「姫島のアサギマダラを守る会」の活動紹介 
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(文責は筆者である栗田昌裕にあります。画像の著作権はそれぞれの撮影者に所属します)。
姫島の「アサギマダラを守る会」(大分県)の活動紹介

<概説>
 
「旅をする蝶」アサギマダラは、春には、南西諸島から本州へと北上します。
 夏にはその子孫が、涼しい高地に滞在し、秋には、南西諸島を目指して南下をします。
 アサギマダラの移動距離は1000kmから2000kmにも及ぶことがあります。
 その移動(渡り)の経過は、翅にマーキング(標識)をして放蝶し、遠隔地で再捕獲をすることで知ることができます。
 大分県の国東半島の北東の海上に位置する姫島(東国東郡姫島村)には、春と秋の移動の途中に、数多くのアサギマダラが訪れます。
 そこで、中城信三郎氏を中心として、姫島の有志の方々が、アサギマダラの保護活動に取り組むこととなりました。
 私は姫島在住ではありませんが、会の顧問という立場をいただいておりますので、会の活動の概略を紹介させていただきます。
 (以下、会員に対しては、敬語を用いないこととします。また内容のほとんどは事務長の木野村孝一氏が作成した資料に基いています)。

<アサギマダラを守る会の沿革>

■会長の中城信三郎氏は若い時からアサギマダラが海を渡っていく事実を海上の船の上で観察していました。
■中城氏は、アサギマダラが島の海岸のスナビキソウ群落に特に集まることを知り、
 スナビキソウ群落を「アサギマダラの休息地」として保護することを始めました。これに、複数の方々が協力されました。
■2004年の秋の台風によって、海岸のスナビキソウ群落の場所は大きく破壊されてしまいました。
 そこで、2004年12月23日、スナビキソウ生育地の埋め戻し作業を行いました(参加者は7名)。
 これは重機とダンプカー3台分という大量の土砂を用いた大がかりな工事でした。
■2005年9月9日には「アサギマダラ及びスナビキソウ状況報告会」が開催されました。
 ここで「アサギマダラを守る会」を結成することが決まり、当面の事業等について相談がなされました。
■2005年11月1日、姫島の「アサギマダラの休息地」は「大分おすすめの和み空間」に選定され、
 その保全グループである「アサギマダラを守る会」に大分県知事から選定書が発行されました。
■2005年11月11日、「アサギマダラを守る会の発足会」が開催されました(第1回会議)。
 参加者9名の中から中城信三郎氏が会長として選出されました(木野村孝一氏が事務長)。
 このとき、スナビキソウ及びフジバカマの移植について相談がなされました。
■2005年11月26日、スナビキソウの移植作業が行われました(参加者は13名)。
■2006年3月11日、フジバカマの移植作業が行われました(参加者は16名)。
■2006年4月29日、スナビキソウ植栽地の砂入れ及び草取りが行われました(参加者は7名)。
■同日、姫島のアサギマダラ移動分布図看板が設置されました(制作者は木野村孝一氏)。
■2006年5月、新たに9名が入会し、栗田昌裕は顧問に任命されました。
■2006年5月23日、大分合同新聞にアサギマダラが紹介されました(インターネット上には動画があります)。
■2006年5月28日、第7回姫島かれい祭りで、アサギマダラ鑑賞会を実施しました。
 アサギマダラ休息地の「みつけ海岸」まで無料バスが往復運行しました。
 鑑賞会には約500人が訪れました。会長の中城信三郎氏、中城堅太郎氏、木野村孝一氏が案内をしました。
■2006年6月1日、姫島小学校6年生のアサギマダラマーキング会が開催されました。
 会の運営は、中城信三郎氏、木野村孝一氏、高橋小学校長、担任の佐藤教諭ほか、5名によってなされました。
 児童25名がマーキングをし、標識の指導には栗田昌裕が当たりました。
 このとき、栗田により独自に工夫したマーキング用具が準備され、終了後は、姫島小学校に寄贈されました。
■2006年6月10日、フジバカマ植栽地草取りが行われました(参加者は8名)。
■2006年6月2日、5日、休息地にベンチを設置しました。これは松井造園の寄贈になるものです。
■2006年6月21日、小学6年生によりキジョラン、フジバカマの植生学習がなされました。
 中城信三郎氏と木野村孝一氏が案内と説明をし、担任の佐藤先生が指導しました。
 生徒は、明神山のキジョランとフジバカマに関して学習し、キジョランを旧小学校の校庭に植栽し、観察をしました。
