【今週のちょっといい話】 第2465話−第2468話

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「初級速読法半月集中講習は4月8日開始です(講師は栗田)」。    
「記憶法Aの5回講習は4月10日開始です(講師は栗田)」。    
「初級速読法の一泊研修は5月13日・14日です(講師は栗田)」。
    
   ← ← <関東圏の人には4月8日開始の半月集中講習をお薦めします>
「5月に心象法の1日講習があります(講師は栗田。遠隔者のためのプログラム)」。
「5月に記憶法の1日講習があります(講師は栗田。遠隔者のためのプログラム)」。 

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「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
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「第130回定例会は4/20(木)開催で『計画法(未来計画構築遂行法)』です」。
   ← ←U.計画法では見通す力自体を高める訓練が重要 060331


第2465話(読者)■すばらしい本でした。ありがとう。
    「仕事力を10倍高める!栗田式 頭がよくなる脳トレーニング」
     (栗田昌裕著。PHP研究所。05年9月初版)の感想文。
「すばらしい本でした。ありがとう」。
    (AM。女性。**歳。大阪市。060130受け取り)


第2466話 ■トレイルラン
「トレイルランとはトレイル(丘などの小道)をジョギングして楽しむことをいうが
ランナーと称する人達の中ではもう少しトレーニング的な意味合いを持たせたり
クロスカントリーレースや山岳マラソンなどの要素も含まれたりする。
月刊のランニング雑誌の取材でそのトレイルランをすることになった。
同行者のメンバーのプロフィールからは、箱根駅伝のレギュラーだとか
東京・大阪・名古屋と国際女子マラソン3本連続完走とか
つい先日行なわれたマラソンで陸上連盟登録の部上位入賞や
サロマ湖100Kmマラソン優勝とかの肩書きが続出する。
そういう人達と一緒に走ってはたして自分の身体が最後まで持つのか
かなりの危惧感を抱きつつ当日を迎えた。
当日は雨の可能性が無くまずは一安心である。雨でも走れることは走れるが
楽しみは半減するし路面の危険度も増す。
何より写真撮影をしながらの行程なので雨天では話にならない。
一同ほっと胸をなでおろす。
コースはオーソドックスな東京都と神奈川県にまたがる山道で
ごくたまにハイカーの人にすれ違う。全行程中6〜7回出会ったであろうか。
山の中では『この山へようこそ』と鳥達がさえずりのご挨拶だ。
木立を抜けてくる風が火照る身体に優しい。
普段はアスファルトなどの舗装道路を走ることが多い足に
土や落ち葉のクッションがあたたかくもてなしてくれる。
マラソンの実力レベルでは私より遥かに上なのだが
トレイルランは今回が初めてというビギナーさんが一人いて
その人に合わせるかのように写真撮影や傾斜がゆるい所以外は歩きも入れる。
本来トレイルランとはそういうものでもあるのだが今回はメンバーがメンバーだけに
撮影準備で立ち止まる以外は全て走っているという展開もありえたのだ。
実際、雑誌の取材だと分かっているはずなのに
『この次の山岳レースの練習のつもりで参加しました』と言うメンバーもいた。
取材班がどういう基準でメンバーを選んだのか理解に苦しむ。
それでもビギナーさんの存在と猛者達の私という弱者に対する
心優しい気遣いのおかげで身体も最後までもってくれた。
なしくずし的にコースリーダーの役目を押し付けられたが全員無事で終了し
ビギナーさんも『楽しかった』と言ってくれてほっとする。
カメラマンさん(重い器材をしょって我々に同行したこの人が一番の功労者だ)の
差し入れの桜餅とビギナーさん手作りのおにぎりの味は格別だった。
ほっぺたが落ちるとはこのことだ。
最後に入った温泉が身体だけでなく心の緊張感もほぐしてくれる。
不安と緊張で始まったトレイルランだったが終わってみれば良い想い出ばかりだ。
充実した一日だった。
来月の雑誌発売日が待ち遠しい」。
    (高橋和夫。SRSインストラクター。060329記・受け取り)
追記。栗田注:一つの仕事をきちんとこなせば、また別な仕事につながることでしょう。高橋さんのメールには、以下の書き出しがついていました。季節感が表れていますので、参考までに示します。
「 栗田先生、侑未子代表、スタッフの方々お元気ですか。
 走るインストラクターの高橋和夫です。
 私の地元、府中市では桜並木に
 夜は「府中市民桜祭り」の灯火に
 灯りがともされるようになりました。
 ちょっといい話を添付します。
ご査収の程、よろしくお願い申し上げます」。


