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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。
「遠隔者のための記憶法、心象法の1日集中講習を11月26・27日開講
(講師は栗田)」。
「次回の初級速読法の半月集中講習は12月3日が開始日です(講師は栗田)」。
「第125回定例会は11/28(月)開催で『結念法(結念心玉操作法)』です」。
第2015話 ■練習が楽しく、脳が喜ぶ感じがした。
「脳をいままでの10倍よく働かせる法」
(三笠書房刊。栗田昌裕著。04年2月初版)の感想文。
「実際、いくつかの練習方法をやってみて、楽しく脳が喜ぶ感じがしました。もっとよく栗田式を知りたいと興味を持ちました」。
(MS。30歳。女性。東京都足立区。050912受け取り)。
第2016話(栗田)■グランデコから高知県物部村にアサギマダラが706km移動した(SRS11363。9/1。05年)<高知県1例目>
「福島県のグランデコスキー場で放蝶したアサギマダラが、高知県物部村で、SRSマークの高知県での1例目として、53日後に再捕獲されました。
以下、その概略を説明します。
2005年9月1日に、福島県のグランデコスキー場で、『SRS11363』とマーキングをしたアサギマダラを放蝶しました。
それから53日後の10月13日に、高知県の北東部にある香美郡物部村久保和久保にある西熊別府林道林道で、土居敬典さんが、上記のSRS11363を再捕獲されました。この林道は白髭山の一角にあります。
グランデコからこの物部村の林道までの距離は、約706kmです。移動方向は南西になります。
この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、高知県まで飛んで再捕獲されたもののうちの第1番目の例となりました。
福島県のグランデコスキー場を出発した蝶は、南西方向に向かい、多くの個体が愛知県に至ります。そこから多くの蝶が紀伊半島に渡るようです。その次は四国に渡るものが少なからずいるようです。四国の先は不明で、突然に、奄美諸島に出現します。
四国で多くの蝶が再捕獲されるようになったのはここ数年のことです。
それまでは、四国でアサギマダラの移動に関心を持って調査に参加する人の数が多くはなかったのでしょう。次第にその人数が増えるにつれて、再捕獲も増えて、四国の海岸沿いに移動する経路が見えて来ました。
しかし、今回の物部村は、海岸沿いではなく、四国山中のまっただ中です。
どうして、そんなところで東北出身のアサギマダラが再捕獲されたのでしょうか。
私が認識していない蝶の移動経路がここにあるのでしょうか。
アサギマダラの移動の詳細にはまだ解けない未知の謎がたくさん残っています。
しかし、多くの人の努力によって、少しずつそれを解明する基礎になる事実が分かっていくことは素晴らしいことだと感じています。本例も、解明のための重要なヒントを教えてくれるものと言えるでしょう」。
(栗田昌裕。SRS提唱者。051031記載)。
第2017話(栗田)■グランデコから高知県足摺岬にアサギマダラが851km移動した(SRS6203。8/17。05年)<高知県2例目>
「福島県のグランデコスキー場で放蝶したアサギマダラが、高知県足摺岬で、SRSマークの高知県での2例目として、75日後に再捕獲されました。
以下、その概略を説明します。
2005年8月17日に、福島県のグランデコスキー場で、『SRS6203』とマーキングをしたアサギマダラを放蝶しました。
それから74日後の10月30日に、高知県土佐清水市の足摺岬スカイラインで、藤井恒さんが、上記のSRS6203を再捕獲されました。
グランデコから足摺岬までの距離は、約851kmです。移動方向は南西になります。
この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、高知県まで飛んで再捕獲されたもののうちの第2番目の例となりました。
福島県のグランデコスキー場を出発した蝶は、南西方向に向かい、愛知県で数多くの個体が観察されます。そこから多くの蝶が紀伊半島に渡り、四国にも渡っていきます。
四国では、室戸岬や足摺岬で観察され、やがて、喜界島などの南西諸島に出現します。
今回再捕獲されたSRS6203は、そのようなコースを飛んでいる途中であったと推測されます。
このように再捕獲された蝶が、もう一回、南西諸島でさらに再々捕獲されると、本当の道筋が見えてくることでしょう。
なお、本例では雌個体でしたので、標識時には未交尾であったものが、再捕獲時には、交尾後で、産卵も行われたと判断されました。いったいどこで産卵をしたかが、興味が持たれるところです。というのは、産み付けられた卵が、越冬することになるのかどうかが、問題になるからです。
室戸岬の最近の観察では、キジョランというガガイモの植物で多くの卵が観察されていますので、この個体も、旅の途中でキジョランなどの常緑の植物に産卵して来た可能性があります。
アサギマダラには、多くの未知の謎が残されています」。
(栗田昌裕。SRS提唱者。051031記載)。
第2018話(栗田)■グランデコから群馬県赤城自然園へアサギマダラが161km移動した(SRS12678 05.9/3)<第5例>
「05年9月3日に、グランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、群馬県の赤城自然園で再捕獲されたことが分かりました。
これは『グランデコ→赤城』という移動の第5例になります。
05年の8月30日に、福島県耶麻郡北塩原村のグランデコスキー場で、藤井恒さんが、アサギマダラにP941と標識をして放蝶しました。
その3日後の05年の9月3日に、同じグランデコスキー場で、私がそのアサギマダラを再捕獲し、SRS12678との標識を追記して放蝶しました。
その蝶は、それから18日後の9月21日に、群馬県の赤城山の山麓にある赤城村の赤城自然園で、松本幸雄・大川美咲の両氏によって再捕獲されました。
移動距離は約160km。移動方向は南西です。
グランデコでマーキングがなされた個体は数多くありますから、赤城自然園での再捕獲はさらに増えていきました。
毎年、東北のある場所から、関東のある場所へとアサギマダラが確実に飛んでいく現象を支えている能力に関しては、未知の側面があります。
グランデコから赤城自然園の移動の第一例は、SRS3209で「8/6標識→9/17再捕獲」。
第二例は、SRS11549で「9/1標識→9/17再捕獲」。
第三例は、SRS10231で「8/31標識→9/20再捕獲」。
第四例は、SRS10675で「8/31標識→9/21再捕獲」。
第五例は、SRS12678で「9/3標識→9/21再捕獲」。
このように一定の場所にどんどん移動する出来事を支えている能力はいったい何なのでしょうか。何となくすごいことが起きていると思いませんか」。
(栗田昌裕。SRS提唱者。051031記載)。
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