【今週のちょっといい話】 第2453話−第2456話

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「初級速読法半月集中講習は4月8日開始です(講師は栗田)」。    
「記憶法Aの5回講習は4月10日開始です(講師は栗田)」。    
「初級速読法の一泊研修は5月13日・14日です(講師は栗田)」。
    
   ← ← <関東圏の人には4月8日開始の半月集中講習をお薦めします>
「5月に心象法の1日講習があります(講師は栗田。遠隔者のためのプログラム)」。
「5月に記憶法の1日講習があります(講師は栗田。遠隔者のためのプログラム)」。 

   ← ← <関東圏の人には4月10日開始の5回講習をお薦めします>
「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
   ← ← <26技術からなる独自のSRS記憶法Aの世界を講義し尽くす>

「第130回定例会は4/20(木)開催で『計画法(未来計画構築遂行法)』です」。
   ← ←R.計画法では計画の終わりは計画の始まり 060328


第2453話(読者)■ぜひやってみようと思いました。
    「仕事力を10倍高める!栗田式 頭がよくなる脳トレーニング」
     (栗田昌裕著。PHP研究所。05年9月初版)の感想文。
「ぜひやってみようと思いました」。
    (SN。女性。50歳。伊勢原市。051206受け取り)


第2454話(栗田)■奄美大島は昨年より7日早く動いている・・・アサギマダラと自然の情報
「06年3月24日、久し振りに奄美大島に渡りました。4ヶ月ぶりです。
 天候は曇り。雨でなかったのは幸いでした。
 最初に、季節を知るための標識点とみなしている海岸の防風林に行きました。
 朱のハイビスカスが咲き、シロノセンダングサが咲いているのはいつものこと。
 この日は路傍の菜の花が満開でした(3D植物園でハイビスカスは235番、シロノセンダングサは250番、参照)。
 ここで出会った蝶はアサギマダラとリュウキュウアサギマダラとヤマトシジミ。
 アサギマダラには11頭に出会えて、標識(マーキング)をすることができました。
 これは例年になく早い出合いでした。
 今年の桜前線は、関東地方に、例年より7日早く、昨年より10日早く到来しました。
 奄美に関しても、同様のことが起きていると思いました。
 出会ったアサギマダラは新鮮で、ここで発生した個体と思われました。
 ここには林の中を観察して歩くためのボード・ウォーク(歩ける板の道)が設置してありますが、昨年1年間で驚くほど腐食してぼろぼろになってしまい、とても歩ける状況ではありません。
 自然が変貌する威力のすさまじさを感じることができました。
 いろいろな鳥の声のほかに、虫の鳴く音がするのも奄美の春らしい出来事でした。
 この日は、笠利町の別なところで、もう2頭のやや古いアサギマダラに出合いました。
 その後に、住用村に走り、夕方の景観を眺めながら、路傍の雑草であるムラサキカッコウアザミという外来植物の繁殖を観察しました(3Dのアサギマダラの世界のAsagi9番に画像あり。参照)。昨年とはずいぶん分布が異なっていることに驚きました。やはり、自然は、年々歳々大きく動いていくものと実感しました。
 ここでのアサギマダラの出合いも、昨年とは大きく異なることでしょう。
 住用村の山地では、低木のオオシマウツギが満開で土手を飾っており、エゴノキのたくさんの落花が地面にちりばめられ、蔓性のムベの花が垂れ下がっていました(エゴノキは3D植物園の281番282番参照)。
 民家の近くでは、いたりところで大島紬の彩色に用いるシャリンバイが満開でした。
 24日に、出会った蝶は、上記の他、ムラサキシジミ、カラスアゲハ、ジャコウアゲハ、ルリタテハ、テングチョウ、ツマグロヒョウモン、イシガケチョウ、などでした。
 翌日の午前中は、飛行機待ちの短い時間でしたが、再度笠利町を訪れ、結局、2日間で、51頭のアサギマダラに標識をすることができました。野生化したトウワタの花や、ランタナの花は、季節を無視するかのように咲いていました。この日は、スジグロカバマダラや、ナミエシロチョウも見ました(蝶に関しては、3D昆虫園の分類別リストを見ると、画像での確認が容易でしょう→参考)。
 初日は、サトウキビから砂糖を作る製糖工場を通ったのですが、工場に10数台ものトラックが、収穫したサトウキビを荷台に満載して集まって来ており、今まさに、工場がフル回転をして砂糖作りの真っ最中であることが実感できました。
 同じ場所を繰り返し訪れることから、さまざまな自然の動きが見えて来ます。
 奄美大島の丸1日間の体験から、今年の南西諸島での自然の動きが少し読めて来ました」。
    (栗田昌裕。SRS提唱者。060326記)。 


