Asagi6■1月の奄美大島の桜の木の近くで一頭のアサギマダラと遭遇した

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■アサギマダラとヒカンザクラ/一月の奄美大島・本茶峠/パラレル法
[解説]
  アサギマダラは喜界島などの西南諸島の一部では
  成虫でも冬越しをすることが知られている。
   果たして奄美大島でもそうなのだろうか。
 その疑問を解くために、2004年の1月下旬に奄美大島を訪れた。
  秋にアサギマダラが乱舞していた北部山地の本茶峠周辺は、
   吸蜜植物がすっかり刈り取られて、遭遇を期待するのは絶望的な状況だった。
 早咲きの桜として知られるヒカンザクラは、沖縄ではこの時期に満開を迎えている。
  奄美大島のヒカンザクラも7分咲き程度で、
   それを鑑賞するために地元の人がときおり峠を訪れる。
 ふと見上げると、ヒカンザクラの樹木から100mも離れた高い梢の上で、
  アサギマダラがゆったりと滑空をしている姿を見い出した。
   降りてくるのを待ってから確認すると、比較的新鮮な羽を持つ雄だった。
 その羽に、日付とSRS-11という番号とをマークして、再び放蝶した。
  本茶峠で出会ったのはこの一個体だけだったが、
   たしかにこの山に成虫として生きていることが確認できてうれしかった。
 周囲には花はなかったので、ヒカンザクラに吸蜜に訪れた可能性がある。
  それにしてもこの個体はどこでいつ生まれ、どのような経過でここにいるのだろう。
   そしていつまで生きているのだろうか。たくさんの謎が新たに生まれた。
                    [パラレル法で立体的に見えるのでやってみよう]
                     撮影・解説:栗田昌裕
                    画像の無断複製・無断使用を禁じます。




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