■ SRSメールマガジン第8号

 
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2002.9.20
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 ◇エス アール エス研究所メールマガジン◇
          第8号 
 
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☆ 目次
[エス アール エス ホットニュース]
  ●速読法初級5回講習(第397クラス)終了
[最新版3D写真]
  ●シーラカンス(パラレル法)
[全人会ニュースより]
  ●「大量の情報は高速で読んでこそ意味が分かる」
               (全人会ニュース384号より)
[季節だより]
  ●「新幹線から見た秋の気配と陸稲の発見」 (全人会ニュース385号より)
[近況報告]
[出版案内]
  ●「速読法と記憶法 パワーアップ編」(KKベストセラーズ)等。
[講座案内]
─────────────────────────
[エス アール エス ホットニュース]
●速読法初級5回講習(第397クラス)終了
 9月15日、SRS速読法初級5回講習(第397クラス)が終了しました。
 このクラスは9月1日から15日までの土曜日と日曜日に全5回の講習が行われ、半月
で初級10ステップのカリキュラムを修了しました。
 この方式で講習が行われるのは初めてでしたが、受講生も「SRS速読法」に集中して
2週間を過ごすことができたようで、出席率もよく、結果も下記のようになりました。
 読書速度は、クラス平均で見ると、step1では初速790.4字/分だったものが、step10で
は、25225.8字/分となり、速読の平均倍率は32.7倍を達成しました。
 迷路(20秒でたどるもの)は7.7個だったものが20.5個に増え、計算(60秒にできる
個数)は73.1個だったものが、102.7個に増えました。

今回は3、4ステップ(2日目である9月8日の講習内容です)の感想文を紹介します。
 例1■TT(男性、22歳)
 【ステップ3の感想】周辺視野の話題あたりから、何を目指して進んでいくのかが明確
になり、心のカセがはずれた気がする。迷路と計算はほぼ確実に上昇していくのにおどろ
いています。イメージ訓練も、何かコツの方を覚えていくとスラスラ思いうかぶようにな
ってきました。無意識というか、もっとでてきた発想もいかせれば上達できるのではない
かと感じました。閉眼訓練を行うと、色やモヤ、霧雨のようなものの流れ、といったもの
がつかめてきたようだ。色は緑が多い。
【ステップ4の感想】閉眼指回しの色の変化におどろいた。いろいろな色があること。動
きに独特のリズムがあること。木の枝のように、広がっていく。ような模様や、手前から
奥へ進んでいく円形の模様をみつけた。速読については、今日ようやくつかみはじめた。
速度をだして新しい回路をつくっていきたい。速読すると、心なしか。紙が光って見える。
イメージ操作に慣れてきた。視点の移動、対象の拡大が、うまくいくようになった。樹木
や、船といったイメージの中心だけでなく背景にもう少し変化をつけていくようにしたい。
30図はすきまが細かすぎても、大きすぎても、色が見えづらい。逆に適当な間隔がある
と、色がわかりやすい。自分は、赤などの暖色系の色彩と相性がいいのかと思っていたが、
青系の色も見えることがわかった。前回の講習に比べると、疲れなくなった。呼吸法は生
活で試してみたが、気分を落ちつかせるのに、使えると思う。

 例2■TI(女性、51歳) 
【3ステップの感想】・イメージは体調と深くかかわることがよくわかる。きょうはどう
も体調が不調。するとイメージも思うようにふくらまなくなる。体と心の結びつきの強さ
がとてもおもしろいと思った。実在とか非実在とかにこだわることの無意味さを思った。
・「光の読書」というのがなんとなくわかってきたような気がする。全く知らなかった未
来が見えてくるようで、わくわくする。・手ひとつにしても空間的に、物質的に時間的に
見ると、本当に色々な見方ができてくるのがとてもおもしろかった。ひとつの物を見るに
しても見方や見え方は無限にあるということがよくわかった。
【4ステップ全体の感想】・色に対する感覚が鋭敏になっているのがわかるのが、とても
うれしい。目を閉じて指を回すだけで、多彩な色が見えたり、イメージ映像が浮かんでく
るのがとても不思議でおもしろかった。・2行読みの方が音の社長がひっこんでくれやす
いことが自分でわかったのがうれしかった。これがどのように内面の理解につながってい
くか楽しみだ。・呼吸とイメージと眼球の運動を組み合わせるのも、いろんなやり方があ
って、とてもおもしろいと思った。

 例3■IK(男性、57歳) 
【進歩・反省】速読のスピードが1.5倍程度になった。
【役立て】毎日300頁程度の単行本を必ず読んだ。
【3ステップの感想】音読の読書の1step〜3stepを終って、初期値1,000
字/分が4,000字/分になって驚いている。光の読書の訓練が待ち遠しい。最終目標
値を、10,000字/分から20,000字/分以上に修正したい。
【4ステップの全体の感想】10時間余りの訓練で、長足の進歩があったと考える。たっ
た2日間の訓練でこれだけ進歩するのだから、あとの日時でどれだけ速読が進歩するか楽
しみです。

