【今週のちょっといい話】 第1975話−第1979話

     
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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は10月22日・23日です(講師は栗田)」。
「遠隔者のための記憶法、心象法の1日集中講習を11月26・27日開講
                                   (講師は栗田)」。

「次回の初級速読法の半月集中講習は12月3日が初日です(講師は栗田)」。    
11月28日の定例会は『結念法(結念心玉操作法)』です。潜在意識の操作技術を指導します」。


第1975話(読者)■速読法・記憶法、共に使えたら可能性が広がる
   「本がいままでの10倍速く読める法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著、02年3月初版)の感想文。
「速読法・記憶法、共に、夢のような話です。自分も使えるようになったならば、どんどん可能性が広がると思います。是非、修得したい!!」。
   (SH。20歳。女性。愛知県日進市。050831受け取り)。


第1976話(栗田)■グランデコから埼玉県滑川町にアサギマダラが191km移動した(SRS13310。05年)<埼玉一例目>
「福島県のグランデコスキー場で放蝶したアサギマダラが、埼玉県で初めての例として、43日後に、滑川町で再確認されました。
 以下、その概略を説明します。
 2005年9月3日に、福島県のグランデコスキー場で、『SRS13310』とマーキングをしたアサギマダラを放蝶しました。
 それから43日後の10月16日に、埼玉県滑川町の国営武蔵丘陵森林公園で、上記のSRS13310が撮影され、アサギネット掲示板に投稿されました。
 グランデコから、国営武蔵丘陵森林公園までの距離は、約191kmです。移動方向は南南西になります。 
 グランデコを出発した集団が、東北エリアから中部日本を、どのようにして移動していくのか、ということはまだ十分には解明されていない大きな謎です。
 本例は、移動途中の空白のエリアでの出来事を知る上で、示唆的で興味深い事例です。
 これから分かることは、埼玉を抜けていくルートが存在するかもしれない、ということです。このような確認例がもっと増えることで、これまで見えていなかった移動の様子が次第に見えてくるとよいと思います。
 ちなみに、大分県姫島村で、2005年5月19日に標識し、翌日の20日に再確認したSRS1070という個体は、6月5日に、埼玉県比企郡嵐山町で再確認されました。
 上記のSRS13310が撮影された滑川町のポイントと、SRS1070が撮影された嵐山町のポイントは、9km以内の配置にあります。このような例からも、埼玉を抜ける移動路があるのではないか、と思う推論が強化されます。
 今後、同様な例が増えると、これまで、見えなかった移動経路が見えてくることが期待されます」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051013記載)。


第1977話(栗田)■グランデコから群馬県赤城自然園へアサギマダラが161km移動した(SRS10231 05.8/31)<第3例>
「05年8月31日に、グランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、群馬県の赤城自然園で再捕獲されたことが分かりました。
 これは『グランデコ→赤城』という移動の第3例になります。
 05年の8月31日に、福島県耶麻郡北塩原村のグランデコスキー場で、アサギマダラにSRS10231と標識をして放蝶しました。
 その蝶は、それから20日後の9月20日に、群馬県の赤城山の山麓にある赤城村の赤城自然園で、松本幸雄・大川美咲の両氏によって再捕獲されました。
 移動距離は約160km。移動方向は南西です。
 グランデコでマーキングがなされた個体は数多くありますから、赤城自然園での再捕獲はさらに増える可能性があります。
 毎年、東北のある場所から、関東のある場所へとアサギマダラが確実に飛んでいく現象を支えている能力に関しては、不思議がたくさん隠されています。
 グランデコから赤城自然園の移動の第一例は、SRS3209で「8/6標識→9/17再捕獲」でした。第二例は、SRS11549で「9/1標識→9/17再捕獲」でした。第三例(本例)は、SRS10231で「8/31標識→9/20再捕獲」されました。
 この3頭の標識日は異なっていますが、再捕獲日は近接しているので、いずれも同じ頃までグランデコに滞在していて、9月の初め頃にともに南下を開始したのではないかと推測しています」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051018記載)。


第1978話 ■SRS研究所のアオスジアゲハが羽化した!
(以下は、研究所に偶然に拾われて来たアオスジアゲハの幼虫のエピソードである1910話1918話1937話の続きです)
「2匹目のアオスジアゲハが蛹になったのは9月30日のことでした。
2、3日すると1匹目よりも少し白っぽい感じがしました。
 それから1週間ほどすると、茶色っ気を帯びてきて、
ハエに寄生されているかもしれない、との話が出て、
スタッフみんなで心配していました(栗田注:蝶の幼虫には寄生バエの幼虫が入り込んでいることがあり、実際に、文京区のアオスジアゲハの幼虫で、私自身が確認しています)。
 昨日(10月12日)には、茶色を通りこして、黒ずんでいて、
夜の9時頃に表面が2mm位、裂けているのをスタッフの一人が発見しました。
指が少し触れたとき腰をくねらすようにビクンと動いたので驚きました。
これはいよいよ駄目ではないか、と思ってしまいましたが、全く逆でした。
 今日(10月13日)、蛹になってからちょうど2週間で、
2匹目のアオスジアゲハが羽化しました。1匹目をさしおいての羽化でした。
 僕が見た時には壁際にとまっていて、写真撮影のために動いてもらおうと、
指を近づけると、研究所の部屋内を元気に飛び回りました。
天井にとまったり、スタッフの指に乗ったりしました。
何枚か撮らせてもらって、窓を開けると、元気よく飛び立っていきました。
この子は幼虫の時から、とても元気だったのを思い出しました」。
   (高○光○。SRSスタッフ&インストラクター。051013記載)。



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