【今週のちょっといい話】 第2201話−第2205話

一つ前のいい話に
戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る

<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
   ← ← <関東圏の人には2月下旬からの半月集中クラスがお薦め>
「次回の中級速読法は1/14から始まります(講師は栗田)。問合せはお早めに」。
「第127回定例会は1/19(木)開催で 『安定法(運命・生活・精神安定化法)』です」。
   ←← <P.回転安定性からさまざまなアイデアとヒントを得る>060113
「定例会No.65『集中法』No.66『関係法』のDVD版が出来た。→詳細は問合わせを」。
「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
   ← ← <26技術からなる独自のSRS記憶法Aの世界を講義し尽くす>
「SRS速読法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
   ← ← <『テキスト単独』または『テキスト+DVD』のいずれも可>


第2201話(読者)■他の速読とは違うところに惹かれた
   「本がいままでの10倍速く読める法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著、02年3月初版)の感想文。
「大変興味があるので、面白く読ませていただきました。他の速読とはちょっと違うなと感じたところにひかれました」。
    (SW。**歳。男性。千葉県浦安市。051102受け取り)


第2202話(栗田)■グランデコから長野県大町市までサギマダラが237km移動した(SRS11285 05.9/1) <長野5例目>
「2005年9月1日に、グランデコスキー場で私が標識したアサギマダラが24日後に、長野県の大町市で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の9月1日に、福島県のグランデコスキー場で、私はアサギマダラに、『SRS11285』と標識をして放蝶しました。
 それから24日後の05年9月25日に、長野県大町市平の中綱湖畔にある『のっぺ山荘』で、大代孝浩さんが、この個体を再々捕獲して、『のっぺ オオシロ』と追記して、再放蝶されました。
 このときの移動距離は237kmで、移動方向は南西でした。
 前日の9月24日には、大代さんが、『グランデコ→長野県大町市』まで移動したアサギマダラの第2例、第3例を再捕獲されました(ちょっといい話の第2187話、2192話参照)。9月25日には、第4例を再捕獲され、本例が第5例になります。
 以上をまとめると以下のようになります。
 9/15 大町市(のっぺ山荘。栗田昌裕。8/20 SRS7811)。第1例。
 9/24大町市(のっぺ山荘。大代孝浩。8/23 SRS 9523)。第2例。
 9/24大町市(のっぺ山荘。大代孝浩。8/4 SRS 2395)。第3例。
 9/25大町市(のっぺ山荘。大代孝浩。8/8 SRS 4168)。第4例。
 9/25大町市(のっぺ山荘。大代孝浩。9/1 SRS 11285)。第5例。
 以下は大代さんからいただいた10/25日のコメントです:
 『栗田さん、続々と到着しているもようです。
 のっぺに来ている個体ですがここ数日から破損があったり、鮮度が落ちていたりするものが増えたように感じました。
 先週は長野県内の移動個体が多く、今週末は東北地方の移動個体が多かったことから入れ替わっていることがわかるような気がします。では、長野北部個体はどこへ?
 来週末は10月に入りますが、のっぺで10月までいたという記憶は(過去の例では)ありません。どうなるか楽しみです。よろしくお願いいたします』。
 別な方から伺った話では、実際には、10月中旬になっても少数のアサギマダラがのっぺ山荘で観察されたとのことです。
 9月下旬は04年の場合には、アサギが急速に減っていった時期です。05年は特例だったのでしょうか。9月の中旬には相当な努力をしたのに1例しか再捕獲されず、後半の時期になって続々とグランデコからの個体が再捕獲され始めたのは、ちょっと興味深い解明課題と言えます」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。060113記載)。