[最新版3D写真(添付書類)]
●パラレル法で立体的に見えます。
 シーラカンス/アンダーシーワールド/ブリスベン/オーストラリア
[解説] 
 1938年12月22日、南アフリカ東岸の沖合で奇妙な魚が捕獲されました。
 デボン紀末期から白亜紀にかけて現れ、その後絶滅したと考えられていた古代魚シーラ
カンスです。
 その後、コモロ諸島の海域を中心として、現在までに二百数十匹以上が採取されました。
これらは世界中の水族館や博物館に引き取られました。
 ここに示すのもその一例です。アンダーシーワールドは、ブリスベンから車で1時間半
ほど走ったサンシャインコーストにあり、今年の春に訪れました。
 1987年には、100メートルもの深さの岩の間で群れている様子が調査隊によって
撮影されました。現在も200匹以上が生存していると推定されています。
 その後、18〜19世紀に作られたと言われる銀製のシーラカンスの置物が見つかって
話題になったりしました。しかし、これは実は、30〜40年前の作品であることが分か
りました。1926年に描かれたとされるシーラカンスのイラストもあります(古物には
要注意!)。
 シーラカンスは南アフリカの別の海域でも発見されています(これは本当)。
 モザンビークでは、24匹の稚魚を腹部に持った雌のシーラカンスが見つかりました。
稚魚はそれぞれが500gもありました(卵生ではないことに注目)。
 複数の個体の遺伝子分析からは、マダガスカル、モザンビーク、コモロの海域間を移動
した可能性が示唆されています。
 1998年には、コモロから1000km離れたインドネシアのスラウエシ島という小
島でも発見されました。マーケットで売られていたのを、たまたま通りかかった新婚旅行
中のアメリカの研究者アードマンが気付いたのです(1938年のそもそもの発見もマー
ケットで売られていたのをスミスという学者が気付いたことが発端だったのです)。

 アードマンが張り紙を出したところ、同年7月に、生きているシーラカンスを入手でき
ました。これは世界中のセンセーションを呼びました。シーラカンスは地元の島では神の
魚と呼ばれていたものだったのです。その1年後、インドネシアのスラウエシ島の近くの
深海356mの地点に潜った調査隊によって、2匹の生きたシーラカンスが撮影されまし
た。
 深海には、今も、シーラカンス以外のさまざまな古代生物が生き残っています。そこは
進化の歴史が生きたまま保存されている海域なのです。
 シーラカンスの分布や海流に乗った移動は今も大きな謎のままであり、古代魚のロマン
は今後も話題を提供し続けると思われます。
 シーラカンスの特徴は、4本の鰭(ひれ)が四肢に似ていることです。
 四肢に似た鰭や肺の存在は肺魚にも似ており、シーラカンスが両生類に進化した可能性
も議論されています。
撮影・解説:栗田昌裕

[全人会ニュースより]
●「大量の情報は高速で読んでこそ意味が分かる」
    (全人会ニュース384号より)
 固定観念の強い人は、「本はゆっくり読まないと意味が分からない」と思いがちだ。
 そのような人は、「速く読まないと分からない」ことがあることを考えたことすらない
ものだ。
 現代は、大量の情報が簡単に入手できる。何でもいい、皆さんが興味を持った英語の単
語をキーワードとして、インターネットで検索してみよう。
 すると、何万件、何十万件、場合によっては、何百万件も検索にひっかかってくる。
 その中にどんなメッセージがあるかを知りたい場合に、ゆっくり読んでいて、全体像が
とらえられるだろうか。
 何万件もあるものをゆっくり読んでいると、皆さんは途中でどんどん忘れていく。する
と、「読むのに長い時間をかければかけるほど分からなくなる」という現象が起きる。
 ところが、それを高速に読むとどうなるか。前のものを忘れる暇がないほど速く読むと、
前後の情報がどんどんつながって、すぐに全体象がとらえられるようになるのだ。
 つまり、大量の情報群は、速く読んでこそ意味が分かるものであることを知ろう。
 そして、速く読めば、前項に述べたように、「百回読んで、おのずから意味が分かる」
という現象を体験することもできるのだ。
 そうすれば、記憶にもちゃんと残ることになるだろう。
 すなわち、「速く読んで意味がつかめる。そうすれば記憶にも残る」のだ。
 多くの人は、「意味が分からなくとも、記憶しようとする。そうして記憶してから意味
をとらえようとする」。
 そのような方針で臨むと、「意味が分からないので記憶もできない。記憶もできないの
で、ますます理解できなくなる。その結果、本を読むのがいやになる」という現象が起き
る。こうして、本嫌い、勉強嫌いの人が誕生するのだ。
 以上の説明をヒントとして、皆さんは、過去の人生で、読者や記憶に関して、大きな誤
解をして来なかったふりかえっていただきたいと思う。

