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アフリカのグレイトリフトバレーに位置する火山帯の湖水には、たくさんのコフラミン
ゴが生息している。
この湖水は、火山から沸騰したまま吹き出した水がたまったもので、リン、硫黄、塩素。
炭酸ナトリウム(ソーダ)などが濃厚に残留している。
そのために、強いアルカリ性のしかも高温の湖水なのだ。
そこに不死鳥の伝説のもとになった火の鳥=フラミンゴが住んでいる。
その湖には、スピルリナという30億年前から生きている藻が繁殖している。
ここで生きている生命体は、他にはない。
フラミンゴは、その藻を食べて生きることに適応した。しかし、アルカリの水は飲めな
い。
特殊なくちばしで、藻をこし取って、食べるだけなのだ。このときは舌をポンプとする。
そこで、一日に何度も、高温だが、毒性の弱い他の湖水に飛んで行き、体を洗う。
しかし、スピルリナは不安定で、一挙に死ぬことがある。
そのときは、大移動をして、他の湖水で、他の生き物たちと戦って、生き残るのだ。
そのようなときは、7年に一回しか繁殖できないこともあるという。
(栗田昌裕。050729記)
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