■10倍突破 
  SRS速読体験談 No.937 B

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■速読は音読の延長にはありません。
 したがって、従来の読書を速くしようと思って努力しても、
 失敗するのは目に見えています。
 ではどうしたら速読ができるのでしょうか。
 その答えがSRS能力開発法です。
 それは従来の「音の読書」を「光の読書」に進化させる必要があるのです。
■SRS能力開発法では、心身の六領域を訓練して、
 知的情報処理を総合的に高めます。
 その上で読書の方式を進化させて速読が可能になるのです。
 「能力の総合的本質的な高まり+方式の進化」、
 この二つが相伴って初めて速読ができることを理解しておきましょう。

☆No.493初級SRS速読法半月クラス20倍突破体験談 No.937 <2009.3.31掲載>
推奨体験談

「SRS速読に素直な心で向き合いたいと考えて受講、
  ウォーミングアップの重要性も痛感し、
   基本訓練がそれに該当すると思い、
    日々の訓練・記録を欠かさず継続でき、
     感情・情緒も体調も明るい状態で維持でき、

 速読で活字が飛び込んでくる感触を覚え、
  『見てわかる』『音の理解』『光の理解』
   『辞書的理解』『体験的理解』をとらえ、
    速度を上げても理解度は下がらないと実感でき、
     『しっかり見て心で理解する』感触がつかめ、

 ドイツ語・英語での速読もトライし、
  本当に実りの多い2週間となり、 
   受講時に立てた目標は達成し、
    繰り返し速読できることは大きなメリットと思い、
     単語レベルでの理解を超えて、
      著者の心のメッセージにより迫れると感じ、

 そのためには心身の両面を整備し、
  内外のよい共鳴にパワーの源泉を求め、
   魂の入った入力処理出力を実現したいと思い、
    指回しで気分も体調も改善し、
     脳神経刺激法で気持ちに「活」が入り、

 イメージ能力の鮮明度はよくなり、
  眠くても訓練で気分と体を高揚させて乗り切り、
   呼吸法は集中・弛緩の制御に欠かせないと思い、
    三十図で色が変わるのは衝撃的な体験で、
     感情・情緒はこの2週間驚くほど安定し、

 職場でも友人とも笑顔で接することができ、
  2週間ほぼ毎日ストーリー性のある夢を見て、
   偏りなく総合的に自己を開発して、
    地球の自然に合った読書法と生き方を心がけ、
     ますます元気になっていきたい」


 2007年6月9日~6月23日に文京区のSRS研究所の教室で開催されたSRS速読法の第493初級半月集中クラスに参加したY.N.氏(36歳。男性。
初速1360字/分→最高37000字/分。27.2倍速読達成)が書いた20倍突破体験談を紹介します。後半には最終日に書かれた個別体験談を付加しました。

