【今週のちょっといい話】 第1843話−第1846話

   
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<お知らせ>
「9月21日の肩のこらない会では振動健康法が指導されます(講師は栗田)」。
「次回の初級速読法の一泊研修は10月22日・23日です(講師は栗田)」。    
「次回の初級速読法の半月集中講習は12月3日が初日です(講師は栗田)」。    


第1843話(読者)■気功法訓練の講習に関心がある
   「栗田昌裕の眠っている力を引き出す超気功法」
   (KKロングセラーズ刊。栗田昌裕著)の感想文。
「気功法の訓練のための講習に関心があります。
 関連情報をお願いします」。
   (HS。62歳。男性。川崎市。050525受け取り)。 


第1844話 ■3人目の子供の誕生
「8月25日のお昼ごろ、我が家に3人目の子供(次女)が誕生しました。
これまで2人(4才、2才)とも出産の立ち会いをし、
もう慣れているつもりでしたが、
生まれた瞬間は、想定を大きく超える感動がありました。
また、赤ん坊の泣く顔が、長女にとてもそっくりに思え、
これがまた、愛情を深くくすぐりました。
その後早速、上の子供達に対面させてやろうと思い、
急いで保育園に迎えに・・・。
対面すると、赤ん坊は手荒い祝福を受けていました。
大丈夫か!とも思いましたが、赤ん坊は、泣く事もなく、
また、びっくりする素振りもほとんど見せません。
これは赤ん坊が未熟で反応できないからなのかな、
とも思いました。
しかし、子供達から解放され、
ウトウトと眠る赤ん坊の姿を見るに、
実は、賑やかな我が家の家庭環境は、
すでに適応済みなのかもしれないな、
とも思いました。
もしかしたら、赤ん坊にとっては、お腹の中にいるときから、
既に家族の一員として過ごしていたのかもしれない・・・と。
そんな生命への不思議さと偉大さに強い関心を深めつつ、
毎日を楽しんで過ごす、という
生活の基本を改めて思い起こしました」。
 (日○泰○。男性。速読法、定例会、肩の会、等受講者。050827受け取り)


第1845話(栗田)■グランデコで9月4日までに12000頭のアサギマダラに標識
「ちょっといい話の第1816話『グランデコで8000頭以上のアサギマダラにマーキングをした』では、2005年の8月1〜24日に、福島県の裏磐梯にあるホテル・グランデコ・リゾートで、アサギマダラという渡りをする蝶に、ひたすら標識(マーキング)をして合計8400頭に達したことを紹介した。
 今回は、その後の報告である。
 8月31日から9月4日にかけて、ホテル・グランデコ・リゾートのゲレンデで、さらに3600頭のアサギマダラに出会い(正確には3652頭)、標識をすることができました。一日平均730頭の割合で標識したことになります。これは個人的には最高記録になっています。標識番号は10149番から、13800番まででした。
 その結果、8月1日から通算すると、12000頭余に標識することができました(正確には12052頭)。 
 当地で個人により一夏に行われたマーキングとしては、最高の頭数です。
 今年になって1万3800頭のアサギマダラにマークしたことになります。
 これらのアサギマダラは、すでに南下移動を初めているように思います。
 今後、日本の各地で再捕獲をされていくことでしょう。
 今回も、多くの方の御理解・御支援を頂いたことを感謝しています」。
(このあたりは、磐梯朝日国立公園の中に位置し、生き物の採集捕獲は禁じられていますので、ご注意ください。マーキングは許されていますが、誤解を受けない配慮が必要です)」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。050905記)。


第1846話 ■アサギマダラのために、庭にフジバカマを植えた(再捕獲時の注意事項)
 (第122回定例会要約法に提出された「ちょっといい話」。メールにて受け取り)
「SRSのマーキングがされたアサギマダラを再捕獲したくて、庭にフジバカマを植えた。デジカメは8万画素に買い換えた。栗田先生が8000頭という天文学的な個体数のマーキングをおこなったので、私も確率を上げるために、もう一株、二株増やそう。
 来てくれるといいな〜。しかも、私が家にいて庭を見ているときに。
 直感力を鍛える訓練の機会としたい」。
(MN。女性。44歳。SRS速読法、記憶法、定例会受講者。050902受け取り)。

[栗田注:
 他の方も、フジバカマが身近にあられる方は、9月〜10月にかけて、よく観察していてください。SRSマークを持ったアサギマダラが訪れているかもしれませんよ。
 私は愛知県の実家の母にも、フジバカマを植えてもらっています。
 愛知県も通過範囲に含まれています。
 福島県のグランデコ・リゾートを出発した蝶は、これまで、山形県、群馬県、長野県、岐阜県、三重県、和歌山県、兵庫県、徳島県、高知県、鹿児島県、沖縄県で再捕獲されています。このうち、2004年にグランで時で1100頭放たれたSRSマークで、後に再捕獲された場所は、群馬県、長野県、愛知県、三重県、兵庫県、鹿児島県にわたっています。
 SRSマークの蝶は、9月の中旬〜下旬にかけて、関東地方を通過すると思います。
 昨年は9月中旬と下旬に、長野県の白馬山麓でも再捕獲されました[9月11日と9月19日。うち、9月19日の一頭、SRS1877は8月25日に標識して、自分で再捕獲することができました])。
 群馬県の赤城自然園では、毎年、その頃に、東北から来たアサギマダラを再捕獲しています。
 アサギマダラは、半日陰くらいのところが好きです。
 これは、直射日光に当たり過ぎると、体温が上昇しすぎて弱るからです。
 時間的には日射しが強烈なときは避けて、午前中に来ているのを見出すことが多いかもしれません。温度は22〜28度くらいのときに活動することが多いものです。
 24〜26度が最適温度です。
 吸蜜に没頭しているときは、近づいても気にしないことがあります。
 気温が低かったり、条件が悪いときは、敏感で、近づくだけで逃げます。
 グランデコで標識したSRSマーク蝶は、左側だけに標識してあるものが大半です。
 ほとんどの個体は、後ろ翅に、4桁〜5桁の数字が書いてありますから、それだけ撮影できていれば、識別が可能です。数字を読み取ってメモしていただくだけでも判別ができます。
 出会ったら、標識した蝶でなくとも、御連絡ください。大いに参考になります。
 ネットがあって、捕獲した場合は、もし油性ペンがあれば、翅の空いているところに、自由に何か書き加えて識別できるようにした上で、再度放してあげてください。旅を続けることができるでしょう。
 記入する文字は、頭文字でもよいです。スペースがあれば、9/15のように日付も書いておいてください。複数の場合は、番号も入れてください。1時間程度であれば、家の中に持ち込んで撮影したり、作業したりしても大丈夫です。持つときは、翅をたたんだ状態で胸部を持ってください(翅の特に縁の方を持つと破損しやすいです)。翅が開くと、相当強い飛翔力がありますから、指をはじいて飛び出して逃げてしまうことがあります。
ただし、胸を強く持ちすぎて、つぶさないでくださいね。 
 アサギマダラは驚くべきセンサーを持って吸蜜植物を探しますから、フジバカマが一株でもあれば、何十キロ離れていても、訪花する可能性があります。
 SRS以外のマークを持った蝶が訪れることも十分期待できます]。

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