【今週のちょっといい話】 第2146話−第2150話

    
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<お知らせ>
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「次回の中級速読法は1/14から始まります(講師は栗田)。問合せはお早めに」。
「第127回定例会は1/19(木)開催で 『安定法(運命・生活・精神安定化法)』です」。
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「定例会No.60『増識法』No.61『回転法』のDVD版が出来た。→詳細は問合わせを」。
「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
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「SRS速読法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
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第2146話(栗田)■新年の挨拶「2006年が充実の年でありますように」
「新年あけましておめでとうございます。
 年の初めに際して、1年の抱負をお持ちのことと思います。
 SRS能力開発法が、そのような皆さまの抱負により役立つ内容のものとなることを念じながら、今年一年を過ごしていきたいと思っています。
 2006年が、よろこびに満ちたよりよい充実の年になりますように」。
    (栗田昌裕。SRS提唱者。060101記)。


第2147話(栗田)■愛知県の三ヶ根山から愛知県の南知多町までアサギマダラが26km移動した(SRT3212 05.10/14)
「2005年10月14日に、愛知県の三ヶ根山で私が標識したアサギマダラが3日後に、愛知県の南知多町で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の10月14日に、愛知県幡豆町の三ヶ根山で、私はアサギマダラに、『SRT3212』と標識をして放蝶されました。
 それから3日後の05年10月17日に、愛知県南知多町内海の旧・内海フォレストパークで、桑山一七さんが、その蝶を再捕獲されました。桑山さんはその蝶を撮影後、『KK UTS』と追記して放蝶されました。
 移動距離は約26km。移動方向は南南西です。
 短い距離の移動例ですが、三ヶ根山から内海(うつみ)までは、三河湾を渡る必要があります。三ヶ根山の展望台近くから見ると、知多半島の先端が海の向こうに細長く見えています。アサギマダラはそこを目指して一気に海を越えて飛んで行ったのでしょうか。
 その際には、何を目印として、何をよりどころとして飛んで行ったのでしょうか。
 どのような情報とどのようなセンサーがSRT3212をガイドしたのでしょうか」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。060101記載)。


第2148話(栗田)■グランデコから愛知県三ヶ根山までアサギマダラが418km飛んで自己再捕獲できた(SRS3216 05.8/6) <愛知県35例目>
「2005年8月6日に、福島県のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、68日後に、愛知県の三ヶ根山で、再捕獲され、その直後に自分でも再捕獲しました。
 以下、その詳細を記載します。
 05年の8月6日に、福島県北塩原村のグランデコスキー場で、私はアサギマダラに『SRS3216』と標識をして放蝶しました。
 それから68日後の10月13日に、愛知県幡豆郡の三ヶ根山で、星野京子さんがこの蝶を再捕獲されました。星野さんは写真を撮影した後に、再度放蝶されました。その後、その蝶は、再度、私が三ヶ根山で出逢って再々捕獲することができました。
 移動距離は418km。移動期間は68日間でした。
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、愛知県まで飛んで再捕獲されたもののうちの第35番目の例となりました(1.知多半島の南知多町。2. 渥美半島の田原町蔵王山。3.豊田市炮烙山。4.三ヶ根山。5.名古屋市大高緑地公園。6,7. 美浜町の冨具神社。8.南知多町の旧・内海フォレストパーク。9.三ヶ根山。10.蔵王山。11,12.三ヶ根山。13.冨具神社。14,15,16,17,18.三ヶ根山。19.蔵王山。20.扇子山。21.衣笠山。22. 旧・内海フォレストパーク。23,24,25.三ヶ根山。26.名古屋市。27.南知多町の旧・内海フォレストパーク。28.幸田町。29.三ヶ根山。30.豊橋市大岩町。31,32,33.三ヶ根山。34.衣笠山。35.三ヶ根山)。本例は、『グランデコ→三ヶ根山』への移動個体としては17例目です。
 福島県で8月の異なる日に標識をしても、移動先の愛知県ではほぼ同時多発的に出現します。福島県にある時期まで滞在した後、8月下旬〜9月上旬に、何らかの契機を引き金として、一斉に『ほぼシンクロして』、南下の旅を始めるようです。
 それから約30〜40日経つと愛知県にどっと出現します。
 本例は、8/6という早期にグランデコで標識しましたが、おそらくグランデコ周辺に夏の間は滞在して、10月13日までに愛知県に至った例でしょう。
 本例では、出発点と再捕獲時の両方の画像を自分で撮影できましたので、翅の鮮度の変化が分析できました。相当に新鮮であったものが、愛知県まで来ると、距離・期間に相応した劣化が起きるようです。8月の初めは新鮮ですから、そこから418km、68日の旅をすると、劣化も明確に分かるものです。結果として、1ランク以上の劣化が観察されました。私が観察しているところは、翅の表面の鮮度、翅の辺縁の白毛、翅の破損、腹部の太さや、色調です。
 『現象は、観察を積み重ねることで、背後のストーリーが見えてくる』」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。060101記載)。