[季節だより]
●「新幹線から見た秋の気配と陸稲の発見」 (全人会ニュース385号より)
 9月になり、久しぶりに新幹線に乗った。
 日中の気温は昨日も相変わらず高いものであったが、空調の利いた新幹線から眺めた風
景で見ると、植物の緑の色調の変化自体に秋の気配が濃厚に感じられる。
 その変化がとてもシャープに感じられるのは、しばらくぶりにこの風景に接することも
その理由の一つであろうが、眺める方がすでに秋のモードへの切り替えが始まっているた
めであるかもしれない。
 今日初めて、新幹線から陸稲を見つけた。
 上野から大宮に行く途中の左手の「畑」に、稲穂が黄金色になりかかっていたので、見
つけることができたのだ。新幹線から400mほどの距離であろうか。
 その手前の水田遅滞にも同程度の色調の稲穂を見ることができ、両者の類似性から陸稲
とほぼ断定することができた。
 ものを見るときには、周辺の情報が役に立つこともあるのだ。
 私たちは体験の海に照らして目前の風景を解釈する。
 体験が豊かに蓄積されればされるほど、周囲の風景も豊かにとらえることが可能になる
のだ。

※みなさまからも[季節だより]の原稿を募集いたします。
 日本は南北に長い国です。自然は、同時期に各地方でさまざまな表情を見せてくれます。
このマガジン上に、たくさんの地方からの「同時期自然レポート」を載せていきたいと思
います。下の要領でお送りください。

1. 記録した日付、場所、送信者のお名前をお書きください。(掲載は匿名でいたします。)
2. ホームページから通常のメールアドレスを使ってお送りください。
3. メールのタイトルを「季節だより」としてください。

 なお、紙面の都合で、お寄せいただいた原稿すべてを載せることができない場合があり
ます。また、短く編集するなど、いただいた原稿にこちらで手を加えさせていただくこと
もあります。どうぞご了承ください。

[近況報告]
●9月上旬、「新しい保健ニュース」という小学校の壁新聞に3D写真を載せるための取
材に協力しました。同時に、その解説を兼ねて、「学校保健フォーラム」という雑誌に、
依頼記事を寄せました。

●9月上旬、雑誌「ダ・ヴィンチ」の企画で、テレビ朝日の朝の番組「やじうまプラス」
にキャスターとして出演している阿部美穂子さんと対談しました。内容は「ダ・ヴィンチ」
の11月号に掲載される予定です。

●おかげ様でホームページのアクセス数が9月9日に10万回を超えました。昨年の3月
中旬から立ち上がりましたので、単純に計算すれば、約18か月(約500日余)で10
万回ですから、一日200回前後のアクセスをいただいたことになります。
今後とも能力開発に関してより有用な情報を提供する予定ですので、内容に関する御要望
や、改善の御提案などありましたら、どんどん御希望をメールにてお寄せ下さい。

[出版案内]
●「栗田式 仕事力を10倍高める速読トレーニング」(PHP研究所、2002年7月
21日発行)は、好評をいただき、増刷が決まりました(第2刷)。

●「『一夜づけ』超スピード 勉強法」(PHP研究所、2002年8月発行)
も好評のうちに受け入れられているようです。

●2002年9月下旬に、KKベストセラーズから、「速読法と記憶法 パワーアップ編」
(栗田昌裕著)が出版されます。これは、同じ出版社から2001年6月に「速読法と記
憶法」が出され、ベストセラーのランキング入りをしましたが、本書はその続編に当たり
ます。

[講座案内]
●速読法初級5回講習の新日程が出ました!
 11/17、12/1、8、15、22(いずれも日曜日)の午前9時〜午後6時半に行われます。
 早い時期に満員になることが予想されます。
 受講ご希望の方はお早めにお申し込みください。

●記憶法Aの新日程が出ました!
 11/12、19、26、12/3、10(いずれも火曜日)の午後7時〜10時半に行われます。

●定例会 9/26 第87回「伝心法」【迅速以心伝心法】
        人生は誤解で満ちています。それはメッセージを正しく伝え、正しく理
        解する能力が不足しているからに他なりません。周囲のメッセージを間
        違いなくキャッチし、相互に意志と情報を迅速に伝え合うことは、健全
        な社会活動を行う際に最も必要とされる能力です。そのための技術を指
        導します。
      10/31 第88回「並列法」【高速並列思考法】
        並列処理は、高速な情報処理で最も必要とされる仕組みです。特に潜在
        意識で並列処理ができる仕組みを構築することは、能力開発の最大のカ
        ギです。そのための見識と技術を指導します。
      11/21  第89回「躍動法」【知性躍動運用法】
        知性を絶えずダイナミックに活用し、知的生産力を高め、豊かな精神生
        活をするための技術を指導します。その前提は、潜在意識を活性化し、
        加速することにあります。それにはどうしたらよいでしょうか。
        その答えを教えます。
 ※出席ご希望の方は研究所まで早めにお電話を!

●講座のご案内
 12月までの各種講座の日程がホームページに掲載されています。
 受講お申し込み、お問い合わせはtel. 03-3821-3197までお願いいたします。


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