■2006年7月22日、スナビキソウの植栽地草取りが行われました(参加者は9名)。

<栗田の標識調査活動との関わり---2005年、2006年>
■栗田は2005年5月19−20日に初めて姫島を訪れ、アサギマダラの標識活動を行いました。
 このときに中城氏とその他の方々と面識を得ました。
 2005年6月2−4日にも姫島を訪れ、さらなる標識活動を行いました。
 このとき標識した個体が、石川県の能登半島と埼玉県で再捕獲されました。
 これが島外再捕獲の第一、第二例となりました。
■2005年10月20日に姫島を訪れ、中城氏と木野村氏の協力を得て標識を行い、秋の再捕獲が複数例出ました。
■2006年5月18−21日に姫島を訪れ、守る会の方々と標識を行いました。
 このときは、NHKの取材陣が同行し、連日取材撮影が行われました。
■2006年5月25−26日に姫島を訪れ、引き続き標識を行いました。
■2006年6月1−3日に姫島を訪れ、姫島小学校6年生の標識を指導し、守る会の方々と標識活動を重ねました。
 多くの取材も受けました。
 以上の中から多数の島外再捕獲例が生まれました。
■2006年10月19−21日に姫島を訪れ、守る会の方々と標識活動を行い、取材を受けました。
 複数の再捕獲例が生まれました。
■以後、折りに触れ、会の方々と情報交換などを行っています。

<マスメディアでの紹介の記録> 080523更新

■2006年5月29日、TOSニュースにて、姫島のアサギマダラが紹介されました(TOSとはテレビ大分のことです)。
■2006年6月1日、TOSニュースにて、姫島小学校6年生のアサギマダラマーキングが紹介されました。
■2006年6月2日、朝日新聞に、姫島小学校6年生のアサギマダラマーキングが紹介されました。
■2006年6月2日、朝日新聞全国版に、姫島のアサギマダラが紹介されました。
■2006年6月2日、大分合同新聞に、姫島小学校6年生のアサギマダラマーキングが紹介されました。
■2006年6月2日、西日本新聞に、姫島小学校6年生のアサギマダラマーキングが紹介されました。
■2006年6月3日、時事通信に、姫島のアサギマダラが紹介されました。
■2006年6月4日、人民日報に、姫島のアサギマダラが紹介されました。
■2006年6月5日、読売新聞に、姫島小学校6年生のアサギマダラマーキングが紹介されました。
■2006年6月6日、朝日新聞英語版(ニューヨーク版)に、姫島のアサギマダラが紹介されました。
■2006年6月9日、日本テレビ「スッキリ」にて、姫島のアサギマダラが紹介されました。
■2006年6月13日、TOSニュースにて、姫島のアサギマダラが紹介されました。
■2006年6月14日、NHK「おはよう日本、とりたてマイビデオ」にて、姫島のアサギマダラが紹介されました。
■2006年6月14日、西日本新聞にて、姫島小学校6年生のアサギマダラが輪島で再捕獲されたことが紹介されました。
■2006年6月15日、TOSニュースにて、姫島のアサギマダラが紹介されました。
■2006年6月30日、NHK金曜レポート「海を渡る謎の蝶・アサギマダラの魅力」で姫島のアサギマダラが紹介されました。
■2006年7月1日、朝日新聞全国版に、姫島小学校6年生のアサギマダラが輪島で再捕獲されたことが紹介されました。
■2006年7月20日、週間新潮に、姫島のアサギマダラが紹介されました。
■2006年8月22日、NHK「クローズアップ現在」にて、「2000キロを旅するチョウの謎」として姫島のアサギマダラが紹介されました。
■2007年5月17日、朝日新聞(地方版)にて、「アサギマダラの群舞始まる 大分・姫島」として、紹介されました。
              →詳細は、「ちょっといい話の第3282話」を参照。
■2007年5月20日、TBSテレビJNNニュース巣にて、姫島のアサギマダラの様子が紹介されました。
              →詳細は、「ちょっといい話の第3292話」を参照。
■2007年7月7日、大島新聞に、奄美大島での講演と姫島の活動がコラムにて紹介されました。内容略はブログ記事をクリック参照。
No.1091 大島新聞のコラム記事「奄美春秋」で渡りをする蝶アサギマダラをテーマにしたシンポジウムが紹介され、大分県姫島の「アサギマダラを守る会」の活動にも言及ぶ(奄美大島。07年7月10日。筆者の取材記事)」。
■2007年7月10日、大島新聞に、奄美大島での講演の詳細と姫島での活動の詳細が2面に渡る記事にて紹介されました。一面は以下を参照。