第2149話(栗田)■グランデコから三重県御浜町までアサギマダラが566kmを移動した(SRS12356 05.9/2) <三重県12例目>
「2005年9月2日に、福島県で標識をしたアサギマダラが、60日後に、三重県御浜町で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の9月2日に、福島県北塩原村のグランデコスキー場で、私はアサギマダラに『SRS12356』と標識をして放蝶しました。
 その後、60日後の05年11月1日に、三重県南牟婁郡御浜町神木横垣峠で、その蝶を中井節二さんが再捕獲してくださいました。中井さんはその蝶を再度放蝶されました。
 移動距離は約566km。移動方向は南西です。
 本例は、三重県でのSRSマーク個体(グランデコ発)の再捕獲12例のうちの12例目、すなわち、最後の例でした(12例目までは以下の通り。1.伊勢市朝熊山。2.南伊勢町藤坂峠。3.熊野市。4.御浜町横垣峠。5.南伊勢町鵜倉園地。6.南伊勢町藤坂峠。7.南伊勢町鵜倉園地。8,9.南伊勢町大紀町。10.熊野市札立峠。11,12.御浜町横垣峠)。
 中井さんによって、三重県の第11例目(=グランデコ発)と三重県の第12例目(=グランデコ発。本例)と、愛知県の知多半島の冨具神社で放蝶された個体とは、三例同時に再捕獲されました。
 したがって、グランデコ発の2例も、愛知県経由で移動して来たものと推測しています。
 三重県で再捕獲された12例の分布を見ると、10月3日から11月1日までの期間に亘っています。中間の6例目、7例目がいずれも10月20日ですので、10月20日頃をピークとして三重県を通過していくと考えるとよいと思われます。
 一例一例では意味をなさなくとも、複数例が蓄積することで、意味が生まれて、ストーリーが見えて来ます」。
     (栗田昌裕。SRS提唱者。060101記載)。


第2150話 ■アサギマダラ「SRS6147」の画像が中日新聞の記事で紹介された
「2005年11月1日の中日新聞に、
  『チョウ距離飛行お疲れ』
   福島や群馬→天白へ4匹 アサギマダラ捕獲
という記事が紹介されました。天白とは名古屋市天白区のこと。
 秋に南へ長距離移動するチョウ『アサギマダラ』の移動実態調査に取り組む市民団体『荒池ふるさとクラブ』(天白区)の有志が、この秋、福島県や群馬県などから飛んできた四匹を、同区の荒池緑地内で捕獲したことを紹介した記事です。
 この中で、福島県北塩原村で8月17日に私が放蝶し、385kmを飛んで10月9日に荒池緑地で再捕獲された『SRS6147』の写真が紹介されました。これはグランデコスキー場から愛知県へ飛んだ個体の26例目にあたります。
 また、9月1日に私が同村で放蝶し、10月15日に荒池緑地で再捕獲された蝶があることも紹介されています。これは『SRS11457』のことで、グランデコから愛知県へ移動した個体の55例目にあたります。
 2005年は、アサギマダラの移動に関して、新聞やテレビなど、さまざまなメディアで地域ごとのエピソードが紹介されることの多い一年でした。
 2006年は、一般の人たちの関心がさらに広がる年になることでしょう」。
    (栗田昌裕。SRS提唱者。051231記)
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