【今週のちょっといい話】 第2236話−第2240話

 
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「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
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「第128回定例会は2/23(木)開催で『選択法(人生最良選択決断法)』です」。
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「定例会No.67『連想法』No.68『解決法』のDVD版が出来た。→詳細は問合わせを」。
「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
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第2236話(読者)■少しずつトレーニングをしている。結果が出るのが楽しみ。
   「本がいままでの10倍速く読める法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著、02年3月初版)の感想文。
「今、少しずつトレーニングをしています。結果が出るのがたのしみです」。
     (HT。17歳。女性。愛媛県宇治市。051121受け取り)


第2237話(栗田)■グランデコから喜界島までサギマダラが1408km移動した(SRS10540 05.8/31) <喜界島6例目> 自己再捕獲例
「2005年8月31日に、グランデコスキー場で私が標識したアサギマダラが64日後に、鹿児島県の喜界島で再捕獲され、その後、私を含む2名がさらに再確認しました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月31日に、福島県のグランデコスキー場で、私はアサギマダラに、『SRS10540』と標識をして放蝶しました。
 それから64日後の05年11月3日に、鹿児島県大島郡の喜界島(奄美諸島のひとつ)で、濱川孝久さんが、この個体を再捕獲されました。濱川さんは、その蝶に『TH』と追記され放蝶されました。
 その2日後、同所で、犬嶋満さんがこの蝶に出会い、『MI 109』と追記して放蝶されました。
 その6日後に、同所で、私がこの蝶に再会し、『SRK594』と書いて放蝶しました。
 本例はグランデコから喜界島へ移動して再捕獲された第6例目となりました。
 他の例も並べると、
1)10月19日 福島誠 喜界島 SRS9450 8/23
2)10月25日 福島誠 喜界島 SRS5359 8/14
3)10月26日 福島誠 喜界島 SRS12127 9/2
4)10月29日 福島誠 喜界島 SRS4742 8/13, SRS5761 8/16
5)11月3日 福島誠 喜界島 SRS7095 8/18
6)11月3日 濱川孝久・犬嶋満・栗田昌裕 喜界島 SRS10540 8/31本例
7)11月28日 福島誠 喜界島 SRS10673 8/31
 これだけの数の再捕獲をしていただけたので、私の喜界島での再捕獲データと、奄美大島での結果も併せることで、統計的な計算が可能となり、喜界島、奄美大島への飛来頭数や、両島の比較や、グランデコと他地域との比較などに関して、定量的な議論も可能になりました。
 本例は、標識時と再捕獲時と自己再捕獲時の画像を比較することができました。64日間、1408kmの移動で、2ランク前後の翅の劣化が生じました。その後、喜界島での6日間の滞在で、さらに破損が進行したことも分かりました。今年の喜界島での個体は、同時期の奄美大島での個体に比べて、破損の度合いが大きいとの印象を持ちましたが、理由は不明です。
 本例は喜界島で3回再捕獲されましたが、そのいずれも百之台公園で確認されました。
 このようにして、複数の人が関わることによって、同所での滞在状況も次第に明らかになっていきます。
 なお、喜界島での自己再捕獲は、05年度は本例1例で終わりました(昨年は長野県大町市で標識した個体を自己再捕獲しました)。
 アサギマダラはすごい&おもしろい&素晴らしい!!
アサギマダラの渡りは感動だ!」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。060120記載)。


第2238話(栗田)■グランデコからアサギマダラが愛知県の幸田町を経て田原市まで432km移動した(SRS7917 05.8/20) <愛知県53、54例目>
「2005年8月20日に、福島県のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、71日かかって、愛知県の幸田町を通って田原市まで移動して再捕獲されました。
 以下、その詳細を記載します。
 05年の8月20日に、福島県北塩原村のグランデコ・リゾートのスキー場で、私はアサギマダラに『SRS7917』と記載して放蝶しました。
 それから70日後の10月15日に、愛知県額田郡幸田町の遠望峰山で、伊豫田壽男さんがその蝶を再捕獲されました。伊豫田さんはその蝶に、『イヨ 10/15』と追記をして放蝶されました。
 ここまでの移動距離は412km。移動方向は南西でした。
 ところがこの蝶はその翌日の10月16日に、愛知県田原市の蔵王山の権現の森で、東三河さんによって再々度、捕獲されることとなりました。東さんは、この蝶に『T・I−635』と標識をして、放蝶されました。
 2度目の移動は、1日をかけて、南南東方向に20km飛んだことになります(70日+1日=71日。412km+20km=432km)。
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、愛知県まで飛んで再捕獲されたもののうちの第53番目、第54番目の例となりました(1.知多半島の南知多町。2. 渥美半島の田原町蔵王山。3.豊田市炮烙山。4.三ヶ根山。5.名古屋市大高緑地公園。6,7. 美浜町の冨具神社。8.南知多町の旧・内海フォレストパーク。9.三ヶ根山。10.蔵王山。11,12.三ヶ根山。13.冨具神社。14,15,16,17,18.三ヶ根山。19.蔵王山。20.扇子山。21.衣笠山。22. 旧・内海フォレストパーク。23,24,25.三ヶ根山。26.名古屋市。27.南知多町の旧・内海フォレストパーク。28.幸田町。29.三ヶ根山。30.豊橋市大岩町。31,32,33.三ヶ根山。34.衣笠山。35.三ヶ根山。36,37.冨具神社。38.三ヶ根山。39.冨具神社。40.三ヶ根山。41.豊橋市多米峠。42,43.扇子山。44,45,46.三ヶ根山。47,48,49.蔵王山。50,51,52.三ヶ根山。53.幸田町。54.蔵王山)。グランデコから幸田町への移動は2例目となりました。グランデコから田原市までの移動としては9例目となりました。
 本例では標識時と、2回目の再捕獲時の画像をもとに、翅の鮮度の比較ができました。70日間、432kmの移動の前後で、翅の表面の鮮度が1ランク半程度劣化したことが分かりました。
 福島県で8月の異なる日に標識をしても、移動先の愛知県ではほぼ同時多発的に出現します。福島県に滞在した後、8月下旬〜9月上旬に、何らかの契機を引き金として『ほぼシンクロして』、南下の旅を始めるようです。
 それから約30〜40日経つと愛知県に多数の個体が出現します。
 本例は、8/20というアサギマダラのシーズンの比較的後期にグランデコで標識されました。その後、しばらくの間グランデコに滞在した後に移動を開始し、10月15日までに幸田町に来たものと推測されます。
 本例の意義は、いったん額田郡幸田町遠望峰山で再確認された個体が、その翌日に20km離れた田原市で再々確認されたことにあります。
 05年10月15日〜16日は、三ヶ根山近辺でアサギマダラの個体数が多かったときです。
 『扇子山・遠望峰山←→三ヶ根山』という移動は数多くの個体で確認されていますが、その中で、1日で『遠望峰山→田原市』という一気の移動が生じた意義は少なくないと思われます。簡単に言えば、『扇子山・遠望峰山』と『三ヶ根山』と『蔵王山』とのなす三角地帯は、かなり自由に往来が出来ていることを意味しているのであろうと思います。
 この三角地帯の移動については、再捕獲例をしっかりと整理した上で考察し直してみたいと思っています」。
     (栗田昌裕。SRS提唱者。060120記載)。