第2203話(栗田)■グランデコから愛知県三ヶ根山まで418km飛んだアサギマダラを自己再捕獲できた(SRS11857 05.9/2) <愛知県46例目>
「2005年9月2日に、福島県のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラを、42日後に、愛知県の三ヶ根山で自分で再捕獲することができました。
 以下、その詳細を記載します。
 05年の9月2日に、福島県北塩原村のグランデコ・リゾートのスキー場で、私はアサギマダラに『SRS11857』と記載して放蝶しました。
 それから42日後の10月14日に、愛知県幡豆郡幡豆町の三ヶ根山で、私はその蝶に再会して再捕獲することができました(=自己再捕獲)。そこで私は『SRT3562 ハズ』と追記をして放蝶しました。
 移動距離は418km。移動方向は南西でした。
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、愛知県まで飛んで再捕獲されたもののうちの第46番目の例となりました(1.知多半島の南知多町。2. 渥美半島の田原町蔵王山。3.豊田市炮烙山。4.三ヶ根山。5.名古屋市大高緑地公園。6,7. 美浜町の冨具神社。8.南知多町の旧・内海フォレストパーク。9.三ヶ根山。10.蔵王山。11,12.三ヶ根山。13.冨具神社。14,15,16,17,18.三ヶ根山。19.蔵王山。20.扇子山。21.衣笠山。22. 旧・内海フォレストパーク。23,24,25.三ヶ根山。26.名古屋市。27.南知多町の旧・内海フォレストパーク。28.幸田町。29.三ヶ根山。30.豊橋市大岩町。31,32,33.三ヶ根山。34.衣笠山。35.三ヶ根山。36,37.冨具神社。38.三ヶ根山。39.冨具神社。40.三ヶ根山。41.豊橋市多米峠。42,43.扇子山。44,45,46.三ヶ根山)。三ヶ根山としては22例目です。愛知県での自己再捕獲としては9例目に当たります。第44例、第45例、第46例は、3例とも自己再捕獲の例となりました。
 本例は雄の個体ですが、出発点と到着点の両方で画像が揃ったので、その途中の翅の劣化を評価することができました。本例では秋口からの418km、42日間の移動により、翅が半ランクほど劣化したことが確認できました。
 福島県で8月の異なる日に標識をしても、移動先の愛知県ではほぼ同時多発的に出現します。福島県に滞在した後、8月下旬〜9月上旬に、何らかの契機を引き金として『ほぼシンクロして』、南下の旅を始めるようです。
 それから約30〜40日経つと愛知県に多数の個体が出現します。
 本例は、9/2というアサギマダラのシーズンの比較的初期にグランデコで標識されました。その後、まもなく移動を開始し、10月14日までに三ヶ根山に来たものと推測されます。
 第45例と第46例は、再捕獲された日が同じですが、標識日も近接しています。これらを取り巻く諸例を並べて見ると、
 ●SRS12357 9/2 → 10/6 愛知県三ヶ根山
 ●SRS13020 9/3 → 10/8 愛知県三ヶ根山
 ●SRS12678 9/3 → 9/21 赤城自然園
 ●SRS13165 9/3 → 9/26 赤城自然園
 ●SRS13310 9/3 → 10/16 埼玉県滑川町
 ●SRS13118 9/3 → 10/19 三重県南伊勢町鵜倉園地
 ●SRS13776 9/4 → 9/25 群馬県赤城自然園
 ●SRS13433 9/4 → 10/14 愛知県三ヶ根山
 ●SRS13655 9/4 → 10/15 三重県熊野市
となっています。群馬県あたりに到達するまでに2週間、それ以南の移動で2週間くらい余程度かかっているように推測されます。また、SRS13310のように、10/16になってもまだ埼玉で見出された例もあります。このような例は、特例として扱った方が分かりやすいかもしれません。 
 『アサギマダラは複数例を時空に配置することで流れが読めてくる』。
 世の中の他の出来事に関しても同様です」。
      (栗田昌裕。SRS提唱者。060113記載)。