第2467話(栗田)■喜界島の3日目はモンパの木にアサギマダラの群れを見出した
「06年3月27日、喜界島に渡って主に3日目の出来事を示します(注:3月25日のことは、 第2458話に記載しました)。
 3月26日は、終日、風雨に見舞われ、外出もままならない状況でした。夕方に、雨の中で、島の南西部の変化を見るためにドライブに出たのですが、大変な雨のために、海岸近くの非舗装道路の窪地には巨大な水たまりがあちこちに出来ていて、それらを車で抜けるたびに、フロントグラスまで泥水がはね上がり、まるで沼地を走り回っているようでした。
 3日目は好天になりましたので、、西南部を再度訪れてみました。
 野生化したランタナの花にはシロオビアゲハが吸蜜に来て舞い、リュウキュウアサギマダラが海岸に近い農道を優雅に舞ったりしていました。ノアサガオの青紫色の美しい花があちこちで観察されます。
 蜜柑畑では、甘い香りのミカンの花に、数匹のアサギマダラが吸蜜に来ていました。喜界島での1日目に見た別の蜜柑畑でと同様に、ミカンの開花が例年より1週間ほど早まって、すでに開花のピークが終わっていることがここでも確認できました。前日の風雨で、かなりの花びらが落ちてしまったようでした。例年はここにシロノセンダングサがたくさん生えていて、そこにアサギマダラを多く見ることができるのですが、今年はすっかり刈り込まれていて、そのような場面を見ることはできませんでした。
 遊歩道の入り口当たりでは、シマアザミの花で吸蜜している数頭のアサギマダラに出会いました。シマアザミもアサギマダラが好む植物です。
 ガジュマルその他の樹木がうっそうとしげる森の中でも数頭のアサギマダラに出会いました。ここまででSRS89からSRS114までの25頭に標識できました。
 そこからさらに南下すると、モンパの木が10本ほど生えている場所があります。
 そこに近づくと、モンパの周囲に数十頭のアサギマダラが活発に飛び回っていました。
 海岸近くで、そこそこに強い風が吹いているのですが、その風に吹き飛ばされないように必死になって数十頭のアサギマダラが飛翔していたのです。
 よく見ると、地面に20頭くらいのアサギマダラが群がっている場所がありました。他にも何箇所かで、数頭ずつのアサギマダラがモンパの木の枯れた枝や枯れた葉に止まっている様子が観察されました。止まったアサギマダラはいずれも無心に(または放心状態で)葉や枝を舐めています。
 アサギマダラの雄は、フェロモンの元となるPA物質というものを植物から取り込む必要があります。そこで、PA物質を多く持っている植物の花に集まる習性を持っているのです。PA物質は花の蜜にだけ含まれているのではなく、植物本体にもあります。モンパという樹木は、枝にも葉にもこのPA物質をたくさん持ってきいるらしく、アサギマダラはモンパの木に集まる際には、花ではなく、むしろ、枯れた葉や枯れた小枝に止まってそれを口吻で舐め回してPA物質を吸い込む興味深い行動を取ります[PA物質はピロジジンアルカロイドとも呼ばれる化合物です。PA物質に関しては、HPのアサギマダラの世界の第2番目の項目Asagi2の解説も参照してください]。
 生きた葉ではなく、折れて落ちた小枝についた枯れた葉や、枝についてはいるが萎れた葉や、折れた枝の割面などの方が、アサギマダラが好むPA物質がより多いのでしょう。
 結局、その周辺で次から次へとアサギマダラに出会うことができ、その日の主要な時間の大半をそこで過ごすこととなりました。
 SRS115からSRS361までその場所でマーキングをしましたので、少なくとも246頭がそこで確認されたことになります。実際には300頭以上がいました。
 この日は、夕方、島の東の方に移動して、さらに5頭を追加してSRS366まで標識ができました。これは過去2年の喜界島での私の体験に比較して速いペースであり、今年のアサギマダラの発生が、例年より時期的に前倒しになっていることと関係があると思われました」。
     (栗田昌裕。SRS提唱者。060330記載)


