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チョウチンアンコウ(Himantolophus groenlandics)は、数百メートルの深さの海に住む
深海魚の一種である。
アンコウ目、チョウチンアンコウ亜目、チョウチンアンコウ科に属する。
その特徴は、魚をおびき寄せる疑似餌を持っていることであろう。
チョウチンアンコウの「チョウチン」は、それを支える「イリシウム(illicium)と呼
ぶ竿に当たる部分と、「エスカ」(escae)と呼ばれる疑似餌の部分からなる。
これらの構造は、進化の過程で、背びれが徐々に頭の方に移動して形成されたものとさ
れている。その結果、釣り竿の先にルアーのついたようなチョウチンアンコウの不思議な
仕組みが誕生したのだ。このエスカを揺らして小魚を誘い、近づくと一気に飲み込んでし
まう。これは素晴らしいアイデアと言える。
エスカには発光するものもある。発光の仕組みは、内部に発光する細菌を飼っているの
だという。これまたすごい工夫と言えるだろう。
どのような経緯でそのような不思議な関係が生まれたのか。
想像力を刺激する現象だ。
(栗田昌裕。050829記)
---SRSは美しい地球の能力開発---
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---地球の生命体をもっと理解しよう---
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