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■シロノセンダングサで吸蜜する2匹のアサギマダラ/百之台公園/喜界島/パラレル法
[解説]
アサギマダラはヒヨドリバナ属などの特定の花に
好んで集まる傾向がある(選好性)。
一般に、マダラチョウ類が集まる花にはピロリジジン
アルカロイド(PA)と呼ぶ一群の特殊な化学物質が含まれている。
一部のマダラチョウでは、PAは雄の性ホルモンの
原料として利用されていることが証明されている。
PAなどのアルカロイド類を、産卵の際の食草の
判定に利用しているマダラチョウもある。
アサギマダラの場合、これらのことは直接には証明されていないが、
アサギマダラが好む植物の多くにPAが含まれていることと、
特にアサギマダラの雄はPAが含まれる植物に好んで集まる傾向があるので、
同様の理解がされている。
ヒヨドリグサ属の植物にも、シロノセンダングサにもPAが含まれている。
鹿児島県喜界島には、ヤマヒヨドリバナとシロノセンダングサが
たくさん咲いている場所があり、秋の10月〜11月に
おびただしい数のアサギマダラが集ってくる。
実際に、そういう場所に行くと、大気の中に独特の香りが漂っている。
おそらくそれがPAの香りなのであろう。
写真の場所は百之台公園で、
白シロノセンダングサの群落が咲き、たくさんのアサギマダラが無心に吸蜜し、
周囲に独特の香りが漂っている。
写真では、2頭が吸蜜に訪れているのが見えるだろうか。
シロノセンダングサの種子は、布に張り付く性質があるので、
撮影のために草むらに入りこむと、たくさんの種子がズボンについてしまい、
後で取るのが大仕事だ。
しかし、アサギマダラにとっては、天国のような場所だ。
[パラレル法で立体視ができる]
[撮影・解説:栗田昌裕]
画像の無断複製・無断使用を禁じます。
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