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田舎では、池の面や水たまりの上を滑るように移動しているアメンボをよく見かける。
しかし、案外、アメンボに関して、そのすごさに感動したことはないのではないか。
アメンボは半翅目アメンボ科の昆虫である。体長は15mm前後。
日本では、淡水に17種類生息し、海で生活する種類もある。
飴のような匂いがあり、あめん棒からアメンボになったという。
アメンボは足先に細かい毛があり、その毛の群れに働く表面張力を巧みに活用して、
水をはじいて水上に浮き、しかも、滑るようにして移動することができる。いわば水上ス
ケートをしているのだ。
陸上生活者から、水上生活者に移行した適応進化の歴史があるのだろう。
これはすごいアイデアではないだろうか。
幼虫も成虫も水に浮くが、成虫は翅を持っているので、飛んで移動することができる。
カメムシの仲間なので、細長く鋭い針のような口を持って、水面に落ちた昆虫の体液
を吸う。いわば「吸血昆虫」なのだ(正しくは「吸液昆虫」か)。
前足は、落ちた昆虫をつかまえるために用いる。毛が生えているのは、真ん中の脚と
後方の脚である。
(栗田昌裕。050909記)
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