101■キアゲハの蛹は背景に同化して保護色を呈する
   アゲハチョウ科/小さい旅93/パラレル法

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[解説]
キアゲハはアゲハチョウ科の蝶。
 一般的知識は3D昆虫園の第22番第85番に記載した。
  終齢幼虫の写真は第99番、前蛹は100番に示した。

幼虫の詳細は、ちょっといい話の第1710番に書いた。
 翌日の幼虫の挙動は、ちょっといい話の第1714番に書いた。
  それが蛹になったことは、ちょっといい話の1719番に書いた。

要約すると、7月18日の朝に幼虫を受け取り、
 7月19日の20時に部屋の片隅で前蛹になっていることを見出された。
  翌朝まではそのままだったが、20日の夜には蛹になっていた。

前蛹は幼虫のときのままの色だったが、
 蛹になったときには、緑色も朱色も消えて、
  周囲のカーテンや壁の色のすっかり同化していた(第100番と比較せよ)。
  
キアゲハの蛹はいつもこのような淡いベージュ色になるわけではない。
 前蛹のときに、何らかの「判断」を行って、周囲に合う保護色を採用したのだ。
  蛹になる直前の絶妙なタイミングで養子に貰ったことをAS氏に感謝したい。
 
     【パラレル法で立体視ができるのでやってみよう】

メッセージ「前蛹が蛹になるときに、
       どのような判断で色彩を決めるかは、
        謎が多い現象だが、
         見事な保護色に化ける例では、
          ちょっとすごいことだと思う」

       ---小さい旅は心の旅、発見の旅---
       ---SRSは美しい地球の能力開発---
        ---心の中の自然を育てよう---

      [撮影・解説:栗田昌裕 050720撮影050724記]
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