第2455話 ■速読の本質に迫るかも知れない仮説を思いつきました!
「札幌で精神科医をしているTTというものです。SRS速読は学生のときに講習会で、社会人になってからはビデオで勉強させて頂きました。仕事柄本を読むことが多く、最近になって速読に再度チャレンジしています。
もともと理屈っぽいほうで、仕事柄速読のしくみについても考えながらトレーニングしているのですが、つい先程、速読の本質にせまると思われる仮説を思いつきました。
 人間は外部にある世界を感覚器官を通して認識して生活していますが、その際、脳の内部にこれらの認識を通した内部世界が形成されると思います。たとえば足を切断した際に、無い足が痛いと感じることがあることは、内部世界にはまだ足の情報が残っていることを示し、我々が日々感じている世界は、外部世界そのものではなく、認識を介した内部世界であることを示唆します。
 速読は、文字を外部世界として読むことではなく、一度取り入れた文字を、内部世界の中で読むことではないでしょうか?だからこそ、文字が浮き上がって見えたり、時に変容して見えたりし、処理速度も外部世界の認識速度を越えることができるのではないでしょうか。簡単に言えば、目で読むのではなく、目を通してた心の世界で読むと言えると思います。
 私自身あまり優秀な生徒ではないのですが、この発想を通して速読能力が上達すればと思います。もしよろしければ、栗田先生にもこの話をお伝えください。
 発見の興奮まだ冷めやらぬ 平成18年3月16日午後6時半  札幌にて TT」。 
       (TT。男性。札幌市。060316メールにて受け取り)
[栗田コメント:
 SRSの述べていることは、SRS速読法は、「外界(=外部世界=外的空間=右手で表す)の情報を分散入力し、内界(=内部世界=内的空間=左手で表す)で並列処理をする」ことですから(もちろんそれに加えて統合出力も必要ですが)、TTさんのとらえ方は、みかけ上、SRSで述べていること『そのもの』(またはその言い換え)のように見えます。それがなぜ『発見』であるのか、理解に苦しみます。講義で学び、ビデオで聞いたはずの内容を、遅れて自分なりのとらえ方で言語化できたということなのでしょうか。
 ただし、気になることは、内部世界、外部世界というとらえ方は、理論のための枠組みに過ぎず、実際の速読は、そのような『枠組みを理屈として理解する』ことが大事なのではなく、『大速深』や『広強明』というキーワードで示されるSRSの技術を体得することです。
 また、『文字を外部世界として読む』ことと、『文字を内部世界の中で読む』こととの作業の違いが具体的に明確に述べられておらず、もしかしたら、大きな誤解をされているのではないかとも危惧されます。変容体験は、感覚過程より後の処理の段階だけで起きるものとは限らず、感覚入力の初期の段階でも起き得るものです。また、SRSでは、入力の加速と処理の加速の両方が必要だと主張していることも、忘れておられるように見えます。通常の人は、感覚の一次処理も遅いし、二次処理も遅いし、それから後の処理はもっと遅いのです。普通の人で、内面に情報を入れたから処理が速くなるなどということはありません。処理を速くするには、ハードウエアの変革が必要であり、それがSRSの訓練の本質をなしているのです。ハードウエアの変革のために身体訓練が必要なことは、8ステップの解説の中で述べられます。
 TTさんの述べておられる『内部世界の確立』は、SRSでは簡単に『広』というキーワードで示されています。単に内面世界を確立することが大事なのではなく、それにどのような機能を実現させるかが本質的に重要なのです。その方面に関連して、役に立つかもしれない講義は、以下の「空間法」について述べた第34回定例会DVDに収録されています:
   ■ 第34回 「内的空間確立法(空間法)」 98年4月
概要「意識の場に(『意識の場の』ではないことに注意)次元の高い空間を綿密に確立することが能力開発の要諦である。認知学の言葉で言えば空間法はワーキングメモリを増大させる技術である。そのための秘訣は空間入力の仕方にある。心に深く広く高みのある良質で機能的な空間を確実に構築するための方法論を指導する」。
   

第2456話(初級)■椅子の影の長さに気付き、目覚めがよく、桜吹雪がきれい
 (初級半月速読法の3日目の前に書かれた【チェックリスト】と、
           3日目の6ステップの体験談より)
「<チェックリスト>
【気づき】
 ●4/11:ベッドサイドのスタンドで脇にあるイスの脚の影がドアまで長く続いている事に初めて気付いた(今のレイアウトにして3年はたっているのに・・・)。
 ●4/12:目覚めが良い。
 ●4/14:散り急ぐ桜の花ビラが真昼の吹雪のようできれい。
 ●4/15:自分のイメージの貧困さが情けないとつくづく気づく。今まで何をしていたのか。小さくなった想像力を大きく自由にやわらかく広げたいと切に願う(今日この頃・・・)。
<ステップ6>
【共鳴呼吸法/単純法】竜巻は巨大な雲と共に動く。竜は白い雲と光。青は湖。赤は海に向かう。
【イメージ訓練/並列移動法】
 ●@東北の方の駅から始まって列車で仙台へ。A自分の車を運転して東京へ戻る。B大陸往断@バス(巨大なリクライニングのあるバス)で盛岡へ向かう。C遠野に住んでいる友人の車で@の駅に送ってもらう。
【閉眼指回し】
 ●チェックの段の上部21〜28がうすいオレンジっぽい感じになった。11〜16も同じ。
【全体の感想】
 ●スピード感にまず“肉体”が慣れる事をこころがけようと思う。“息もつけない”的な、初めて一般道に入った仮免の頃を思い出した。光のチャンキングに向かい基本を固めて行きたい」。
    (MO。46歳。女性。SRS速読法初級第453クラス受講者。050416受け取り)

[スタッフ注: MOさんの読書速度は、初速が650字/分でしたが、
10ステップでは、20800字/分(32.0倍)に到達しました。
 第453初級クラス全体では、初速は872字で、最終回の平均は22821字/分(27.1倍)でした]。


<特別指導会[定例会]の講義内容がDVD化されました
→購入の問い合わせは03-3821-3197へ
 今回は、第35回「管理法」の内容のメッセージを紹介します(以下のメッセージは、
 イントロダクションに過ぎません。実際の詳しい内容はDVDで学んでください): →定例会DVD

■ 第35回 「情報マネジメント法(管理法)」 98年5月
 私たちの外界を流動する情報と、内面を流動する情報をどのようにとらえ、どのように扱い、どのように管理するかについて20の新原理を提案し、解説する。能力開発のメインルートのビジョンを見る」。


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