と同じ日に標識した個体が、高知県の室戸岬で再捕獲されています。このことは、同じ日に高知県で標識された個体でも、一方が奄美大島に来た時に、他方はまだ高知県にとどまっていたことを示しています。
 どんどん先に渡っていく個体もあれば、のんびりとどまっている個体もあることが分かりますが、これは人間の集団と同様の出来事でしょう。 
 アサギマダラは数多くの出逢いの不思議を生み出す不思議な生命体です」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051026記載)。


第2014話(栗田)■愛知県岡崎市から奄美大島まで1017km移動したアサギマダラを再捕獲した(SRA3、10/27、05年)<奄美での再捕獲1例目>
「05年10月8日に、愛知県岡崎市で標識されたアサギマダラを、私が奄美大島で再捕獲されました。
 これは25年に私が奄美大島で再捕獲をした第1例目となりました。
 05年の10月8日、愛知県岡崎市扇子山で、伊豫田壽男さんが、アサギマダラに『イヨ367 センス』と標識をして放蝶されました。
 その蝶は、それから19日後の10月27日に、鹿児島県大島郡龍郷町の長雲峠で、私が再捕獲をしました。その蝶に、『SRA3』と追記して再度放蝶しました。
 移動距離は約1017km。移動方向は南西です。
 本州でマーキングをした蝶は、どこへいくのでしょうか。
 2004年までは、喜界島で数多くの再捕獲がなされていました。
 喜界島は、奄美大島の東方に25km離れた海中にあります。
 私は、奄美大島でも、実は喜界島と同様に数多くのアサギマダラが渡り、同様に多くの再捕獲が可能なのではないか、と考え、04年の秋には数多くの再捕獲をしました。
 今年もその時期が来たので、05年10月27日に、奄美大島を訪れ、05年の第一例となる再捕獲をしたのです。それが本例で、愛知県の岡崎からの飛来個体でした。
 今年の愛知県での経験によると、扇子山で放蝶されたアサギマダラは数多く三ヶ根山でも発見されています。三ヶ根山を離れたアサギマダラは、数多くが、海を渡って、知多半島や、三重県で再捕獲されています。
 本例も、おそらく、そのようにひとまず、三ヶ根山のような海岸に近い場所に飛来し、そこから海を渡ったのでしょう。最終的にどこからどのように移動して、奄美大島に来たのかは誰にも分からないことですが、ともかくも、19日間で、1017kmを飛んだことは確かです。
 アサギマダラにはまだまだ解けない多くの謎があります」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051028記載)。

一つ前のいい話に戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る