3■ コチドリは擬傷行為で卵やヒナを守る
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 コチドリはユーラシア大陸などに広く分布する鳥で、日本では夏鳥として渡来する。
 コチドリの巣は砂礫地の浅いくぼみにつくられる。
 卵やヒナは保護色を採用しているが、巣を隠す仕組みがなく見つかりやすい。
 そのかわりに、敵が巣に近づくと、親鳥は羽をバタバタさせ、けがをしているような
動作をして注意を自分に引きつけ、巣から敵を遠ざけてタマゴやヒナを守る。
 このことを擬傷(ぎしょう)行動という。
 親鳥が「体を張って子どもを守る」のだ。
 生命が生き延びる戦略には多様性がある。
                       (栗田昌裕、050712記)

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