No.1093 大島新聞の第一面記事で渡りをする蝶アサギマダラをテーマにしたシンポジウムが紹介され、大分県姫島の「アサギマダラを守る会」の活動も詳細に紹介(奄美大島。07年7月7日。筆者の取材記事)」。
■(途中略)
■2008年5月17日に、テレビ大分のニュースで、「姫島村にアサギマダラ飛来」のニュースが紹介されました。→blog1518 参照。
■2008年5月21日に、NHK総合テレビの朝のニュースで「姫島村のアサギマダラの様子」が紹介されました。
■2008年5月26日に、大分合同新聞で姫島のアサギマダラの様子を紹介する記事が掲載されました。
■2008年5月28日に、読売新聞で取材記事「アサギマダラ北上の旅、大分・姫島で一休み」が掲載されました。→blog1546 参照。
■2008年5月28日に、毎日新聞で取材記事「「アサギマダラ:飛来ピーク ロマン追い、人も舞う−−姫島 /大分」が掲載されました。→blog1545 参照。
■2008年5月28日に、Yahoo Japan!のインターネットニュースにて、姫島のアサギマダラのニュース「<アサギマダラ>憩う島 大分・姫島で飛来最盛期 蜜求め乱れ飛ぶ」が配信されました。→blog1556 参照。
■2008年6月2日に、「TOSテレビ大分」のTOSニュースにて、姫島小学校の生徒のアサギマダラマーキングの様子が放映されました。
■2008年6月2日に、「OBS大分放送」(テレビ)のニュースにて、姫島小学校の生徒のアサギマダラマーキングの様子が放映されました。

<2007年の姫島のアサギマダラと栗田の調査>
 070805更新

■2007年5月2日、海岸のスナビキソウに2頭のアサギマダラが初飛来。   →詳細は、「ちょっといい話の第3279話」を参照。
■2007年5月13日、アサギマダラの第一波が島に飛来した。200−300頭を目撃。→詳細は、「ちょっといい話の第3279話」を参照。
■5月20日まで、朝日新聞やTBSテレビで、スナビキソウに集まる様子が紹介された(詳細はメディア紹介欄の該当欄をクリック)。
■5月21日には、午前中200頭、午後、300−400頭ほど観察されました。
■5月22−23日、松崎氏らが、270頭余標識。ここまでで、中城氏の標識は500頭余、木野村氏の標識は200頭余となった。
■5月24日の朝、2000頭以上と思われるアサギマダラが目撃され、朝、島外に渡って出る場面が見られた。
 以上が、2007年春のアサギマダラの移動の第一波とみなされました。
 この日の午後、栗田らが300頭のアサギマダラにマーキング(中城氏ご夫妻、木野村氏の協力下で)。
■5月24〜27日に、結局、栗田は計805頭のアサギマダラにマーキングを行いました(中城氏、木野村氏の協力下で)。
■5月31日に姫島を再訪し、栗田は180頭の標識を行いました。
  この日にはフジバカマの若い芽にもアサギマダラが訪れるのが観察されました。
■6月1日、姫島小学校の生徒23人が参加して、マーキング会が行われました(栗田の指導、守る会の協力下で)。
 標識頭数は100数十頭でした。多くのメディアが取材に来ました。
■6月1日の午前中には、約1000頭のアサギマダラが観察されました。午後にはさらに新しいアサギマダラが飛来し、
  この日に観察されたアサギマダラは約1500頭と推測されました。これはアサギマダラの移動の第二波と判断されました。
  この日は、栗田は300頭の標識を行いました。
■第二波は6月1日で終わったと考えられました。
■5月31〜6月3日に、結局、栗田は180+300+301+127=928頭の標識をしました(中城氏、木野村氏の協力下で)。
■5月31日に、四国の佐多岬で、姫島個体の再捕獲がありました(KK109 5/16)。14日間、55kmの南東方向移動です。
■6月4日に、兵庫県藤岡市で、姫島個体の再捕獲がありました(S.C207 5/16)。20日間、354kmの東北方向移動です。

■6月7日、8日から、アサギマダラの移動の第3波が訪れました。
■6月18日は、アサギマダラは3頭のみとなりました(中城氏)。姫島経由の移動に一段落がついたと考えられました。
■6月24日、みつけ海岸に10頭目撃し、8頭標識。総標識数は1278頭になった(中城氏)。
■6月26日、みつけ海岸で最後の1頭を確認(木野村氏)。
■8月3日、台風5号が、九州から山口県を通過。姫島にも高波が立ったが、みつけ海岸のスナビキソウ群落は大きな被害はなかった。森の中のフジバカマの群落も大丈夫であった(中城氏の御連絡による)。
