【今週のちょっといい話】 第2473話−第2476話

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「初級速読法半月集中講習は4月8日開始です(講師は栗田)」。    
「記憶法Aの5回講習は4月10日開始です(講師は栗田)」。    
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「5月に心象法の1日講習があります(講師は栗田。遠隔者のためのプログラム)」。
「5月に記憶法の1日講習があります(講師は栗田。遠隔者のためのプログラム)」。
 
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「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
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「第130回定例会は4/20(木)開催で『計画法(未来計画構築遂行法)』です」。
   ← ←W.計画法は心の場を形成することが重要 060402


第2473話(読者)■ドリル式の本も出して欲しい
    「仕事力を10倍高める!栗田式 頭がよくなる脳トレーニング」
     (栗田昌裕著。PHP研究所。05年9月初版)の感想文。
「実際に自分で練習できるドリル式の本も出して欲しい」
(注:この読者は、第2469話と同一の方です)。
    (YT。男性。58歳。京都市。060131受け取り)


第2474話 ■コウモリの飛翔能力
「コウモリの飛翔能力はかなりのものだ。ホバリングできる種もいるらしいし
鳥の中で最速と言われているある種のツバメに負けないぐらいのスピードを
出せるものもいるとのことだ。
その能力の高さに驚くとともにその速く飛ぶことが何に必要なのか疑問がわく。
飛び方は鳥とは少し違う。
市街地でよく観られるアブラコウモリは
大き目のアゲハチョウかと間違うような飛び方だ。
ものの本にはアブラコウモリの飛び方は不規則と書いてある。
確かにそのヒラヒラとした舞いは局所的に観るとジグザグに飛んでいるようだが
大局的に観ると大きく8の字を描いているようにも観える。
翼(正確には飛膜という)はムササビのように手首・胴体・足首の間に
膜がありそれが翼の役目をするのだと勘違いをしていた。
実際は手の指の間に膜がありそれが主として翼の役目をする。
つまりコウモリの羽ばたきはヒトで言うと手指を伸ばして
開いたまま両手首をパタパタと扇ぐような動作をしている訳だ。
確かにエネルギー効率から言って理にかなっている。
コウモリもなかなか考えていると思わざるを得ない。
    (高橋和夫。SRSインストラクター。060329受け取り)

[栗田注:上記のメールを読んだとき、私は奄美大島にいました。たまたま宿のテレビではNHK鹿児島放送の田所勇樹記者によるコウモリの報告がなされていました。多くのコウモリはもともとは自然に出来た洞窟に住んでいるのですが、人間による開発のために洞窟が減り、代わりに防空壕が洞窟代わりに使われているとのこと。
 ところが、2005年に、鹿児島で中学生4人が防空壕で一酸化炭素中毒で死亡して以来、全国で防空壕の入り口が閉鎖されるようになり、こうもりにとっては大きな打撃になりました。
 そこで、鹿児島国際大学の先生が、防空壕の入り口を人間は入れないがこうもりは出入りできる格子で覆うことを提案しているといいます。
 東京で私がSRS速読講習の参加者に尋ねた結果、かなりのこうもりが東京都市部にも生息していることが分かりました。目に見えないところで繁殖している『空を飛ぶ』という驚異の能力を持った哺乳類にもっと関心を持ちましょう(自力で空を飛ぶことに関しては、こうもりは哺乳類の最先端にいます)。
 国が自治体に防空壕の閉鎖を要請した2005年はコウモリにとっては受難の時代の始まりであることを知って、今後の動向を見守りましょう」。