第2468話(初級)■妹が講習用に弁当を作ってくれ目頭が熱くなった
 (初級半月速読法の3日目の前に書かれた【チェックリスト】と、
           3日目の6ステップの体験談より)
「<チェックリスト>
【気づき】
 ●4/11:講習に参加して指回しはできるだけ速い方がいいのだと、おくればせながら気がついた。栗田先生の本を読んで、指回しを練習していた時は、動かない指を、とにかくうまく動くようにと、おそい指回しで回数多くする努力をしていた。講習の2日目(4/10)一番前の席にすわらせてもらって、栗田先生の指の動きを見ることができた。指回しにかぎらず開閉訓練なども、どれも、すごい速さで動かしておられた。私も、速い動きができることを目指さなくてはと思った[栗田注:きちんと回すのは巧緻性、速く回すのは敏捷性といいます。指回しでは、敏捷性を優先して訓練することが重要です]。
【今週のちょっといい話】
 ●東京で宿泊場所を提供してくれている妹は、この講習の2日目に弁当を作ってくれました。1日目に私が、コンビニで弁当を買うのを見ていて気がついたらしいです。その弁当を食べていて目頭が熱くなってきました。「兄妹っていいな」と思いました。東京からの帰り道、いなかで、年老いた母を見てくれている姉にそのことを伝えるメールを送りました。姉からすぐに、メールの返事が返ってきました。「さっちゃん(妹)も大人になったでしょ。母ちゃんに報告しておくね。講習、受けられてよかったね。」と、笑顔のマークの入ったメールでした。姉もよろこんでくれているようでした。
<ステップ6>
【共鳴呼吸法/単純法】
 ●昇っていく竜は白黒で色がなかった。青い世界は舞台の上で照明の色が青だった。赤い世界は夕焼けで鳥が移動。
【イメージ訓練/並列移動法】
 ●2人がやってくるのはなんとかイメージできたが、2人の動きは似たような動きだった。多数のところは、新撰組の連中が数人思い浮かんだが、がやがやとしゃべりながらこちらに来る場面で、数人バラバラの動きにさせることはできなかった。
【全体の感想】
 ●速読訓練以外の、いろんな筋肉を動かす訓練が楽しい。やったあと気分がよくなる」。
    (KI。58歳。男性。SRS速読法初級第453クラス受講者。050416受け取り)

[スタッフ注: KIさんの読書速度は、初速が590字/分でしたが、
10ステップでは、17000字/分(28.8倍)に到達しました。
 第453初級クラス全体では、初速は872字で、最終回の平均は22821字/分(27.1倍)でした]。


<特別指導会[定例会]の講義内容がDVD化されました
→購入の問い合わせは03-3821-3197へ
 今回は、第38回「制御法」の内容のメッセージを紹介します(以下のメッセージは、
 イントロダクションに過ぎません。実際の詳しい内容はDVDで学んでください): →定例会DVD

■ 第38回 「制御法」(心身システム制御法)」  98年8月26日
人間をシステムとみなし、そこでの情報処理の仕組みを改善するのがSRSの基本的な姿勢であるが、その際には「自覚」に次いで「制御」(コントロール)という概念と技術が必要になってくる。心身全体のシステムをどのように改善し、どのように制御するかをシステム制御理論を紹介しながら指導する。心身を新しい概念に基いてよくコントロールする技術を学ぼう。


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