<2007年の移動・再捕獲の記録>
【春の北上移動例の概略】 標識記録参照 詳細情報
第1例 姫島5/16→愛媛県佐田岬(KK109 5/16 木野村氏→・ 本庄氏) 55km 南西に移動 2007年の標識調査記録 ブログ887
第2例 姫島5/16→兵庫県藤岡市(S.C207 5/16 中城氏→・ 宮野氏) 354km 東北に移動 2007年の標識調査記録 ブログ878
【秋の南下移動の詳細】 右の頁(2007年の記録)をごらんください 2007年の標識調査記録
<2008年の姫島のアサギマダラと栗田の調査> 080530更新
■08年04月28日に、姫島でアサギマダラの蛹の脱皮が確認されました(中城氏)。→ブログ1498 [080428-080430の頃の状況]
■08年05月05日、海岸のスナビキソウに4頭のアサギマダラが初飛来し、中城信三郎氏が標識されました(S.C1〜4 5/5)。→ブログ1524
■08年05月05日、姫島への初飛来のアサギマダラの姿は以下の記事を参照。→ブログ1525
■08年05月05-08日には、姫島に飛来するアサギマダラの数は数十頭まで徐々に増加しました。→ブログ1526
■05月17日に、テレビ大分のニュースで、「姫島村にアサギマダラ飛来」のニュースが紹介されました。→blog1518 参照。
■08年05月18日の「かれい祭り」の日には、アサギマダラの数は約150頭で、800人余の人が観察に訪れました。→ブログ1527
■08年05月21日のNHK総合テレビの朝のニュースで姫島のみつけ海岸のアサギマダラが紹介されました。30頭と紹介されたが、実際は約300頭。
■08年05月23日に、SRS477-1010の標識を行いました。姫島でのSRS合計の合計は534頭。05月21日以後、アサギマダラが急速に増えて、この日は約2000-2500頭はいたと思われる。フジバカマ園でも50頭はいました。この頃までに、姫島で育ったアサギマダラは9割ほど羽化済み。また、この日は、フジバカマ園でもアサギマダラを50頭程度は見ることができた。この年初めて、カラスがアサギマダラを食することが見出された。100頭以上が犠牲になったので、テグスでそれを防ぐ試みを開始(中城氏)。ブログ1536
■08年05月24日、小雨→雨でしたが、姫島では午前中にアサギマダラを多く見ました。翌25日は再び多くの個体を見ることができ、26日はやや減りました。姫島ではこの日までに、1824(栗田)+350(同行者)+510余(中城氏)で2680頭以上が標識されました。
 この日、宮崎県阿南市で放蝶されたアサギマダラを姫島で同行者が再捕獲しました。
 本例は姫島以南から姫島への北上移動が確認された第二例となりました。→下表 および →ブログ1539
■08年05月26日までに、SRS2300まで標識をしました。姫島での合計は1824頭。→ブログ1546(読売)。→ブログ1545(読売)。
■08年5月26日、読売新聞毎日新聞の取材を受けました。記事は5/28に掲載されました。
■08年05月30日に、SRS2301-SRS2600まで300頭の標識をしました。姫島でのSRS個体の総計は2124頭。
■08年5月30日頃から、姫島ではウツギの仲間で吸蜜するアサギマダラをよく見るようになりました。
■08年05月31日に、SRS2601-SRS3063まで463頭の標識をしました。姫島でのSRS個体の総計は2587頭。
■08年06月01日に、SRS3064-SRS3326まで263頭の標識をしました。姫島でのSRS個体の総計は2850頭。
■08年05月31日に、「姫島で5月26日に筆者が放蝶したSRS1884」が「鳥取市福部町岩戸にて再捕獲」されました(8日間で314km移動)。本例は姫島から島外への北上移動の「08年の第1例」となりました。→下表 および →ブログ1551
■08年05月31日、鳥取市の海岸のスナビキソウで9頭標識されました(杉本氏。気高町日光で4、福部村岩戸で5)。岩戸の一頭は筆者の放蝶したSRS1884の再捕獲でした。
■08年06月01日に、姫島小学校の5、6年生の生徒に、アサギマダラのマーキングを指導しました。合計100頭以上が放蝶されました。
 その際、「TOSテレビ大分」、「OBS大分放送」、朝日新聞大分合同新聞の取材を受け、それぞれのメディアで紹介されました。 
