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コペラ・アーノルディ(Copella arnoldi )と呼ばれる3〜4cmの小さい魚がいる。
分類上はカラシン目レビアシナ科(Lebiasinidae)ピュルルリナ亜科(Pyrrhulinae)の魚
で、別名、スプラッシュテトラとか、ジャンピング・カラシンとも呼ばれる。
アマゾン川の流域や、ギアナ沿岸に分布する。
この仲間(コペラ属)の魚は、水辺にある植物の葉の裏に卵を産み付ける興味深い習性
を持っている。
何と、雄と雌が同時に水面から飛び跳ねて、特殊な吸盤で葉の裏に貼り付くのだ。
そこで、雌が卵を産み付けて、雄が授精をする。これにかかる時間はわずか数秒。
その後、雄は、生んだ場所の近くにとどまって、ゼリー状の物質にくるまれた卵が乾燥
しないように、尾びれを用いて定期的に水をかけるという。涙ぐましい努力である。
やがて、卵から孵化した稚魚は、葉の裏から水中に落ちていく。このとき、ゼリー状の
物質は液状になって流れ落ちるという。
このような産卵戦略のメリットは外敵に襲われにくいことだと言われている。
他に、酸素を供給しやすいというメリットもあるという意見もある。
何ともすごいことを発明する生き物がいるものだ。
生き物の戦略はすごい!
(栗田昌裕。050831記)
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