一泊研修の成果
一つ前の項目を読む
次の項目を読む
SRS速読法とは」
のリストに戻る
HP表紙に戻る
 栗田式速読法の方式に従って訓練すると、どのような成果が得られるのであろうか。
 まずその具体的な結果を知りたいであろう。
 栗田式速読法では、速読講習のメニューとして、
 1)週一回2時間づつ10週間の「通常コース」、
 2)週一回4時間づつ5週間の「集中コース」、
 3)一泊二日17時間の「一泊研修コース」、
の三種類の講習がある。ここでは、このうち、三番目の講習の受講者の結果の一部を紹介しておこう。
 1992年11月から1996年末までに、東京の京王プラザホテルにて、栗田式初級速読法の一泊研修会が年2回づつ開催された。ここではその合計9回分の成果をまとめて紹介しよう。人数の合計は466人になる。
 下表1には、各コース毎の人数と、最終段階での倍率別の分布を示した。
 下表2には、全体をまとめた場合の、最終達成速度の倍率別の人数と百分率とを掲げた。右下の図はそれをグラフで示したものである。
  最終達成速度は表2の集計から分かるように、
5倍突破者は97%、
6倍突破者は94%、
7倍突破者は91%、
8倍突破者は87%、
9倍突破者は83%、
10倍突破者は75%、
となっている。この結果は、標語的に言えば、「9割以上が7倍突破、8割以上は9倍突破、4人に3人が10倍突破」と覚えておける。ここで読書速度の倍率は講習の最初に普通の読書をした時の速度を基準として計算した値である。


 達成率グラフ