<20倍突破体験談>
(メールにて提出)
 今回再受講を決めた動機は、初心に立ち戻って、SRS速読に素直な心でもう一度向き合ってみたいと考えたことです。この2週間、いろいろと現実的な障害はありましたが、それでも毎日訓練、記録を欠かさず継続でき、それに応じた成果として、感情・情緒も体調も明るい状態で維持できましたし、「しっかり見て心で理解する」という感触は少しつかめたと思います。とりあえず受講時に立てた目標は達成したといっていいと自分では思っています。見てわかるとは、とにかく目から情報を取り込んで瞬時に辞書と照合して納得することだと理解しました。その理解にも、音の理解と光の理解、また、辞書的理解と体験的理解の各次元があり、魂のこもった理解のためには、体験的理解にまで持っていく必要があり、そのためには自分自身の心と体の両面をしっかり偏りなく整備しなければならない。小学生の方の書き出し例について栗田先生は、小学生の理解度と大人の理解度の違いを説明されました。そこで、医学用語についての理解として、「おばあさんのかかった病気」「おばあさんの受けた手術法」という理解を挙げられました。たしかに、大人では考えられない理解であると同時に、その理解の方が、表面的な学術的理解よりも、よっぽど心のこもった思いであるし、その理解法なら心にしっかり刻まれるだろうし、それに対してどのように対処しようか、という気持ちまで生み出すのではないかと思いました。また、これまでの音の読書では入力に時間がかかりすぎること、入力を短時間で繰り返して、自分自身の価値観を投入した処理をして、世の中によりインパクトを与えられる出力を行うことこそが自分自身の存在確認につながるというお話を伺い、目からうろこの心地でした。その思いが確立したため、今後も訓練を続けていく、SRSを生活や仕事に役立てていくことを日々意識し続けていなければならないと決意を固めています。抽象的な議論になったため、少し具体的な成果にも触れてみます。速度を上げても理解度はそれほど変わりなかったし(不思議!)、繰り返し見ることができることは本当に大きなメリットだと思います。自分自身の実感として、従来型の読書では、考えながら読んでいたため、どうしても注意が散漫になってよそ事を考えてしまったりして、結局時間がかかって、その割に実になっていない。それだったら、本当に集中して短時間で処理してしまって、それから処理、出力の方に時間を割いた方が有益ではないか、というご指摘にも納得できました。また、ウォーミングアップの重要性も痛感しました。朝起きていきなり本を読んでも、目に飛び込んでくるまでには10分以上かかりました。実際の日々の生活で自然にウォーミングアップを行っていつでも速読体制に入れるようになっているのが理想的だと思いました。つまり、指回し、眼球運動、呼吸法などですね。夢は、その日に体得したファイルの心の中でのお掃除であり、だから夢を見たということは何某かのファイルが前日の活動の中でできたということだとも教わりました。この2週間、ほぼ毎日ストーリー性のある夢をみました。潜在意識の中でSRSに関する問題意識が働き続けて、お魚さんたちも動いてくれていたんだな、とありがたい気持ちです。夢についてももっと突き詰めてみたいです。そのためにも昼間の活動をもっと充実させて夢のネタを増やさなければ(夢のために活動するわけではないですが)。平素目に入ってくる様々な色。これも訓練などちょっとしたきっかけで全然見え方が変わってくる、ということを「三十図」の中に発見しました。自分の心身の状態が物の見方をここまで変えてしまうのか、という衝撃的な発見でした。客観的であることの難しさと感じると同時に、主観、心象、想念の力の強さを感じさせられました。だからこそ、左手の六心(言語・心象・感情・内臓・運動・潜在)、左手3本の時間・空間・物質、右手3本の入力・処理・出力のバランスの取れた総合的な改善を図らなければならないということを身をもって痛感させられました。その他、いろいろと感じたところはありましたが、一番言いたいことは、とにかく偏りなく総合的に自己を開発していくことでますます元気になっていきたい、という気持ちでいっぱいであることです。地球の自然により適合した読書法、さらには生き方を心がけていきたいです。本当に実りの多い2週間でした。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。 

<チェックリスト>
【気づき】

 ●6/16:久々にストーリー性のある、そして起きた後にイメージや音声やセリフが残っている夢が見られた。今、現実的に抱えている問題についてのもので、職場での転属、あるいは外国人の友人からスカウトを受け交渉を楽しい雰囲気で行っている。特に印象的なセリフはメモに残してある。
 ●6/17:風景も、心を込めて「見る」と、ちゃんと記憶に残っているし、それをイメージ訓練の素材として使える。
 ●6/18:幼少の頃を思い出す。どのような遊びをどのようにやっていたか。それが、今抱えている問題に直結しているような気がする。萎縮適応の結果である。しっかり見つめて、改善しよう。
 ●6/19:・仕事で、KittyFilm社の「うる星やつら」に関する契約書を担当する。外出先でラムのポスター(パチンコ屋)を目にして、クスッと笑ってしまった(私はパチンコはしませんが)。・指回しは、2本回し、3本回し、逆回しも試みる。同時に呼吸法も試みる。
 ●6/20:速読に活字が飛び込んでくる感触を覚える。2日前に何度も速読した文章の印象もまだ残っている。全体を見たことでファイルとして定着したということだろうか。6/21:ドイツ語、英語での速読にトライ。日本語のようにあまり目に止まったり考えさせられたり引っかかったりしない分だけ(日本語はどうしても漢字で意味を追ってしまうところがある)ちゃんと「見る」という練習にはふさわしいのかもしれないと思った。とにかくどんどん先に進んで、また戻って繰り返す、という方法でスピードアップを図っていきたい。