■08年06月01日に、「姫島で5月23日に筆者が放蝶したSRS717」が「石川県志賀町大島海岸にて再捕獲」されました(9日間で587km移動)。本例は姫島から島外への北上移動の「08年の第2例」となりました。→下表 および →ブログ1555
■08年10月17日、大分県姫島での1日目、SRS20447-20650の204頭に標識姫島合計204。自己再捕獲2例。他捕獲3例。
 8月16日に福島県グランデコで放蝶したSRS7426を自己再捕獲(下表参照)。KEN-9 8/9 デコを再捕獲。
 9月17日に宝達山で放蝶されたほうだつ KZS594を再捕獲(下表参照)。
 9月20日に宝達山で放蝶されたほうだつ EIKO500を再捕獲(下表参照)。 
 8月4日に福島県グランデコで放蝶したSRS16231を自己再捕獲(下表参照)。
■08年10月18日、大分県姫島での2日目、SRS20651-20922の272頭に標識姫島合計476。他捕獲1例。
 7月29日に富士林道で放蝶されたHAS059Fujiを再捕獲(下表参照)。
■08年10月19日、大分県姫島での3日目、SRS20923-21124の202頭に標識姫島合計678。自己再捕獲2例。他捕獲1例。
 8月18日に福島県グランデコで放蝶したSRS7402Zを自己再捕獲(下表参照)。
 9月22日に宝達山で放蝶されたほうだつ TOM308を再捕獲(下表参照)。詳細はblog2073
 8月18日に福島県グランデコで放蝶したSRS8183を自己再捕獲(下表参照)。
■08年10月20日、大分県姫島での4日目、SRS21125-21300の176頭に標識姫島合計854。自己再捕獲1例。
 9月3日に福島県グランデコで放蝶したSRS14697を自己再捕獲(下表参照)。
■08年10月25日、「SRS6123 8/12」を姫島で再捕獲された中城信三郎さんは、大分合同新聞の取材を受けました。
■08年12月22日、「SRS20666 ヒメ 10/18」に関して、南日本新聞の森進介記者の取材を受けました。
 →12月**日の南日本新聞の記事に、「姫島→トカラ列島口之島」と移動した例として記事になりました。詳細はblog2059
以下の表は090303に改訂。ただし未完成です。SRSデコの再捕獲に関しては、時系列の表はすべての例を示しています。
■■緑色の部分は筆者の自己再捕獲例です■■
【2008年の春のアサギマダラの移動調査記録】 (春の北上例。姫島以外のものも全例含んでいます)
出発日 出発地 標識者 確認日 確認地 確認者 標識 移動
距離
移動
日数
詳細記事
→クリック
画像
有無
04月16日 宮崎県日南市 八木真紀子 5月24日 大分県姫島村 栗田麻未 ニチナンY 239km 8日間 blog1539 -→+
05月02日 鹿児島県
奄美大島
栗田昌裕 5月18日 東京都
裏高尾町
小島健 SRS458アマミ 1235km 16日間 blog2066 +→+
05月23日 大分県姫島村 栗田昌裕 6月01日 石川県志賀町 宇野弘子 SRS717 587km 9日間 blog1555 +
05月26日 大分県姫島村 栗田昌裕 5月31日 鳥取県鳥取市 杉本博美 SRS1884 314km 5日間 blog1551 +→+
06月04日 大分県姫島村 中城信三郎 6月10日 長野県木祖村 河頭修自 S.C844 610km 6日間 blog1618
05月25日 大分県姫島村 栗田昌裕 6月08日 福井県敦賀市 藤井大樹 SRS1410 460km 14日間 blog1615 +→
05月25日 大分県姫島村 栗田麻未 6月08日 石川県輪島市 日吉芳郎 MAM221 637km 14日間 blog1623 -→-
同上 同上 同上 6月08日 石川県輪島市 松井正人 同上 同上 同上 blog1646 -→+
05月25日 大分県姫島村 栗田麻未昌裕 6月08日 石川県輪島市 日吉芳郎 MAM295 637km 14日間 +→-
06月01日 大分県姫島村 大海光佑 7月13日 長野県大鹿村 桜井正人 K .D-2 621km 42日間 -→+
<参考例北上例>
04月25日 奄美大島 前園泰徳 5月18日 兵庫県淡路市 矢延直樹 YM1011 ○○km 22日間 blog1521
04月25日 種子島 尾形之善 5月18日 兵庫県淡路市 藤野適宏 AA9808 ○○km 22日間 -
04年18日 喜界島 福島誠 5月18日 宮崎県南郷町 meta2 MF1635 ○○km 30日間 -
【2008年の夏秋の姫島へのアサギマダラの移動調査記録】 (夏秋の南下例)