第2204話(栗田)■グランデコから群馬県赤城自然園までアサギマダラが160km移動した(SRS4186 05.8/8) <赤城第16例>
「2005年8月8日に、福島県北塩原村のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、57日後に、群馬県の赤城自然園で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月8日に、群馬県耶麻郡北塩原村のグランデコリゾート内のスキー場で、私がアサギマダラに『SRS4186』とマーキング(標識)をして放蝶しました。
 その後、57日後の05年10月4日に、群馬県赤城村の赤城自然園で、松本幸雄さん、根本舞さんがその蝶を再捕獲されました。松本さん、根本さんは、その蝶に『AP4025』と追記して再度放蝶しました。
 移動距離は約160km。移動方向は南西です。
 本例は、2005年にグランデコから赤城自然園まで移動して確認された第16例目となりました。
 これらの16例は、標識日は異なりますが、類似の経過を辿って、赤城自然園に来た可能性があります。数多くの例を通して、集団の動きが幅を持って見えてくるとよいと思います。さしあたって9月後半に赤城自然園に押し寄せていることが注目されました。
 16例の全例で、移動期間は最低でも2週間(半月)はかかっています。
 この間、いったいどこでどのようにて過ごしているのか、非常に興味が持たれるところです(最短移動期間=16日)。
 こんなにも多くの移動例が具体的に分かっているのに、人間には途中の様子が見えていないというのは、何とも不思議なことだと思います。
 「グランデコ→赤城」という移動ストリームに関するだけでも、「見えていない時間・空間(=空白の時空=時空ギャップ)」が相当に大きいことに注目しておきたいと思います。
       (栗田昌裕。SRS提唱者。060113記載)。


2205話(栗田)■記録的な大雪の影響を読む
「今年の冬は北日本から東日本の日本海側を中心に記録的な大雪情報が飛び交っている。例年よりも早期に雪が降り、しかも、例年の2〜3倍も積もっている場所が少なくない。
鉄道にも影響が出て運行が止まったり、脱線した車両もある。停電、家屋倒壊、凍死、除雪問題、雪崩災害、河川増水など、話題に事欠かない。
 新潟県の津南町では積雪が390センチ以上となり、信号の高さを超えている状態だ。豪雪のメカニズムとしては、「三波型」の寒波(=寒波の帯が3回波打つ)が生じていることによると説明されている。具体的には北極付近の寒波が日本と米国東部と欧州に突出しているのだ。その元は、インドシナ半島での海水温の上昇で、対流の活発化が起き、偏西風が北に押し上げられたことで、その反動で日本を含む領域に北方の寒波が垂れ下がって来ているというのだ。
 私の仕事先の上毛高原でも、道路脇には雪がうずたかくつもり、交通量がある道路ではある程度の除雪がなされているが、路面は凍結した雪で覆われた状態で、運転には慎重を要している。
 春夏秋冬の巡りは毎年あるものの、その年ごとの変動は、さまざまな影響を人の生活に与えていく。今年の冬の気候の特徴を知り、その影響の広がりを具体的に読み解いていくことことは、SRSを学ぶものとしてはsuper-readingの訓練をするよい機会となり得るだろう」。 
(栗田昌裕。SRS提唱者。060113記)

 
<特別指導会[定例会]の内容がDVD化されました→問い合わせは03-3821-3197へ
 今回は、第27回「創造法」の内容のメッセージを紹介します:
◆ 第27回「創造法(創造力開発法)」  97年9月24日の講義
 創造力は創造に関わる諸側面を高めることで得られる。講義ではそのために、発散的(拡散的)思考力を身につけ、創造的思考を運用できる想像力を高め、創造の諸段階を理解してそれを確実に辿る力を養い、創造性を高める人格特性(好奇心、感受性、開放性)を身につけ、創造性の適性(思考の流暢性、独創性、綿密性、独創性、高い再定義力)を獲得することを指導する。その過程でSRS能力開発法が文字通り創造性開発の体系と分かる。


一つ前のいい話に戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る