19■フラミンゴ: 強アルカリの環境に適応した捕食戦略(050729)
   ・・・「火の鳥」伝説のモデルであるフラミンゴは
     強アルカリの水に適応した
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 アフリカのグレイトリフトバレーに位置する火山帯の湖水には、たくさんのコフラミン
ゴが生息している。
 この湖水は、火山から沸騰したまま吹き出した水がたまったもので、リン、硫黄、塩素。
炭酸ナトリウム(ソーダ)などが濃厚に残留している。
 そのために、強いアルカリ性のしかも高温の湖水なのだ。
 そこに不死鳥の伝説のもとになった火の鳥=フラミンゴが住んでいる。
 その湖には、スピルリナという30億年前から生きている藻が繁殖している。
 ここで生きている生命体は、他にはない。
フラミンゴは、その藻を食べて生きることに適応した。しかし、アルカリの水は飲めな
い。
 特殊なくちばしで、藻をこし取って、食べるだけなのだ。このときは舌をポンプとする。
 そこで、一日に何度も、高温だが、毒性の弱い他の湖水に飛んで行き、体を洗う。
 しかし、スピルリナは不安定で、一挙に死ぬことがある。
 そのときは、大移動をして、他の湖水で、他の生き物たちと戦って、生き残るのだ。
 そのようなときは、7年に一回しか繁殖できないこともあるという。
                    (栗田昌裕。050729記)

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