出発日 出発地 標識者 確認日 確認地 確認者 標識 移動
距離
移動
日数
詳細記事
→クリック
画像
有無


グランデコ→大分県への移動例
8月27日 グランデコ 栗田昌裕 10月7日 姫島 岸本静 SRS10582 881km 41日間 1 1
8月27日 グランデコ 栗田昌裕 10月9日 姫島 中城信三郎 SRS10582(同上) 881km 43日間 blog1915 2 2
9月02日 グランデコ 栗田昌裕 10月13日 姫島 岸本静 SRS13630 881km 41日間 blog1948 3 3
9月02日 グランデコ 宗像正人 10月14日 姫島 中城信三郎 △MM6デコ 881km 42日間 blog1923 4
8月11日 グランデコ 栗田昌裕 10月15日 姫島 中城信三郎 SRS5505 881km 65日間 blog1921 5 4
8月09日 グランデコ 前田伸明 10月15日 姫島 中城信三郎 nma-6デコ 881km 67日間 blog1924 6
9月05日 グランデコ 栗田昌裕 10月15日 姫島 中城アキ子 SRS16333 881km 71日間 blog1922 7 5
9月5日 グランデコ 栗田昌裕 10月16日 姫島 中城信三郎 SRS16841 881km 41日間 blog1930 8 6
9月*日 グランデコ 栗田昌裕 10月16日 姫島 中城信三郎 SRS** 881km 9 7
9月3日 グランデコ 栗田昌裕 10月16日 姫島 木野村孝一 SRS15186 881km 43日間 blog1949 前 後 10 8
8月09日
→8月16日
グランデコ
→グランデコ
柴田謙
栗田昌裕
10月17日 姫島 栗田昌裕 KEN-9デコ
→SRS4426
0km→
881km
7日間
62日間
blog1927
前 後
11 9
9月04日 グランデコ 栗田昌裕 10月17日
翌日再々
姫島 栗田昌裕
→栗田昌裕
SRS16231 881km 73日間 前 後 12 10
8月16日
→9月1日
グランデコ
→グランデコ
栗田昌裕
→栗田昌裕
10月19日 姫島 栗田昌裕 SRS7402 Z 881km 48日間 blog1937 前 後 13 11
8月18日 グランデコ 栗田昌裕 10月19日 姫島 栗田昌裕 SRS8183 881km 62日間 blog1938 前 後 14 12
9月03日 グランデコ 栗田昌裕 10月20日 姫島 栗田昌裕 SRS14697 881km 47日間 前 後 15 13
8月12日 グランデコ 栗田昌裕 10月25日 姫島 中城信三郎 SRS6123 881km 74日間 blog1933 16 14
大分県東国崎郡 姫島関連 再捕獲は31例   栗田関連は1例
姫島での再捕獲例 31例
8月05日 不明 金田忍 10月7日 姫島 中城信三郎 XX305 ODS ***km 63日間 blog1914 1
8月27日 グランデコ 栗田昌裕 10月7日 姫島 岸本静 SRS10582 881km 41日間 * 1
8月27日 グランデコ 栗田昌裕 10月9日 姫島 中城信三郎 SRS10582 881km 43日間 blog1915 2 1
9月08日 グランデコ 栗田昌裕 10月13日 姫島 岸本静 SRS13630 881km 35日間 blog1948 * 2
9月18日 石川県白山市 中村明男 10月13日 姫島 岸本静 AN220白山9/18 530km 25日間 *
9月02日 グランデコ 不明 10月14日 姫島 中城信三郎 △MM6デコ 881km 42日間 blog1923 3
6月13日 石川県輪島市 日吉芳朗 10月14日 姫島 岸本静 石ひよし 227 636km 123
日間
長寿
4位
blog1941
blog1942
*
8月11日 グランデコ 栗田昌裕 10月15日 姫島 中城信三郎 SRS5505 881km 65日間 blog1921 4 4
8月09日 グランデコ 前田伸明 10月15日 姫島 中城信三郎 nma-6デコ 881km 67日間 blog1924 5
9月05日 グランデコ 栗田昌裕 10月15日 姫島 中城アキ子 SRS16333 881km 71日間 blog1922 6 5
9月22日 長野県大町市 栗田昌裕 10月15日 姫島 木野村孝一 SRS17777 NP
→10/18再々確認
644km 23日間 前 後 * 6
9月18日 石川県白山市 中村明男 10月15日 姫島 木野村孝一 白山AN216 9/18 530km 27日間 blog1966 *