第2475話(栗田)■喜界島の5日目は主に北部で探索し結局この島で561頭に標識
「06年3月29日、喜界島に渡って5日目の出来事を示します(注:3月25日は第2458話、3月27日は第2467話、3月28日は第2471話に記載しました)。
 3月29日の朝は、曇り空が広がり、肌寒い気温でした。アサギマダラは活発には動きそうにありません。
 実際、宿のチェックアウトを済ませ、島の南西部のミカン畑エリアに行きましたが、道路脇を含めて静まりかえった状態で、蝶の姿はまったく見かけませんでした。
 しばらくして、空が開けた場所でアサギマダラを数頭目撃しました。周囲を調べたところ、過去には注目していなかった畑地にシロノセンダングサの群落があり、そこに若干の個体数が集まっていることを見出しました。
 そこにはセンダンという樹も開花しており、その花で吸蜜しているアサギマダラを見出しました。これは非常に珍しい出来事なので撮影をしました。
 次に海岸端の荒木の遊歩道の入り口にいきましたが、風が強く、蝶の姿は皆無です。
 さらに、1昨日多数のアサギマダラを見たモンパの木の場所を訪れましたが、数頭しかみかけませんでした。それでも自分の標識した蝶が1頭だけでしたが再捕獲できましたので、過去のデータと併せて周囲のアサギマダラの頭数の推定ができることとなりました。
 気温は18度で、風は強く、海岸に打ち寄せる波も高い状態でした。天気予報は『晴れ』でしたが、実際は曇り状態。空の一角にわずかに青い空を垣間見ることはありました。
 遊歩道を少し先まで探索し、1昨年の台風で破壊されて修復された場所で海岸の風景を撮影しました。そこではチャバネセセリも撮影できました。遊歩道の周囲には、テッポウユリのつぼみがふくらんでいました。例年より時期が早く、あと、1、2週間で開花しそうでした。海岸の岩の上は、風が強く生育条件の悪いところですが、ハマウド、ボタンボウフウ、ハマボッスなどの花がたくさん咲いており、植物の適応力に感動しました。
 次は島の中央部に移動しました。
 公園に上る途中の蜜柑畑ではモンキアゲハを詳細に撮影できました。
 アサギマダラはそこでは一頭だけ目撃しました。
 百之台公園や滝川林道にも姿がなく、近くの神社にも姿がない状態でした。
 滝川林道の道路脇には、桜並木を作るために若い苗が10数メートルごとに2kmにわたって植えられていて、ショックを受けました。この苗は今年になって植えたものです。
 滝川林道は、吸蜜植物のヤマヒヨドリバナが繁茂し、何千頭というアサギマダラが集まり、この蝶の天国のようなところでした。しかし、この桜並木計画によって、植物の様相がすっかり様変わりしてしまい、アサギマダラは寄りつかなくなってしまうことでしょう。
 同様のことは奄美大島の北部の本茶峠で過去2年の間に起きました。悲しいことです。
 島の北部に抜けるときに、小雨が車のフロントグラスにかかりました。
 北端では、最初はアサギマダラの姿は全く見なかったのですが、短時間ながら、雲が切れて太陽が顔を覗かせました。そのときに、アサギマダラが次々と姿を見せました。
 課題としていた『ランタナの花で吸蜜するアサギマダラ』も撮影できたし、シロオビアゲハが静止している画像も撮影できました。シロオビアゲハについては、ミカンの仲間の野生の樹木に産卵している場面を目撃しました。今回の旅では、『撮影の旅』としては比較的満足できる成果が得られました。心残りはツマムラサキマダラという蝶がたくさんいたのに、この蝶に落ち着きがないので、静止状態での十分な撮影ができなかったことでした。
 空港に戻る途中で、公園の近くのミカン畑で最後の1頭の標識ができました。結局、アサギマダラの標識(=マーキング)はSRS649までいきました。
 3月29日だけでは、106頭(=649頭−543頭)の標識です。
 結局、今回の喜界島では、のべ5日間で、649−88=561頭の標識が出来たことになります。3月末の標識数としてはこの数は多いと言えます。このような結果から、06年は、アサギマダラの発生時期が早期に移動し、しかも発生個体数が多い1年になるのではないかと予想しています。
 この日、愛知県名古屋市では雪がちらついていたそうです。本州だけでなく、全国的にも寒い一日で、桜の開花のニュースが行き交っているものの、冬にいったん逆戻りしたかのような天候でした。
 17時の飛行機で喜界島から奄美大島に移動しました。
 奄美空港には、奄美大島から九州に戻る学の校先生の見送りに出ている生徒さん達がいました。島の先生方には定期的な移動があるようです。そのたびに、出迎えたり、見送ったりといったイベントがなされます。東京近辺では体験できないことの一つです。
 空港の近くでレンタカーを借り、短時間、笠利町の防風林を散策しました。夕方で温度も低いので蝶は一頭もみかけませんが、ツルモウリンカの葉裏で、下垂したリュウキュウアサギマダラの幼虫を見出しました。これは前蛹状態に入っているのです。
 この日は、私の母が私の姉たちとヨーロッパ旅行から戻った日でもありました。母としては人生最後の外国旅行のつもりででかけたのです。フランスの空港でストライキがあったため、イタリアでの乗り継ぎ便に乗れず、中部国際空港に到着の予定が、やむなく成田に到着する飛行機に乗って戻ったとのこと。それにしても無事元気に帰国できてよかったと思いました。
 翌日の3月30日は29日と違い天候に恵まれそうです。しかし、冬型の気圧配置になっており、全国的には寒い日で、日本海側には降雪が予想されています。
 日々、生き物たちを追いかけて観察をしていると、天候の影響の大きさをしみじみと感じ、細かい気象変化を予想することの難しさや面白さも日々実感するものです」。
    (栗田昌裕。SRS提唱者。060401記載)


