322■ジャイアント・セコイアは世界一の容積を持った巨樹になる
    (シャーマン将軍)/スギ科セコイア属/小さい旅86/パラレル法

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【解説】
ジャイアント・セコイア(Sequoia dendrongiganteum)はスギ科セコイア属の樹木。
 米国のカリフォルニア州のシェラネバタ山脈の西側に多く生育している。
  「生命戦略」の第11項の解説と、3D景観法の第110番も参照されたい。

ジャイアント・セコイアは、樹皮が大変に厚く、内部の木質は柔らかい。
 樹皮の厚さは50〜60cm。タンニンという成分を含み、山火事に強い。
  しかし根は浅く、深さは約2mしかない。だから倒れるときはあっけない。

種子は火災の熱で落下し、灰の中で発芽する。火事を活用して生き延びている。
 セコイア国立公園にはたくさんのジャイアント・セコイアの巨樹がある。
  これらは以前は乱伐されたが、1890年からは全面的に保護されている。

写真のジャイアント・セコイアは、セコイア国立公園にある世界一の巨木。
 この場合の世界一とは「容積が世界一」という意味だ。容積は1490立方m。
  太さは根元で直径12m、樹高は84m。推定樹齢は2700年。

写真の木の名称は「シャーマン将軍」と呼ばれている。
 このようにセコイアの巨樹を将軍の名前で呼ぶ例は少なくない。
  同公園の「グラント将軍」は樹高82m、直径11m、樹齢2000年だ。
 
     [パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]

メッセージ「世界一の樹木に近接して眺め、
       その雰囲気に触れると、気宇が壮大になる。
        想像するだけでも同じ効果があるかもしれない。
         しっかり想像してみよう」。
    
     ---小さな旅は発見の旅、心の旅---
    ---SRSは美しい地球の能力開発---
     -----内なる自然を育てよう-----

    撮影・解説:栗田昌裕 (0108撮影050721記)
    3D植物園の画像の無断複製・無断使用を禁じます。


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