4■ピラルク (オステオグロッサム科)

一つ前の画像に戻る
次の画像に進む
3D水族館リストへ
HP表紙に戻る



■肺呼吸をする巨大な古代魚ピラルク/アマゾン川流域/
    バンクーバー水族館/パラレル法

[解説]
  ピラルクは南米のアマゾン川流域に住み、
   一億年以上も生きのびてきた古代魚です。
  ピラルクとは「赤い魚」という意味。
   もともとはオリーブグリーンが体の色。
    成長するにつれて、体の後半分に
     赤いうろこが現れて美しさが増します。
  体重200キロ、長さは4メートル半になり、
   淡水魚の中で最大ともいわれています。
  魚なのに肺で呼吸ができます。その割合は、
   えら呼吸が3割、肺呼吸が7割くらい。
    体が大きいほど呼吸の間隔が長くなります。
     水面から顔を出して空気をのみ込むと、
      空気は浮き袋にたくわえられ、
       そこで、酸素と炭酸ガスが交換されます。
  産卵期に沼に移動して巣を作るピラルクには
   このような能力が必要であり、そのために
    雨期と乾期で激しく水の量が変動したり、
     水中の酸素が減ることがあるアマゾンで
      生きのびることができたのでしょう。
  生き物ってすごいですね。

  [パラレル法で立体視ができますのでやってみましょう]
  ----SRSは地球の能力開発----
  ----心の中の自然を育てよう----

  [撮影・解説:栗田昌裕。カナダのバンクーバー水族館で撮影]
  「3D水族館」の画像の無断複製・無断使用を禁じます。


一つ前の画像に戻る
次の画像に進む
3D水族館リストへ
HP表紙に戻る