126■ルリタテハはなわばりを守りながら日光浴をする
    (喜界島の例)
     /タテハチョウ科/小さい旅134/パラレル法

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【3D昆虫図鑑 解説】
ルリタテハはタテハチョウ科の蝶(学名Kaniska canace)。和名は瑠璃立羽。
 日本全土(北海道南部以南)に分布する。東南アジアから連続して分布している。
  3D昆虫園の第48番(→参照)ではクワズイモの葉に止まった姿を紹介した。

上の写真は鹿児島県の喜界島で撮影した。
 シロノセンダングサの若い葉に止まっていだ。日向ぼっこをしているように見えた。
  05年4月末に、喜界島では前年と同様にたくさんのルリタテハを見た。

テリトリーがあるので同じ場所にいくと同じ個体を見ることができた。
 ルリタテハは英語でThe Blue Admiralと呼ぶ。Admiralは「提督」。
  アカタテハはThe Indian Red Admiralと呼ぶ。類似の風格を感じさせるからだろう。

ルリタテハは年2、3回発生する。成虫で越冬する。
 翅裏はキタテハやエルタテハなどと同様、樹皮や枯れ葉に似た保護色をなす。
  樹皮や枯葉に似ており、広い意味での擬態と言える。

花にはあまり来ないで、クヌギ、コナラ、ミズナラなどの樹液や動物の糞に来る。
 食草はユリ科のサルトリイバラ、ホトトギスなど。ヤマユリやシオデも食す。
  喜界島では個体数が多いときは、道路に止まる姿をよく見る。

      [パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]

メッセージ「占有行動で、
        繰り返し同じ場所に戻る姿は、
         ほほえましさを感ずる。
          Admiral(提督)と擬人的に呼びたくなるのも、
           そんな性質と無縁ではないだろう」
    
     ---小さな旅は発見の旅、心の旅---
    ---SRSは美しい地球の能力開発---
     -----内なる自然を育てよう-----

    撮影・解説:栗田昌裕 (050429撮影060331記)
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