79■クジャクチョウの最初の発生は6月末に見られる
    /タテハチョウ科/小さい旅47/パラレル法

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【解説】
クジャクチョウはタテハチョウ科の蝶。
 その一般的な説明は3D昆虫園の第9番を参照のこと。
  ユーラシア大陸の北部に広く分布しており、その東の端が日本にあたる。

日本では北海道から東北の山地を経て、中部地方の山地にまで分布している。
 日本に分布するのは大陸の蝶の亜種である。
  その亜種の名前は「geisha(芸者)」になっている。
  
食草はカラハナソウやイラクサの仲間だ。
 成虫で越冬し、卵を産んで最初の世代の成虫が出現するのが6月末頃。
  それがまた卵を産んで、2代目の成虫が出るのが9月頃。

2代目の個体はそのまま越冬をする。2代目の方が初代より個体数が多い。
 3D昆虫園の90番で示したのは04年9月の個体だ(八千穂高原)。
  ここには6月に発生した個体を示す。出会ったのは、群馬県の沼田市。

6月29日に、玉原高原に通ずる道路脇のラベンダー畑で1頭だけに遭遇した。
 ラベンダーブルーに蝶の朱色がマッチして、印象的な場面を作り出していた。
  今年最初の目撃例であった。その直後に、玉原高原で、もう一頭に出会えた。

沼田市周辺にはカラハナソウもイラクサの仲間も分布している。
 どの植物を食草として用いているかについては、もっと多くの個体に出会えば、
  そのときの状況から自然に分かってくるであろう。

   【パラレル法で立体視ができるのでやってみよう】

メッセージ「クジャクチョウは最も美しい蝶の一種である。
       よく観賞し、観察して、
        その美しさの秘密を発見しよう」

       ---小さい旅は心の旅、発見の旅---
       ---SRSは美しい地球の能力開発---
       ---心の中の自然を育てよう---

      [撮影・解説:栗田昌裕 050629撮影050630記]
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