9月23日 石川県白山市 尾張勝也 10月16日 姫島 中城信三郎 ラララ163 537km 23日間 blog1928 7
9月5日 グランデコ 栗田昌裕 10月16日 姫島 中城信三郎 SRS16841 881km 41日間 blog1930 8 7
9月*日 グランデコ 栗田昌裕 10月16日 姫島 中城信三郎 SRS** 881km 9 8
9月3日 グランデコ 栗田昌裕 10月16日 姫島 木野村孝一 SRS15186 881km 43日間 blog1949 前 後 * 9
8月09日
→8月16日
グランデコ
→グランデコ
柴田謙
栗田昌裕
10月17日 姫島 栗田昌裕 KEN-9デコ
SRS4426
0km
881km
7日間
62日間
blog1927
前 後
10 10
9月17日 石川県宝達山 堀孝浩 10月17日 姫島 栗田昌裕 KZS 594 576km 30日間 blog1925   後 11 11
9月20日 石川県宝達山 橘英子 10月17日 姫島 栗田昌裕 EIKO500 576km 27日間 blog1926   後 12 12
9月04日 グランデコ 栗田昌裕 10月17日
翌日再々
姫島 栗田昌裕
栗田昌裕
SRS16231 881km 73日間 前 後 13 13
7月29日 富士林道 橋本定雄? 10月18日 姫島 栗田昌裕 HAS059Fuji 670km 81日間 blog1931   後 14 14
9月22日 長野県大町市 栗田昌裕 10月18日 姫島 大海範男 10/18既確認→
SRS17777 NP
644km 26日間   後 15 15
8月16日
→9月1日
グランデコ
→グランデコ
栗田昌裕
→栗田昌裕
10月19日 姫島 栗田昌裕 SRS7402 Z 881km 48日間 blog1937 前 後 16 14
9月22日 石川県宝達山 松井正人 10月19日 姫島 栗田昌裕 TOM308 576km 27日間 blog2073 前 後 17 15
8月18日 グランデコ 栗田昌裕 10月19日 姫島 栗田昌裕 SRS8183 881km 62日間 blog1938 前 後 18 16
9月03日 グランデコ 栗田昌裕 10月20日 姫島 栗田昌裕 SRS14697 881km 47日間 blog1943 前 後 19 17
8月12日 グランデコ 栗田昌裕 10月25日 姫島 中城信三郎 SRS6123 881km 74日間 blog1933 20 18
9月15日 長野県大町市 西川尚実 10月28日 姫島 中城信三郎 HTN39 NP 644km 43日間 blog2005 21
姫島→熊本県への移動例 1例
10月12日 姫島 中城信三郎 10月30日 熊本市龍田 山本香 SC377ヒメ 132km 18日間 blog1951 1 1
姫島→鹿児島県への移動例 6例
10月14日 姫島 中城信三郎 10月30日 屋久島原 久保田義則 SC714ヒメ 402km 16日間 blog1939 1
10月09日 姫島 中城信三郎 11月01日 奄美大島 宮山修 SC185ヒメ 627km 28日間 blog1940 2
10月08日 姫島 中城信三郎 11月07日 指宿市 伊東信雄 SC70ヒメ 303km 20日間 blog1961 3
10月18日 姫島 栗田昌裕 11月17日 屋久島原 久保田義則 SRS20679ヒメ 402km 30日間 blog1989 4 1
10月14日 姫島 中城信三郎 11月25日 喜界島 福島誠 SC593ヒメ 626km 57日間 5
10月18日 姫島 栗田昌裕 12月03日 トカラ列島
口之島
森進介 SRS20666ヒメ
南日本新聞に記事
450km 46日間 blog2050
blog2059
6 2
10月28日 姫島 中城信三郎 12月12日 喜界島 福島誠 SC1697ヒメ 626km 45日間 blog2051 7
姫島→沖縄県への移動例 2例
10月19日 姫島 中城信三郎 11月11日 石垣島 喜舎場孫進
喜舎場純子
SC1047ヒメ 1267km 27日間 blog1979 1 1
10月19日 姫島 栗田昌裕 11月13日 宮古島市
伊良部志摩
玉置高志 SRS21121ヒメ 1172km 25日間 blog1978 2 2
11月04日 姫島 中城信三郎 12月23日 石垣島 西田悦造 SC2185ヒメ 1267km 49日間 blog2058 3 3
