17■アンコウ: 疑似餌で魚を誘う捕食戦略(050727)
   ・・・・疑似餌(ルアー)で捕食する魚類がいる
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 魚類のエサを取る戦略(=捕食戦略)には様々な方法がある。
 中にはルアー(疑似餌)を使って捕食する魚がいる。
 ルアーには2つの種類がある。
 第一は、一つは背鰭が変型したもの。その代表的はアンコウやイザリウオの仲間だ。
 イザリウオの仲間は種によって生息環境が異なり、それに応じて疑似餌の形が異なって
いる。
 またカレイの仲間のタイコウボウダルマもルアーを持つという。
 第二は、口の中の一部が疑似餌になったもので、ミシマオコゼの仲間が知られている。
アゴの皮膚の一部が変化しゴカイのような形になっており、それを揺らして魚をおびき寄
せる。
 生命の工夫はすごい。
 人間も魚を捕るのにルアーを使うが、魚も魚を捕るのにルアーを使う。
 人間の方が賢いとは必ずしも言えない例だ。
 魚ではない例としては、カミツキガメが口をあんぐりとあけて、口の中のルアーで魚を
おびき寄せてパクリと食べる映像を見たことがある。その様子はあっと驚くほど巧みだ。
                    (栗田昌裕。050727記)

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