26■ダーウィンフィンチ: クチバシの形の変化で適応した補食戦略
   (050805)
   ・・・進化論を支えた13種のダーウィンフィンチは
   環境の餌の違いによって異なるクチバシを進化させた
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◆ ダーウィンフィンチ (Darwin's Finch)は、進化論を裏付けることとなった重要な鳥
である。
◆ フィンチの大きさは日本でいえばスズメくらいの小鳥である。
 よく見ると、やや大きめで太いくちばしが印象的だ。
 ガラパゴス島にはどの島でも見ることができるが、島毎に独自の進化を遂げたと考え
られ、分類によると13種のフィンチが生息している。
◆ ダーウィンはガラパゴス諸島に来たときに、フィンチのクチバシが島毎に異なること
を見出し、深い関心を持った。これはまことに慧眼であったというべきであろう。
◆ キツツキフィンチは小枝などの道具を使って穴からエサをほじくりだす。これはすご
い技だ。小鳥が道具を使うということ自体に驚く価値がある。
 サボテンフィンチはサボテンを食べる。
 ムシクイフィンチは虫を捕って食べる。
◆ フィンチは、大きく植物をエサとするものと、昆虫をエサにするものに分かれる。
 植物を食べるものは、つついて切り取る必要があるため、くちばしが太く大きい。
 逆に昆虫を食べるものは小さくて細長い。
◆ フィンチは、エサという環境条件によって、それぞれ特徴的なくちばしの形を持つに
いたったと考えられている。
                   (栗田昌裕。050805記)

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