<ステップ9の体験談>
【夢変化】ほぼ毎日見ている自覚がある。記憶を残すと、記憶を引き出すとっかかりになっている。現実を反映した幻想。映像、音声、ともに明確。
【気づき】ウォーミングアップが大事だと実感。速読中、文字が目に飛び込んでくるまでに約10回の速読が必要だった。その期間をもっと短縮してすぐモードを切り替えられるといいのだが。
【役立て】相変わらず、現実的に追い込まれているので、本当にムキになりつつ指回し、呼吸法、眼球、速読を繰り返すことで、気持ちのコントロールを図って、人間関係を無難にこなしてきた。
【イメージ訓練/フロンティア確認】ふわふわして気持ちよく、意識が下がっていった。左に行って、前に行って、右に行って、後ろに行って…。何もない空間…はては見当たらなかった。感覚体験を忘れた状態だったので、何が心なのか、つかみどころがなかった。ただただ広がっていくだけ…。
【九方陣拡大法】白い空間がただただ広がっていく。ただし、100m、500m、1kmについての尺度が必要なので、記憶の中から、距離感覚を引っ張って参考にした(運動場、東京タワー、山…)。心から広まって爽快な感覚があった。ここにいろいろ取り込んでいきたい。何でも入りそう…。
【全体の感想】紙の上のインクの染みから、何を読み取るか。どこから筆者の心に自分の心を寄せていけるか。そのための方法として、辞書的理解に専ら頼ってきて、それが今の仕事の処理能力のカベとなっていることがわかってきた。焦り、ストレスのたまる処理方法が、音の読書であることを痛感している。それに気付かせていただいて、訓練を日々行っていくうちに、その境地から脱却することが楽しくなっている。もっともっと魂の入った入力、処理、出力をなるべく早く実現していなかければと覚悟を決めた。そのためには自分の内部、外部とのよい共鳴を求めていく必要があるし、そこにパワーの源泉があるものと実感している。

