【今週のちょっといい話】 第1619話−第1622話

      
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第1619話(読者)■関心があったので、楽しみながらやっていこうと思う
   「3D写真で目がどんどん良くなる本 水族館編」
   (三笠書房刊。栗田昌裕著。04年5月初版)の感想文。
「3Dには以前から関心があったので、これから楽しみながらやっていこうと思っています」。
   (KT。42歳。男性。福岡県遠賀郡水巻町。050117受け取り)。


第1620話(栗田)■サンショウに産みつけられたアゲハの卵が孵化した
「前回、050623日夜の記載になる第1617話で『数日以内に、アゲハが孵化するであろう』と書いたが、その翌朝の24日に、確かに孵化をしていた。
 それから東京に戻って来て再確認したのが、6月27日。幼虫は、無事に生き延びていた。サンショウの農薬はさほど心配したレベルではなかったようだ。
 どこまで生き延びていくが、撮影しながら追いかけてみたい」。
  (栗田昌裕。SRS提唱者。050628朝記載)。


第1621話 ■接したエピソード2つの紹介(ヴェルディと駅長夫婦)
 (中級速読法5日間集中クラスの3日目に書かれたチェックリストより。
「【今週のちょっといい話】
◆ 12/12(金):読んだ本の中の話。落合信彦の『恥と無駄の超大国・日本』(小学館文庫/2000年)の中で、日本の叙勲制度に対する批判が書かれていた。日本人の名誉に対する考え方・姿勢についても触れられており、その対比のような形で、名誉ということについて、19世紀中ごろのイタリアの作曲家ヴェルディの話がかかれていた。
 彼は主にオペラを作曲し、その作品は大成功を収めたといっていいにもかかわらず、叙勲、叙爵の話があっても全て断わり、ただの一作曲家として生きたとあった。
 そのエピソードとして、ある公演で何度もカーテンコールがあり、終わってヴェルディが馬車で帰るときも、そのときは2月でとても寒かったにもかかわらず、観客がその路上で彼をたたえたのだが、そのとき公演先ということで彼はホテルに宿泊しており、観客はそこまで押し寄せ、彼はバルコニーから彼らの声援に応え、それでも帰らないのでオペラの歌手がそこで歌って応えたとあった。
 それを読んでいて、その光景が思い浮かび、観客が彼をたたえる気持ちと、叙勲などは断わるが観客の声援には十分に応えるという、彼の音楽に対する純粋な気持ちもその光景の中に想像でき、ファンへの感謝の気持ちとそのことだけに純粋に応えたともいえる彼の生き方と、光景と、人々の気持ちのやり取り?が入り乱れ、とても感動した。
◆  12/17(水):ニュースの特集コーナーでの話。広島の、廃止になったJRのローカル線の駅長夫婦の話。先月、駅長として勤めた駅の路線が廃止になりその役割を終えたということで紹介されていて、その期間は34年にもわたったということでした。途中ご主人が事故(業務とは関係ない)で入院するという苦労もされたことも紹介され、その時ご主人は片目を失明し、以来駅長としての任務は主に奥さんのほうがされていたようですが、駅にはいつも二人でおられたようです。当然電車は毎日走っているので、休むこともなく働きどおしでその大変さもしのばれました。
 最近のものでしょうが、業務風景の映像があり、朝は駅にくる通勤、通学の人たちがみんな自然な感じで挨拶していっていました。昼間も顔見知りの人たちがやっぱりいるのでしょう、その人たちと近所の人のように気楽に話をされていました。お二人が仕事を始めた頃にこの駅を利用して学校に通ってた人の中に孫(?ひょっとしたら子供の記憶違いかもしれません。でも子供では当たり前のような気がして)ができた人がいるという話もされていました。駅を利用する人のインタビューも紹介されましたが、このご夫婦に感謝していました。
 そういった様子から、このご夫婦は、この町を見守り続け、地域の人々の交流における大切な役割を果たしていたのではないかという印象を受けました。ただ、JRが廃止になってしまうようなところ、そして場所も山奥、つまり小さな町ということで、そういったことは自然なのかもしれません(それでも、向こう三軒両隣という程度の範囲のものではないですが)。でもやはりそういった場所、存在(だったと思うのですが)があったということ自体事実には違いなく、感銘を受けました。こういう話題ではありがちな内容という感じもしますが、人々のふれあいのようなものを感じ、いい気持ちになりました。(34年ということについて、ちなみに私も実は34歳で、まさに私の生まれた年<昭和44年>から駅長として勤められており、ちょっと不思議な、ご縁というと的外れでしょうが、物を感じましたし、だから興味を持ってみたというのもあるかもしれません)」。
  (AS。34歳。男性。SRS速読法中級第426クラス受講者。031221受け取り)

[スタッフ注: ASさんの読書速度は、初速が1000字/分でしたが、中級講習の最後で、70000字/分(70.0倍)に到達しました。
第426中級クラス全体の最終回の平均は82116字/分(64.6倍)でした]。


第1622話 ■白い紫陽花
「自転車を走らせていると、左前方に、女性が道路に出て自宅の庭にある紫陽花を
剪定している光景が見えた。
 白い紫陽花のグリーンとの配分がとても美しい。
 女性が数歩下がって全体の様子を見ている姿を見て、良く住みなしているな、
と背筋が伸びる思いだった。

 自転車で横を通りすぎるときに『綺麗ですね』と声をかけると『ありがとうございます』とすぐに笑顔でかえってきた」。
(木○京○。SRSインストラクター。050614記載)。

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