<2009年の姫島のアサギマダラと栗田の調査> 090607更新
■4月19日、大分県姫島で、今年最初のアサギマダラの羽化があった(1♀)。4月27日、2例目の羽化があった(2♀)(中城氏)。
 →詳細はブログ2162
●4月21日、大分県姫島で、島外からと思われる最初のアサギマダラが見出された。56頭の蛹確認(中城氏)。→詳細はブログ2162
●4月30日、大分県姫島で、スナビキソウ群落に初飛来個体3例目撃される。
 以後、5月9日まで約80頭に増加(木野村氏)。→詳細はブログ2166
●5月10日、11日、12日に、大分県姫島では、300頭→1000頭→2000数百頭とスナビキソウ群落のアサギマダラが増加。乱舞状態。
 新聞複数社、TV3社が報道。蛹は10頭残り、12日に7−8頭羽化(中城氏)。→詳細はブログ2168
 例年は、20日過ぎに飛来のピークが来て、島内個体も20日頃に羽化するので、島外飛来も島内羽化も過去最も早期の出来事である。
●5月15日にも、大分県姫島ではアサギマダラが約2500頭が見られ、第1のピークを形成して、
  5月12日から連続して多い状態が続いている(木野村氏)。→詳細はブログ2173
 5月12日の大分合同新聞の記事で5月12日の姫島のアサギマダラの状況を紹介。→詳細はブログ2190
  5月13日のOBS(大分放送)のテレビニュースで姫島のアサギマダラの状況を紹介。→詳細はブログ2185
●5月18日、大分県姫島のアサギマダラは200−300頭に減少。一つのピークが過ぎた。標識数は94頭。09年はカラスの被害が著明。
  姫島の蛹はすべて羽化(中城氏)。→詳細はブログ2174
●5月19日、大分県姫島第二のピークが到来。2500頭の群舞読売新聞に取材記事が掲載された。→詳細はブログ2189
  大分合同新聞にも同じ頃の取材記事が掲載された。→詳細はブログ2191
■ここまでの総括。喜界島、姫島では09年はアサギマダラの動きが早いように思われる。奄美大島は例年なみ。淡路島も例年なみのよう。
 千葉県でもそこそこ見られる。以上から本州レベルで見ると、今のところ09年の発生個体数が少ないという根拠はないように思われる(栗田)。
■5月22日、大分県姫島で調査の1日目。SRS103-502のマーキング計400頭。本年の合計は502頭。
■5月22日、長崎県五島列島新上五島町(中通島)から大分県姫島に移動したアサギマダラを再捕獲。
  7日間260kmの移動。→詳細はブログ2178
■5月23日、大分県姫島で調査の2日目。SRS503-957のマーキング計455頭。本年の合計は957頭。
  5月20日の姫島の様子がこの日のTOS・テレビ大分の「ハロー大分」で紹介されました。→詳細はブログ2184
  TOSの取材をした野島亜紀アナの日記も参考になる。→→詳細はブログ2188
■5月24日、大分県姫島で調査の3日目。SRS958-1326のマーキング計369頭。本年の合計は1326頭。
■5月25日、大分県姫島で調査の4日目。SRS1327-1472のマーキング計146頭。姫島での累計は。1370頭。本年の合計は1472頭。
■5月25日、大分県姫島姫島小学校の生徒24人によるマーキング会の指導。約100頭標識。→詳細はブログ2180
 朝日新聞の取材記事ははブログ2183毎日新聞の取材記事はブログ2182西日本新聞の取材記事はブログ2181
 OBS・大分放送(テレビ)の放映内容はブログ2186。OAB(大分朝日放送)の取材。NHK大分放送の取材。
●5月26日、大分県姫島に第三のピーク到来。約2500頭の乱舞。
●5月26日、大分県姫島を5月11日に出てら福井県敦賀市に移動したアサギマダラが再捕獲された。
  15日間456kmの移動。→詳細はブログ2179

<姫島の自然・旅行体験> 070608更新

ブログ「アサギマダラと自然のよろこび」(栗田執筆)の記事から、姫島関連の記事をまとめた場所がSRS研究所のHP内にあります。
御参照ください。→「大分県姫島の自然・旅行体験」
<アサギマダラ生態図鑑>
アサギマダラの生態に関しては、以下をごらんください。→「アサギマダラ生態図鑑」
<アサギマダラと自然の喜び>
アサギマダラ関連のさまざまな記事と、自然に関する多様な記事は、ブログ自体をごらんください。→「アサギマダラと自然のよろこび」
(以下、過去の標識、再捕獲の記録などの項目について、作成準備中です)。


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