第2239(栗田)■グランデコから高知県大月町までアサギマダラが871km移動した(SRS12800 05.9/3) <高知県第3例>
「2005年9月3日に、福島県北塩原村のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、61日後に、高知県大月町で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の9月3日に、群馬県耶麻郡北塩原村のグランデコリゾート内のスキー場で、私がアサギマダラに『SRS12800』とマーキング(標識)をして放蝶しました。
 その52日後の05年11月3日に、高知県大月町の西南の端にある大堂海岸の旧道で金田忍さんがこの蝶を再捕獲されました。金田さんは、『XX 大月』と追記して放蝶されました。
 移動距離は約871km。移動方向は南西です。
 本例は、2005年にグランデコから高知県まで移動して確認された第3例目となりました。
 画像を送付していただいたため、標識時と再捕獲時の翅の状態を比較することができ、1ランク強の翅の劣化が生じていることが分かりました(雄の例)。
 高知県で再捕獲されたグランデコ発の個体は以下の3例となりました:
●高知第1例♂ 10/13 物部村久保和久保。土居敬典。←9/1 SRS11363。
●高知第2例♀ 10/30 土佐清水市足摺岬。藤井恒。 ←8/17 SRS6203。
●高知第3例♂ 11/3 大月町大堂海岸。 金田忍。 ←9/3 SRS12800。
 以上の3例から、高知県には、10/13という意外に早い時期に姿を現し(愛知県では、その直後にピークとなる)、奄美諸島にも数多くの個体が姿を表している10月下旬〜11月上旬まで高知にいたことが分かります。
 アサギマダラはすごい&おもしろい!!
アサギマダラには謎がある」。 
       (栗田昌裕。SRS提唱者。060120記載)。


第2240話 ■第127回定例会「安定法(精神生活運命安定化法)」が開催された
「05年1月19日、SRS研究所にて、第127回の定例会(特別指導会)が開催れました。
 テーマは安定法(精神生活運命安定化法)でした。キーコンセプトは:
『精神と生活と運命は連動している。まず、相互の関連について考察をする。
 その上で、運命や日々の生活や精神をまとめて安定化させる方法について指導する』。
 冒頭に石川啄木の生活史を紹介し、精神と生活と運命が連動して不安定であった様子について概説しました。
 たまたま現在進行中の、耐震強度偽装事件に関わっているヒューザー(マンション建築主)の小嶋進社長のエピソードや、証券取引法違反の疑いを持たれているライブドアの堀江貴文社長のエピソードや、ライブドアショックでシステムの限界を露呈した東証のエピソードなどを挙げながら、安定性に関するさまざまな側面を検討しました。
 そして、私たちが、精神や生活や運命を安定化させるためには、どうすればよいかについて具体的な提案を行いました。
 60名を超える参加者が熱心に聴講されていました。
 この講義の収録映像は近いうちにDVD化されて、提供できるようになります」。
       (栗田昌裕。SRS提唱者。060120記載)。


<特別指導会[定例会]の内容がDVD化されました→問い合わせは03-3821-3197へ
 今回は、第34回「空間法」の内容のメッセージを紹介します:

◆ 第34回 「内的空間確立法(空間法)」 98年4月
 意識の場に(「意識の場の」ではないのでミスプリに注意)次元の高い空間を綿密に確立することが能力開発の要諦である。認知学の言葉で言えば空間法はワーキングメモリを増大させる技術である。そのための秘訣は空間入力の仕方にある。心に深く広く高みのある良質で機能的な空間を確実に構築するための方法論を指導する。
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