【今週のちょっといい話】 第2055話−第2058話

 
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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
「次回の初級速読法の半月集中講習は12月3日が開始日です(講師は栗田)」。   
「第126回定例会は12/21(水)開催で『集続法(思念仕事集中持続法)』です」。
「定例会の『潜在法』のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。

第2055話 ■SRS速読法の通信教育のDVD版が完成した
「従来、SRS速読法の通信教育には、テキスト教材と、ビデオ教材がありました。
 今月(2005年11月)末から、それにDVD教材が加わることになりました。
 ビデオ教材とDVD教材の収録内容は同一です。
 購入時には、どちらかを選択できますので、ご希望の方は、担当スタッフにその旨を申し出てください」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051130記載)。


第2056話(栗田)■岐阜県下呂市から北北東に82km飛んだアサギマダラ2頭を長野県大町市で再捕獲した(SRT1268&SRT1304 05.9/16)
「05年8月30日と31日に、岐阜県下呂市で標識されたアサギマダラを、それぞれ17日、16日後に、群馬県大町市で再捕獲しました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月30日に、岐阜県下呂市の濁河温泉スキー場で、犬嶋満さんが、アサギマダラに『MI 73 NIG 8/30』と標識をして放蝶をされました。
 その後、その蝶は、17日後の05年9月16日に、長野県大町市中綱湖畔ののっぺ山荘でフジバカマに吸蜜に訪れたところを私が再捕獲しました。その個体には、『SRT1304』と上書きして放蝶しました。移動距離は約82km。移動方向は北北東です。
 一方、犬嶋さんは、翌日の8月31日に、同じスキー場で、『MI 34 NIG 8/31』と標識をして放蝶されました。
 その後、その蝶も、16日後の05年9月16日に、長野県大町市中綱湖畔ののっぺ山荘でフジバカマに吸蜜に訪れたところを私が再捕獲しました。その個体には、『SRT1268』と上書きして放蝶しました。移動距離は約82km。移動方向は北北東です。
 この2例は、夏以後の移動としては異例の方向に飛びました。
 通常は、夏以後は、南西に移動するのが基本の方向ですが、何とそれとは逆方向の北北東に飛んでいるのです。
 この時期に岐阜県から北北東に移動した例は過去には知られていませんでした。
 一日ずれて標識された2個体が、同時に、長野県で捕獲されたことから考えると、この2頭は、一緒に移動した可能性もあります。
 従来の見解とは異なった現象が起きていた例として、注目に値する出来事です。
 他の場所でも、少数個体は、南西に移動しないで、他方向に移動した例が知られています。そのような例が蓄積されると、アサギマダラの集団としての動向がより明確に把握できるようになるかもしれません。
 アサギマダラの移動現象にはまだまだ謎と不思議があるのです」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051130記載)。


第2057話(栗田)■愛知県南知多町から967km飛んで喜界島に移動したアサギマダラを捕獲した(SRK1545 05.11/13)
「05年9月25日に、愛知県の南知多町で標識されたアサギマダラを、49日後に、喜界島で再捕獲しました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の9月25日に、犬嶋満さんが、愛知県南知多町の旧・内海フォレストパークで、アサギマダラに『M.I 5 UTS』と標識をして放蝶されました。
 その後、49日後の05年11月13日に、鹿児島県喜界島の百之台公園で、その蝶がシロノセンダングサの花に吸蜜に訪れたところを私が再捕獲しました。そして、『SRK1545』と追記して再度放蝶しました。
 移動距離は約967km。移動方向は南西です。
 これは喜界島で私が再捕獲した11例目のアサギマダラとなりました。
内海フォレストパークのある高峯山は、アサギマダラの移動の重要な中継地点と考えられてきました。しかし、最近は、この公園に平素は自由に立ち入ることができなくなったため、人知れずここを訪れ、ここから移動していく数多くのアサギマダラがいることと思われます。
 本例は、たまたま犬嶋さんが、10月に開催されるアサギマダラのマーキング会の準備のため、草刈りにここを訪れた際に標識をされたものでした。
 関わる人の運がいいと、ほんのちょっとした出会いで、アサギマダラの移動が明らかになるようなチャンスが生まれます。
 アサギマダラはすごい&おもしろい!!
アサギマダラには不思議がある」。
  (栗田昌裕。SRS提唱者。051130記載)。


第2058話(栗田)■沖縄県本部町で放蝶したアサギマダラが10日後に再捕獲された(SRO42 05.11/17)
「05年11月17日に、沖縄県の沖縄本島の本部町で私が標識をしたアサギマダラが、10日後の11月27日に同じ場所で他の方によって再捕獲されました。
 再捕獲されたのは野林千枝さんです。実は私がそこに行ったのは、野林さんが、私が本州の福島県のグランデコスキー場と群馬県の赤城自然園で放蝶したアサギマダラを2例とも再捕獲してくださったからです。短い時間でしたが、この時期の沖縄の状況をぜひ見ておこうと思って訪れたのです。
 沖縄は過去にも繰り返し訪れて、アサギマダラがいそうな場所を探索して来ました。
 本部町も、その探索範囲に含まれていたのですが、今回、改めて秋の季節に訪れて驚きました。春には見ることがなかった植物の群落があり、それがアサギマダラを誘引するものだったのです。八重岳の大嘉陽林道には、路傍にヒヨドリバナ属の植物が、見事な群落を形成して、花盛りの別世界のようでした。そこにアサギマダラが集まっていたのです。
 実際には、私が訪れた11月17日は、その花盛りのピークを過ぎていたようで、アサギマダラはヒヨドリバナ属の花の間でところどころで咲いているツワブキの花で吸蜜していました。それから10日後に、野林さんに3度目の再捕獲をしていただいたのですが、同所に10日間も滞在していたことが分かったわけです。11月の終わりまで沖縄に滞在したアサギマダラが、その後どうするのかは謎です。そのまま寿命を終えていくのか。
 あらためて何かの契機をとらえて、南方に移動していくのか。
 そのような詳細は、今回のような再捕獲のエピソードによって、少しずつ明らかになっていくことでしょう」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051130記載)。


 
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