<ステップ10の個別体験談>
【指回し体操】30秒で100回を1クールとして、5本の指について2分30秒、2クールで5分=1000回でカウントした。気持ちが落ち込んでいるときに、なるべく速く回すこと、潜在意識をなるべく多く巻き込むことを念頭に取り組んでいると、気分も体調も改善する。何となくやっても効果はないこともわかった。真剣さがないと、潜在意識、お魚さんは言うことを聞いてくれない。
【夢変化総括】ほぼ毎日、夢を見るようになった。ストーリー性もあり、嗅覚、聴覚(多言語にて)など五感を巻き込んだ内容だと思う。SRSを常に念頭に置き続けた2週間だった徴候だろうか。
【睡眠変化】いつもより早めに目が覚めてしまう。
【十二脳神経刺激法体験】普段意識して動かすことのない部位を動かすことで、かなり気持ちに「活」が入る。つまり、普通の生活では、活を入れる有効で単純な方法を活用できていないことになる。この訓練を学んだ意義は大きいと思う。
【四肢末梢運動体験】最初は順調に動くが、次第に疲れてきて、動きが鈍くなる。そこであきらめるか継続するかの試練が与えられるが、何とか30秒こなす、ということを繰り返した。
【共鳴・暗合現象体験】職場から契約不更新を告げられ、落ち込みつつも訓練を続け、大学の後輩の務める事務所に応募。まだわからないが、決まればいいと思う。逆境にあるときの友情を、今の職場の日本人、米国人から感じられた。
【閉眼視野の変化】10A、感覚派。
【イメージ感覚訓練の体験】光を意識した部位に何かを感じる。光球がぶつかった瞬間、緊張するがすぐにしかんする。それが心地よい。掌間の温感全感と同じような感覚で、しかも運動を伴う感触。
【イメージ能力の変化】鮮明度はよくなったと思う。よく観察するようになったし、過去の体験ファイルから関連するものを引っ張ってくることで、参考資料を使うことができる。4つの場面を同時に描く訓練は、まだ不鮮明ながら、存在して動いていることは自覚できる。
【体調・元気度変化】訓練の実践により、SRS的問題意識を持続できたせいか、体調も元気度も大幅に落ち込むことはなかった。むしろ、今の逆境も楽しくクリアーしてやろうという気持ちさえ沸いてくる。
【5分間指回し】指によって色が違うのか、1分目と5分目で、瞑想状態の深まり方が違うことによって色が違うのか、よくわからないが、とにかく後の方なればなるほど多くの事物が現れてきた。三十図も、時に応じて見えてくる色が違っていて、面白い。
【観色度変化】本当は白と黒だけの模様なのに、なぜか様々な色が付いて見え、しかも直前に行った訓練の種類によって(?)その色自体も変わる。普段の物の見方も、いかにささいな要因によって違った方法で見えてしまうものか実感した。
【閉眼手動変化】開眼時には見えない範囲も閉眼時には見えるし、実際に、通常の視野の外で手を動かしてもきちんと見える。もっと鮮明度を上げるようにしたい。
【感情・情緒・性格変化】感情・情緒はこの2週間、この講義で刺激を受け、日々の訓練の実践からも刺激を受け、概ね安定していたと思う。自分でも驚くぐらいのことだ。職場でも友人とも普通に笑顔で接することができる。
【日常生活・行動の変化】昼に眠くなっても、呼吸法、指回し等で、気分と体を高揚させて乗り切ることができた。新しい本や言語にトライしてやろうという意欲さえ沸いている。
【呼吸法体験】集中・弛緩のコントロールに欠かせない。たしかに速読、指回しなどで必死になると呼吸は止まりがち。緩めて集中する、そのメリハリが刺激となってエネルギーとなっているのだろうか。明、青、赤、龍、雲などのイメージを伴わせることも気持ちのコントロールに役立った。
【役立て】書類も、まずレース場の全体像を捉えて大ざっぱに理解して主旨をある程度把握した上で細部に通っていった方が、単語レベルでの理解を超えた、著者の心のメッセージにより通っていけることを感じた。
【最古の記憶】福岡市内の路面電車に、母に連れられて乗っている。白い帽子をかぶり、頭は丸刈り。


<スタッフ注>
■第493初級クラス全体では、初速は平均790字で、
終回の平均は28155字/分(倍率の平均値は36.4倍)でした。

<参考>
【関連分野】=本体験が関連するSRSの諸分野
=速読法・体験法・心象法・健康法・共鳴法・視覚法・
  感動法・呼吸法・柔軟法・景観法・感情法・

注:SRSの諸分野はDVD教材で学ぶことができます。定例会ビデオDVD版。

参考:DVD紹介
 ■140回定例会「活脳法(低次脳機能活性法)」  2006年02月15日 講師 栗田昌裕

   -基本概念より-
 脳を高度に働かせるには、
 高次脳機能を高める以前に、
 それを支える低次脳機能を全体的に高める必要がある。
 低次脳機能とは脳幹、間脳、小脳、大脳基底核を一括して言う。
 一連の動作を通して
 一気に低次脳機能を高めるSRS独自の方法を紹介する。
 そのためには、
 末梢神経系を一連の運動を特定の方式で動かすことが大事である。

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