【今週のちょっといい話】 第1603話−第1606話

      
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第1603話(読者)■簡単なやり方で、効果が期待でき、面白く読んだ
    「『速く・わかりやすく』書く技術」
     (栗田昌裕著。KKベストセラーズ[ベスト新書]。05年5月初版)。
「速書法に大変興味がありました。
 一つ一つトレーニングをつんで行きたいと思います」。
   (KS。32歳。女性。大阪市住吉区。050527受け取り)。


第1604話(栗田)■上毛高原でホタルを観賞した
「05年6月22日の夕方、家族と上毛高原駅の近くのホタルの生育地を訪れた。
 ここは過去2年ほど、この時期に訪れている。
 毎年6月には『ほたる祭り』の催しが行われるので、
 それからヒントを得て、タイミングを見計らって観賞にでかけているのだ。
 昨年は7月上旬に訪れたが、今年はほたる祭りが6月19日に開催されたので、
 昨年より早めに訪れたことになる。
 たまたま一緒になった10数人の人たちと、水田地帯に渓流が流れる小道で、ゆったりと点滅しながら移動するホタルの様子を楽しむことができた。
 中には、目の前をふわふわホバリングしながら飛ぶ個体もあり、それと一緒に散歩するようにして見続けた例もある。
 1時間以内の短い体験だったが、過去との比較もしながら、印象深い体験が残った。
 この時期はまだゲンジボタルが多く、7月に移行するにつれてヘイケボタルも現れる場所である。
 年に一度、ホタルという現世(うつしよ)を離れた生き物が飛ぶ様子に気持ちを同調させる機会を持つのも悪くない習慣だと思う」。
(注。私が子供の頃は、田舎には本当に多くのホタルがいた(ヘイケボタル)。
 それが、1960年代の農薬の普及につれて激減した歴史がある。
 最近、ホタルが少し復活しているとすれば、そこには、環境に配慮した農薬の出現が寄与している可能性もある。すなわち、ホタルの盛衰は、現世の動向と実は密接に関わっているのだ)。
    (栗田昌裕。SRS提唱者。050623記)。


第1605話 ■子どもと指回し
「私が指回しをしていると、子ども(1才11ヶ月)も真似をしてニコニコして5本指を合わせる。
 まだ回すことはできない。
 童謡カードや絵本を見て、「おとうさんゆび、おかあさんゆび・・・」
というように、指にはそれぞれ個性があることを、多少知り始めているくらいである。

 そんな時代が、自分にもあったのだ。
 私は、自分の幼少期の手の感覚を思い出した。
 また、SRSの講習で教わった、手を凝視して過去・現在・未来を見る訓練を思い出した。
 自分もまた、指を進化させていきたいと思った。
     (木○京○。SRSインストラクター。050606受け取り)。


第1606話 ■センリョウで羽化したアゲハを発見した
「05年6月16日の、7時30分頃、
 以前にアゲハの蛹がついた観音竹から2〜3mのところにあるセンリョウで、
 羽化した後のアゲハを、母が発見し教えてくれました。
 観音竹のアゲハがどこから来たのかはまだ解決していませんが、
 前日に別の場所で、羽化した後のアゲハを見られなかったのが、
 ここで見られたので、とてもうれしかったです。
    (高○光○。SRSスタッフ。SRSインストラクター。050616受け取り)。

[栗田注:高○君が見出したアゲハの蛹が、05年6月14日の未明に研究所で羽化をした。その羽化個体を高○君自体は見ていなかったのだが、今回、再度、自宅の庭で、別な羽化個体を見て、写真に撮影することができたのである。
 下に示すのは、高○君がセンリョウの木についた蛹から羽化した個体を撮影した画像である。
 もちろん、幼虫は別な場所で育ち、蛹になるときに、たまたまセンリョウの木に移動して蛹になったのだろう。
 観音竹の蛹の羽化と、センリョウの蛹の羽化はわずか1日の違いなので、おそらく、『きょうだい』だったのではないだろうか。
 この件の、経緯については、以下の記事を参考のこと:
 SRS研究所のHPの『ちょっといい話』では、
 『第1576話(栗田)■アゲハの蛹が研究所に来た』(050614掲載)と、
 『第1581話(栗田)■アゲハの蛹が羽化をした』(050616掲載)と、
 『第1585話(栗田)■観音竹のアゲハの蛹の経過』(050617掲載)、
 SRS研究所のHPの『3D昆虫園』では、
 『第64話 アゲハの蛹は意外に身近なところにある』、
 『第67話 アゲハの蛹が夜間に羽化をした』、
 『第68話 アゲハの羽化個体が翅を開いた』
      (上○記載の『アゲハ放蝶の顛末』を含む)。
 経過を整理すると、以下のようになる。
 050602には観音竹で幼虫を発見(高○君)。
 050606には蛹になったことを確認・撮影(高○君)。
 050615の未明に研究所で羽化(栗田撮影、上○放蝶)。
 050616にセンリョウで別な蛹の羽化を確認(高○君)。
 いつ蛹になったのかはいずれの個体も明確ではないが、以上から、
 研究所で羽化した個体の蛹であった期間は、10〜13日間であったと思われる]。


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