第2476(初級)■睡眠改善。立体図形がイメージ可能。暗合体験。素早い行動。
 (初級半月速読法の3日目の前に書かれた【チェックリスト】と、
           3日目の6ステップの体験談より)
「<チェックリスト>
【気づき】
 ●9/10:寝つきがとてもよく、久しぶりに質の良い睡眠がとれた。
 ●9/13:複雑な立体の図形や、その影の様子を容易にイメージすることができるようになった。
【今週のちょっといい話】
 ●寝つきがよくなり、翌朝の目覚めもすっきりするようになった。
 ●目的意識をしっかり持って、次の行動に素早くうつれるようになった。
 ●実家に電話をかけると、丁度向こうからも電話をかけようとしているところだった。
<ステップ6>
【共鳴呼吸法/単純法】
 ●一つずつなら容易にできるが、二つ以上になると、それぞれのイメージがぼやけてくる。
 ●イメージに集中しすぎて、呼吸を止めてしまっていることが多々ある。
【イメージ訓練/並列移動法】
 ●体験に基づいたイメージばかりに頼りすぎているので、新しくイメージを作り出すように心がけたい。
 ●同時進行はまだ慣れず、結局1つずつコマ切れのイメージをつなげたものになってしまう。
 ●イメージ自体は奥深く、具体的な映像がイメージできるようになっている。
【閉眼指回し】
 ●はじめに出てきた色がどんどん強くなっていって、他の色がみえにくくなった。
 ●青系(紫色中心)の色がぐるぐる回っているイメージが多かった。
【全体の感想】
 ●回転視野トレーニングでは、手でつかんだ数字が強調されてみえた。
 ●少しずつ音の読書から抜け出してきている実感が得られた。
 ●指回し(閉眼)のときに浮かんでくるイメージが強いものへと変わってきた」。
    (AT。18歳。男性。SRS速読法初級第464クラス受講者。050917受け取り)

[スタッフ注: ATさんの読書速度は、初速が1040字/分でしたが、
10ステップでは、30800字/分(29.6倍)に到達しました。
 第464初級クラス全体では、初速は897字で、最終回の平均は28789字/分(32.7倍)でした]。


<特別指導会[定例会]の講義内容がDVD化されました
→購入の問い合わせは03-3821-3197へ
 今回は、第40回「摩擦法」の内容のメッセージを紹介します(以下のメッセージは、
 イントロダクションに過ぎません。実際の詳しい内容はDVDで学んでください): →定例会DVD

■第40回 「摩擦法(摩擦健康法)」 98年10月21日
 皮膚にはさまざまなセンサーがある。全身の皮膚は広く、しかも、そこに集まる血液と神経の分布は多量かつ濃密である。摩擦はそれらのセンサーに働きかけ、自律神経を始めとする多様な反射を引き起こして、身体機能を改善し、情緒を高め、知性をも刺激する。
 そのための強力な技術について解説する。摩擦によって心身は柔軟となり元気度は倍増する。
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